応募者ファーストを貫く採用責任者としての日々
私は現在、アーバンソリューションサービス本部の中途採用課に所属し、大阪エリアの採用責任者として日々業務に取り組んでいます。私たちのチームのミッションは、建築系技術者の採用人数を確保し、事業拡大に向けて人材の観点から貢献していくことです。
私の主な業務は、中途正社員と契約社員の採用活動全般です。応募者への面接対応やフォロー、求人票の作成、人材紹介会社との関係性構築など、母集団形成に向けた幅広い取り組みを行っています。採用責任者として、採用人数の進捗管理やチームメンバーのサポート、チーム全体の運営管理も担当しています。
一日のスケジュールは、毎朝の採用課内での朝礼から始まります。その後は応募者の書類選考や日程調整、面接対応、選考フォローといった直接的な採用業務に加え、人材紹介会社との打ち合わせや求人票の作成・修正など、継続的な母集団形成のための業務を並行して進めています。
仕事をする上で私が最も大切にしているのは「応募者ファースト」という考え方です。常に応募者の視点に立って話をすることを意識し、ご縁を感じて入社していただけるような振る舞いや対応を心がけています。また、入社後のミスマッチが発生しないよう、丁寧な対応を徹底しています。
面接では、応募者の方がリラックスして臨めるような雰囲気作りを重視しています。そして、応募者の方が転職にあたって何を本音で求めているのか、今回の転職理由が当社への入社によって実現可能なのかといった視点で対応することを心がけています。当社とのマッチング度合いや、長期的に働いていただけるかどうかを見極めることも重要なポイントです。
不動産営業から人材業界へ、そして建築業界への転職の軌跡
私のキャリアは新卒で入社した不動産会社からスタートしました。約3年間、不動産売買の仲介営業として、事業用不動産や投資用不動産を中心とした商材を取り扱いながら、ルート営業を中心に新規営業も並行して行っていました。数字に厳しい不動産業界の中で、売り上げを達成するために常に数字を意識し、逆算で行動することの重要性を学んだのです。半期で1,200万円の売上目標に対して実績1,800万円を達成できたときは、この逆算思考の効果を実感しました。
3年間同じ部署で経験を積む中で、ふと「この先も同じ仕事の繰り返しになるのではないか」という不安が芽生えました。新しいことにチャレンジしたいという気持ちが強くなり、元々興味があった人材業界への転職を決意しました。営業経験を活かしながら、将来的には会社の人事を経験することも視野に入れていたのです。
人材紹介会社では約1年間、リクルーティングアドバイザーとして自動車業界で働きたい人材に対する転職支援を行いました。企業担当業務を主に担当する中で、とくに印象に残っているのは、一度採用が決まった方が企業都合で内定取り消しになった際に、「もう一度お願いしたい」と言っていただけたエピソードです。この経験が、応募者目線に立って物事を考えるきっかけとなり、人材は単なる数字ではないという大切な気づきを与えてくれました。
1年間の人材業界での経験を経て、次の転職先を考える際には、大学で学んだ建築領域の知識を活かせること、営業で培った目標を追いかけるスキル、そして興味のある事業を行っている会社という軸で探していました。大学時代から漠然と建築業界で働くことを考えていましたが、設計などの技術的な仕事は自分には向かないと感じ、営業職を中心に検討していたのです。
78名採用達成の裏側と、第三者視点を身につけた成長の軌跡
入社してから最も印象に残っているのは、2024年度に78名という大きな採用目標を達成できたことです。この数字だけを見ると順調に思われるかもしれませんが、その過程では多くの困難がありました。とくに苦労したのは、応募者が求める転職条件と企業側の条件が合わない場面でのカウンタートークでした。給与面や勤務地、働き方など、どうしても譲れない部分がある応募者に対して、どのようにアプローチすれば良いのか、日々試行錯誤の連続でした。
最初の頃は、企業側の論理で話を進めてしまうことが多く、応募者との距離を縮められないケースが頻発していました。しかし、この経験を通じて大きな気づきを得ることができました。それは、相手の立場に立って考えるだけでなく、第三者の視点からも状況を俯瞰することの重要性です。応募者と企業、双方の利益を考え、win-winの関係を築くためには、感情的にならずフラットな目線で判断することが不可欠だと学びました。
前職の営業経験で培った数字への意識は、年間採用計画数の多いこの仕事において大いに活かされています。目標に向かって逆算し、月次・週次で進捗を管理する習慣は、採用業務でも同様に機能しました。ただし、営業時代とは異なり、単純に数字を追うだけでは成功できないことも実感しています。現場の声と応募者の声、両方に真摯に耳を傾け、お互いが納得できるポイントを見つけ出すことこそが、本当の意味での採用成功につながるのです。この視点の変化こそが、入社後の最も大きな成長だと感じています。
採用のプロフェッショナルとして描く未来への挑戦
採用担当者として、私にはまだまだ成長していきたい分野があります。短期的な目標として、より建築の技術専門職の方への対応を充実させ、採用担当者として一人前になることをめざしています。建築業界特有の専門性を理解し、技術者の皆さんが求める情報を的確に提供できるようになりたいと考えています。
中長期的には、目の前の応募者対応だけではなく、もっと大きな視点で採用に関わっていきたいという思いがあります。転職潜在層に向けた先を見越した採用計画立案や、採用業務フローの構築に挑戦してみたいのです。これまでの経験を活かしながら、より戦略的な採用活動を展開することで、会社の成長に貢献していきたいと思っています。
採用候補者の皆さんには、ぜひ当社の組織力に注目していただきたいです。私たちは業界全体の業務効率化を推進しており、個の力を掛け合わせたチーム力が大きな魅力の一つだと感じています。変化を恐れず新しいことにチャレンジできる柔軟性と積極性を持った方であれば、きっと活躍していただけると思います。
とくに、先にある課題に対して先回りをして改善策を考え、積極的に行動できる方にジョインしていただきたいと考えています。そのような方と一緒に働くことで、私自身も更なる成長を遂げることができると確信しています。採用という仕事を通じて、会社と人材をつなぐ架け橋として、より大きな価値を創造していきたいです。
