モノづくりから人のサポートへとキャリアチェンジ
私は大学で機械工学科を専攻し、水車の研究を行っていました。就職活動では、研究と少しでも関連がある会社で勤務したいと思い、前職は栃木県にあるポンプ設計を行う会社で勤務していました。2年前に子どもが生まれたことがきっかけで、地元である福島県にUターンしたいという想いが強くなり転職活動を開始しました。
私が通っていた大学にロボット技術研究会があり、そこへアルパインで働ている方が来ていました。教授からその方に、アルパインのインターンシップを紹介してもらいました。もともと業種も興味があったのと、インターンシップで雰囲気がいい会社だと感じていたので、当時のことを思い出し直接採用担当に連絡をしました。面接では設計部門を希望しましたが、総務部門での入社になるということを聞き驚きはありましたが、まったく違う業種でもチャレンジしてみたいと思い入社を決めました。
結構いろんな人から「設計じゃない仕事になっちゃったけど後悔はないの?」と聞かれるのですが、総務の仕事はさまざまなことができ、やっていて楽しいと思っているのでまったく後悔はありません。自分に合っている仕事なんだと感じています。
思い込みの判断は危険──自分の目で確認しトラブルにはスピーディーに対応
現在は、建物の老朽化チェックや電気維持の管理、日々の点検、工事のスケジュール管理などを行っています。工場内の環境を整備して、社員の働き方をサポートすることがメインの業務です。平工場は夜間も稼働しているため、夜間にトラブルが起きた場合は業者も対応できないことが多いこともあり、工場内の不具合が起きないよう点検をしっかりと行っています。
とくに、工場では電気のトラブルが起きるとラインが止まってしまい大変なことになるので、毎日システムで監視しています。このシステムは昔からあったのですが、一昨年から計測地点をさらに増やし工場内のほとんどの電気について見える化を行いました。システムは、異常値を感知するとスマートフォンに通知が来るため、たとえば移動している最中でもすぐに行かなければならないものなのかその場で判断できます。
工場内での問題が起きないことが一番ですが、予期できない問題も起きたりします。そんな時もすぐに対応し、皆さんが不便なく仕事できるような職場にすることが私の任務だと感じています。
少ない人員で社員をサポート──作業効率アップのコツ
平工場の総務部門施設担当は2人体制ということもあり、1人が作成しなければならない資料の量が多いのでなるべくそこに時間がかからないよう工夫をしています。前職では22時くらいまで働いたりしていたこともあったのですが、今は子どもが生まれたということもあり、急ぎの業務でない場合も時間を気にせず行うという考えから今日確実にやらなければいけないことは何か、1日の計画を立てメリハリをつけて仕事をするようにしています。
平工場は、事務棟として3棟、工場棟として2棟とその他に倉庫棟(6号棟)、食堂棟、ボイラー室、水処理棟などそれぞれ分かれているので、その分点検に回っている時間も多いためメールの確認が遅れてしまうことがあります。以前、工事の業者の方からの請求書が添付されたメールを見落としてしまい、お支払いが遅れてしまったことがありました。
幸い大きなトラブルには至らなかったのですが、それ以来大事なメールは区分けをするようにし、きちんと優先順位をつけるようにしています。また、社内向けに報告資料を作成することも多いので、あらかじめテンプレートを作っておくことで作業効率を上げています。
また、大きなミッションとしては省エネルギーへの取り組みです。平工場としては、1990年から毎年1%ずつの消費電力削減に取り組み続けています。昨年は省エネの見える化をさらに進めるためアプリを導入しました。このアプリは、当日の工場全体使用比率をグラフ化でき、高度な電力の見える化を実現できるものです。必要な情報の画面を自ら作成できるので、率先して新しく画面を作成してさまざまな情報を一括で見られるようにしました。
省エネの取り組みに加え、再生可能エネルギーの取り組みも進めています。昨年は太陽光パネルの設置をしました。私のミッションは、社員の皆さんが心地よく働ける環境を維持すること、そして消費電力削減などの会社としてのミッションを自分の事のように考え、平工場では何ができるかを日々検討することです。
社員の声に耳を傾ける──頼られる人になるために
工場内でのトラブルを未然に防ぐために大切にしていることがあります。それは、社員の皆さんとのコミュニケーションを積極的に取ることです。それがなぜトラブルを未然に防げるかというと、会話をしていくうちに工場内で不便に感じていることや改善ポイントを話してくれたりするんですよ。
私も毎日工場を見て回っていますが、やはり実際に作業している人が感じる部分は違うと思っていて。そういった私では気づきにくい部分を、社員の皆さんとの会話を通して聞き出し、多くの方が不便に思う前に改善するよう心がけています。
まだ入社2年目ではありますが、今後の目標として平工場のことを聞かれたらなんでも答えられるような人になりたいという想いがあります。他の別拠点と比べると総務部門の人数が少ないですが、だからこそなんでも対応できるようにし、誰からも頼られる人になるためにいろいろなことを日々吸収しています。
工場には、電気主任技師という資格を持った人が勤務していなければならないという決まりがあります。現在は、もう1名のメンバーが持っていますが、私自身の知識を広げたいという想いもあって資格の勉強も進めています。3年以内にはその資格を取得し、「工場で一番頼られる人、信頼を持てる人」。そんなふうに思ってもらえるように精進していきます。
※ 記載内容は2024年3月時点のものです

