自動車のソフトウェア品質向上のため、長期的なゴールを見据えて妥協せずに取り組む
自動車関連のソフトウェアテストを行う中部モビリティ第一事業部。和田が所属する第三課は大手自動車メーカーを担当し、系列企業も含めたソフトウェアの品質向上に一気通貫で取り組んでいます。
自動車には多くの組み込みソフトウェアが搭載されていますが、和田が担当するのは、それらを統合した際の動作確認を行うテストです。
「例えば、バッテリーが上がってしまう状態を防ぐためには、自動車が一連の動きをした後にきちんとスリープ状態に入らなければいけません。そのためにはいくつものソフトウェアが連動するのですが、その挙動が正しいかどうかを確認するのが私の役割です」
ベリサーブでは、このテスト設計においてモデルとなる状態遷移図から自動的にテストケースを作成するMBT(モデルベースドテスト)を導入。そのため、対象機能に関わる複数の仕様書を読み込み、挙動を可視化した状態遷移図を作成することも和田の仕事です。
「100を超える仕様書を読み込みます。もちろん、ただ読み込むだけではなく、他の仕様書との矛盾がないかなども確認する必要があります。
MBTは日本ではまだ新しい手法なので手探りで進めている段階ですが、モデルを作ってテストの手順書を作成し、実際の車を使ってテストを実施するところまで取り組んでいます」
2024年にベリサーブに入社した和田の前職は、学習塾の運営。まったく異なる業界からの転職ですが、仕事において大切にしていることは変わらないと話します。
「私が以前から大事にしているのは、『仕事のための仕事をしない』こと。1カ月先、3カ月先、1年先を見た時に、目の前の仕事がどうつながるのか。それを見据えた上で、依頼されたことにプラスして必要なものを考えることが大事だと思っています。
また、妥協せずに品質を追求することも心掛けています。もちろん、チームで仕事をするので、それぞれがベストだと思うものが違うこともありますが、お互いの考えを調整しながら納得いく品質を求めていくようにしています」
教育からITへ──業界が変わっても変わらない「より良い社会」への思い
学生時代に教員免許を取得し、塾講師のアルバイトをしていた和田のキャリアのスタートは2017年。学習塾を運営する企業に入社したのは、「より良い社会を作りたい」という思いからでした。
「少し大げさな話ですが、『皆が勉強を好きになれば、明るく楽しい社会を作ることができる』と考えていて。子どもたちが論理的に考える力を身に付けることができれば、より良い社会を作ることにつながるのではないかと思うのです。
私も勉強が得意というわけではなかったので、『一人でも多くの子が勉強に苦手意識を持たないようにしたい』と就職先に学習塾を選びました」
教室長として生徒を指導する他、講師の採用やカリキュラムの策定、営業活動などを行っていた和田。子どもたちの成長がやりがいだったと話します。
「自分たちが準備したことが実って生徒の成績が上がったり、志望校に合格したり。目標をかなえていく姿を見るのが楽しかったですね」
その後転職を考えるようになったきっかけは、テクノロジーによる教育業界の変化を実感したことでした。
「DXが進み、オンライン学習やEdTech(エドテック)で教育の仕方が変わってきたのです。学習塾でもこれまでより低価格のプランが出てくるなど、身の回りでも変化が起こりました。
私自身がその変化を感じる中で、ITを軸にした会社であれば、いろいろな業界に関わりながら社会をより良くすることができるのではないかと考えるようになりました」
当初はシステム開発を行う企業を中心に転職活動をしていた和田。「まったく知らなかった」というベリサーブに興味を持ったのは、「品質を創造する力でイノベーションを加速し、未来に続く幸せを実現する。」というパーパスに惹かれたことがきっかけでした。
「『未来に続く幸せを実現する』という言葉が刺さりました。会社が進もうとしている道と自分の望む道が擦れ違うことのないよう、応募する会社のパーパスや理念はしっかり確認していたのですが、特にこの言葉に惹かれたんです。
私は、仕事を通して幸せな社会を作ることに貢献したい。多くのものにソフトウェアが関わる時代に、その品質を担保することでより良い社会に貢献できることに魅力を感じました」
充実した研修と積極的に学ぶ姿勢で、未経験でも「頼ってもらえる」強みを作る
未経験でのスタートながら、テスト業務は自身の性格にも合っていると和田は話します。
「私は妥協したくない性格で、細かいことも気になるタイプ。品質を上げることやテストを行うという仕事にはマッチしていると感じます。また、仕組みを知ることも好きなので、車がどういう仕組みで動くかを学べるのも面白いですね」
当然、技術や知識は先輩たちにすぐに追いつくことはできませんが、自分の得意分野を生かして貢献することも心掛けていると続けます。
「覚えることは得意なので、仕様書を誰よりも読み込んでテストの際に他のメンバーからの質問に答えられるようにしたり、ソフトウェアテストの資格であるJSTQB認定テスト技術資格を取得したり、自分が頼りにしてもらえることを作れるよう積極的に勉強しています」
こういった姿勢を後押しするのが、ベリサーブの充実した研修制度です。
「入社時には中途社員向けの基礎研修があり、その後は指導係の先輩について実務を学びました。社内研修の動画が豊富にあることに加えて、エンジニア向けの動画学習プラットフォームも無料で利用できます。カリキュラムに合わせて動画で学べることはもちろん、資格取得の際にも役立ちました。
他にも、車の構造について勉強するための書籍を購入する場合には、その費用を補助してくれる制度などもあり、知識やスキルを身に付けるためのさまざまなサポートがあります」
ソフトウェアテストのスペシャリストを目指し、必要不可欠な知識やスキルを着実に身に付けている和田。しかし同時に、その知識やスキルを生かすための力の大切さも感じていると言います。
「重要なのは問題解決能力だと実感しています。ゴールを目指す過程でさまざまな課題や問題が発生しますが、それらを発見して解決していく力は、どの仕事においても大切なのだと気が付きました」
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学ぶ姿勢と働きやすさをサポートしてくれる環境で、「未来に続く幸せ」を実現する
テストエンジニアとして、常に論理的な思考と自ら学ぶことを大切に成長している和田。ベリサーブには、同じように主体的に仕事をしている人が多いと話します。
「まだ入社して1年ほどですが、会社という船に『乗っているだけ』ではなく、その船を『自分で漕ごうとしている人』が多いと感じます。それが刺激になり、自分も頑張りたいと思えます。
また、のびのびと仕事ができる空気感も魅力です。私が勤務する広島の拠点は、それほど人数は多くないのですが、皆が集まるととてもにぎやかで、声をかけてもらったり食事に誘ってもらったりすることもあり、温かい雰囲気があります」
小さな子どもがいる和田は、ワークライフバランスの取りやすい環境も働きやすさの理由だと続けます。
「子どもの体調が悪い時など、上司や周りの人たちが『子どもを優先してください』と言ってくれるんです。そういった面でも安心感を持って働ける職場だと感じています」
先を見据えて目的を明確にすること、妥協しないこと。前職から変わらぬスタンスを軸に、未経験からのキャリアチェンジでもスピード感を持って成長している和田は、自らのキャリアステップも具体的に描いています。
「まずは、この1年でテストの設計から実行までのサイクルをしっかり把握することを目標にしています。2年目では、同じサイクルを上司や分室室長がどういった視点で見ているのかを意識しながら仕事をしてみたいと考えています。
その時に、自分の目に何が見えてくるのかは分かりませんが、将来的には一つのプロジェクトを任されるような立場に挑戦してみたいですね。
そのためにはやはり、目の前の業務がこの先どうつながっていくのかを考えながら仕事をすること、その答え合わせをしながら改善していくことを大事にしたいと思います」
積極的にスキルアップに励む姿勢と、安心して働ける環境で、新たな角度から「未来に続く幸せ」の実現を目指します。
※ 記載内容は2024年2月時点のものです
※ 記事内で”中部モビリティ第一事業部”と表記している組織は、2026年度の組織改編以前の名称です。現在は組織再編により、”モビリティ本部 プロダクト品質技術第三部”などに再編されています。

