データで社会を良くしたい──文系出身から始まったDXコンサルタントの道
学生時代は経済学を専攻し、修士課程では高齢化社会における交通事故の発生要因について研究していました。研究テーマを選んだ背景には、私の祖父母が高齢であっても運転せざるを得ない地域に暮らしており、高齢者の交通事故の報道を他人事に思えなかったということがあります。
実際の交通事故データや、周辺の商業施設の有無、人口密度といった地理データを用いて、統計的手法で事故が発生しやすい場所を予測する研究です。こうした経験から、卒業後はデータを活かして社会に貢献できる仕事がしたいと思うようになりました。
最初に就職したのは、大手通信会社とコンサルティング会社によるジョイントベンチャーです。データサイエンティストとして入社し、最初の3年間はQR決済サービスの利用促進プロジェクト、その後は通信サービスの解約抑止プロジェクトを担当しました。
1年目は、データアナリストとしてコードを書いて分析や機械学習を行い、データサイエンスの基礎を習得。2年目、3年目からは、クライアント向けの戦略立案など、よりコンサルティングに近い仕事を担うようになり、自分の強みを活かせる領域にシフトしていきました。
そして、4年目にマネージャーに昇格したのをひとつの区切りとして、転職を考えるようになりました。自分が培ってきた知識や経験を、まだDXがあまり浸透していない企業で活かしたい──そんな想いで新しい挑戦の場を求めていたところ、出会ったのがトレイルブレイザーでした。
JR西日本という、リアルからオンラインまで幅広いサービスを展開する企業の事業に携われること。そして、フルリモート・フルフレックスという自由度の高い働き方ができる環境。ここでなら、これまでとは異なる角度から自分の力を試せると感じ、転職を決めました。
リアルとオンラインでつなぐ接点──データで届ける、“使いたくなる”サービス
2024年11月にトレイルブレイザーへ入社し、現在はDXコンサルタントのマネージャーとして、2つのプロジェクトに携わっています。1つめは、JR西日本が展開する「WESTERポイント」の利用促進です。このポイントサービスは、より多くのお客様にJR西日本のサービスを継続的にご利用いただくための取り組みの一つです。
何よりも大切なのは、お客様自身が「貯めたい」「使いたい」と思えることだと考えています。 性別や年代、居住地、普段どのくらいJRのサービスを利用しているかなど、さまざまなデータを掛け合わせ、よりパーソナライズされた情報をお届けすることで、顧客ロイヤルティの向上につなげています。サービスの魅力を“必要な人に、必要な形で”届けられるよう、データを活かしたマーケティングを支援しています。
もう1つは、ECサイト「WESTERモール」のプロジェクトです。こちらは「いつでも、どこでも、旅とお買い物のワクワクを手のひらに」をキャッチコピーに、2024年4月にローンチされた新しいサービスで、西日本各地のお土産をオンラインで購入できるのが特徴です。
鉄道で訪れた旅先の思い出と、手元でのお買い物体験をつなぐこのサービスは、これからの広がりがとても楽しみな領域です。現在は、サービスの運営に必要な「データを活かせる土台づくり」に注力しています。マーケティング施策の検討における示唆の導出や意思決定につなげられるよう、データ活用の仕組みを整備中です。私たちはこれを「データインフォームド」と呼んでおり、データを可視化して、現場や関係者がより良い意思決定を行えるよう支援しています。
JR西日本が持つ“リアルな接点”の強みと、トレイルブレイザーが持つ“データ分析力”をかけ合わせながら、より多くのお客様に価値あるサービスを届けていけるよう、日々取り組んでいます。
責任があるから面白い──マネージャーとしてのやりがいと日々の仕事
一日の働き方としては、フルリモート・フルフレックス制度を活用し、自分の生活リズムに合わせて働いています。午前中は、進行中の2つのプロジェクトに関する社内ミーティングを行うことが多いですね。
私が所属しているデータコンサルティング事業部には、DXコンサルタントとデータサイエンティストという2つの職種があります。プロジェクトチームは、私を含むDXコンサルタント2名に加えて、データサイエンティストが3〜5名ほど加わる形で構成されています。マネージャーとして、プロジェクト全体をどのように進めていくべきか、その方向性を描き、必要なデータ分析をデータサイエンティストチームに依頼しながら、チーム全体でプロジェクトを推進しています。
午後は、JR西日本の担当者とのミーティングや、社内のリーダー職ミーティングが入ることが多いです。社内では案件管理の定例会などを通じて、自分のプロジェクトだけでなく他チームの情報も共有します。たとえば、他プロジェクトにも影響を及ぼしそうな課題の共有や、研修・1on1制度の改善案など、マネジメント目線での議論が中心です。
トレイルブレイザーでDXコンサルタントとして働く面白さは、正式なプロジェクトになっていない段階でも、クライアントと「壁打ち」ができることです。たとえば、JR西日本の担当者が「何か課題はありそうだが、まだ整理しきれていない」と感じていることに対し、2〜3人のメンバーで集まって相談します。「これはまだ様子見でよさそう」「これは明確に取り組めそうだからプロジェクト化しよう」──そんなやり取りを通じて、新しい仕事の種が生まれていきます。
一方、マネージャー職の一番のやりがいは、やはり「責任を持てること」だと感じています。自分で意思決定をして進める。そして、その決断が結果につながったときは、大きな手応えがあります。プロジェクトに関わる人が増え、良いチームになっていく過程を見られることも、やっていてよかったなと思える瞬間です。
地方から日本を盛り上げる──リアル×オンラインで広がる可能性
今後は、現在関わっているWESTERポイントやWESTERモールを軸に、「WESTER経済圏」の拡大に貢献し、お客様により質の高いサービスを届けるお手伝いができたらと思っています。DXコンサルタントとして、クライアント自身がまだ課題として認識していないような“潜在的なニーズ”をデータから掘り起こし、プロジェクトとして形にし、より良い方向に導いていけるよう、引き続き力をつけていきたいです。
また、個人的には、祖父母が暮らすような地方の活性化にも強い関心を持っています。JR西日本が持つ鉄道や商業施設というリアルな接点と、WESTERアプリやWESTERモールのようなオンラインの接点をかけ合わせることで、顕在課題を解決し、地方に新たな活力をもたらす取り組みができたら嬉しいです。
トレイルブレイザーへの転職を考えている方へ
トレイルブレイザーは、フルリモート・フルフレックスという柔軟な働き方ができる環境が整っている会社です。また、指示を待つのではなく、自分自身で考え、当事者意識を持ってプロジェクトを動かしていく主体性も求められます。その分、裁量の幅は広く、責任も大きいです。だからこそ、チャレンジしたい人にとっては、きっと面白い環境だと思います。
自分の意思で考え、動き、形にしていく。そんな働き方がしたいという方と、ぜひ一緒に働けたら嬉しいです。
※ 記載内容は2025年5月時点のものです
