英語学習に打ち込んだ学生時代と、働きやすさが決め手となった就職活動
学生時代、私は語学スクールに通い、英語学習に打ち込んでいました。きっかけは、TOEICのスコアを上げたいというシンプルな理由でしたが、学びを深めるうちに英語そのものの面白さに気付き、生活の中で英語表現の意味を知ったり、洋楽の歌詞を理解できるようになったりと、日常の中で小さな成長を実感することがモチベーションになりました。語学スクールでの学習を通じてTOEICのスコアも大きく伸び、担当の外国人講師と一緒に喜んだ思い出は今でも鮮明に残っています。
就職活動では、将来にわたって事業が継続できる業界かどうかを軸に企業を探していました。入社は人生の大きな選択だと感じていたため、不安もありましたが、当社が自動車のブレーキ製品で高い専門性とシェアを持っていること、そして自動車業界が変化してもブレーキが不要になることはないという点から事業の安定性を感じました。最終的な決め手となったのは、就職イベントで採用担当の方が真摯に対応してくださり、「この会社で働きたい」と心から思えたことです。相談しやすい職場づくりに取り組む風土や、良好な人間関係の中で働けると感じたことも大きなポイントでした。
基礎を学んだ研修と、入社後に直面したコミュニケーションの壁
入社後は人事研修と技術研修を受けました。人事研修では、電話対応や名刺交換などの基本に加え、周囲に働きかける力を養う機会も得られ、これが今の業務の土台となっています。技術研修では物理学や統計学なども学び、実務に必要な基礎知識を身につけることができました。
その後、制御ブレーキ製品の品質保証部に配属されました。特に印象に残っているのは、アメリカでのトレーニー研修です。最初は会話を成立させるのが精一杯でしたが、現地メンバーの言い回しを真似したり、分からなかった表現を後で調べたりするうちに、自然なコミュニケーションができるようになりました。ジョークも交えた会話ができるようになった時は、自分の成長を実感しました。
この研修では、日本とは異なる仕事の進め方にも触れました。アメリカでは口頭での情報伝達が多く、納期管理も日本ほど厳しくありません。当初は少しルーズな印象を持ちましたが、関係者の人数や顧客の要望に応じて最適な方法を選んでいることに気付き、慣習だけで判断せず状況に応じた対応が大切だと学びました。
また、言語や文化に関わらず「伝える力」の難しさも痛感しました。自分の考えを簡潔に分かりやすく伝えられず、話が的外れになったり、無駄な言葉が多かったりと反省することも多くありました。そこで、簡潔に話す人の話し方を意識して真似たり、自分の発言を振り返ったりすることで、徐々に無駄のない表現ができるようになりました。
北米拠点との連携強化で感じたやりがいと、失敗から学んだ成長の軌跡
現在は、制御ブレーキ品質保証部で市場不具合品の品質保証業務を担当しています。顧客や仕入先、海外法人、社内関係部署と連携しながら、不具合原因の調査や対策を進め、市場不具合の低減に取り組んでいます。
特にやりがいを感じたのは、北米拠点との市場不具合監視連携強化活動です。日本の仕組みをベースに、北米の業務スタイルに合う形を検討し、北米メンバーと英語で相談しながら導入を実現しました。活動を進めるうえでは、北米にはない考え方や日本でも明文化されていない前提があり、これらを丁寧に説明し納得してもらうことで、双方が納得できる仕組みを作ることができました。海外研修で得た経験や英語力を活かし、議論を重ねてプロジェクトをやり遂げたことは、自分の成長を大きく実感した瞬間でした。
一方で、業務遂行にあたり「できる・できない」ばかりを気にし、不要な業務を増やしてしまったり、必要な業務もすぐに諦めてしまったこともありました。今では、他者が必要と判断した業務は理由を確認し、納得できれば時間をかけて取り組み、不要だと判断できる場合は効率を重視するよう心がけています。
まずはマクロ習得をめざし、将来は人を育てる力を磨きたい
最近では、業務時間の見積もりや優先順位付けが正確にできるようになり、仕事量やスピードも向上しました。業務効率化のために、作業時間の大幅に削減できる表計算ソフトのマクロのスキル習得に取り組んでいます。
中長期的には、一人前として業務をこなすだけでなく、後輩の育成や組織課題の発見・解決にも貢献できるようになりたいと考えています。職場の上司の姿を見て、自分もいつかそのような役割を担えるよう、経験を積み重ねて力を磨いていきたいです。
最後に、これから入社を考えている方へメッセージをお伝えします。就職活動では「どんな企業を選べばいいのか」「自分に合った仕事が分からない」と不安を感じることも多いと思います。実際に配属され、業務を経験してみて、初めてやりがいを感じることもあります。興味がなかったり、知らなかった仕事でも、担当するうちにやりがいを見つけることができるかもしれません。当社には、挑戦できる風土と多様な人と協力し合える環境があります。周囲と人間関係を築きながら粘り強く取り組める方なら、必要な能力は経験を通じて身につけることができます。
この文章を読んでくださった皆さんが、将来「この会社に入って良かった」と感じられることを心から願っています。
