スペインサッカーへの憧れから始まった、グローバルキャリアへの道
私は国際文化学部でスペイン語を専攻していました。スペイン語を勉強しようと思ったきっかけは、高校時代に良くスペインのサッカーを見ていて、かっこいい言語だと思ったからです。その後、スペインとメキシコへの留学も経験し、語学力を磨いていきました。大学ではゼミで短編映画の制作などの映像制作にも取り組みました。構想から上映までチームメンバーと一つずつ作り上げていく過程がとにかく楽しく、制作した短編映画が学部内の学会で最優秀賞を受賞したことは今でも印象に残っています。サッカーサークルでの活動も続けていました。
就職活動では、スペイン語を活かせるグローバル企業を軸に企業を探していました。専門商社やメーカーなど、海外と関わる仕事や将来的には海外駐在ができる環境を求めていたんです。同世代より1年後に就活をしたので、孤独感は感じていましたが、軸ははっきりしていたので迷いはありませんでした。
入社前は、自動車ビジネスをメインのコア事業として注力している総合商社というイメージを持っていました。入社を決めた理由は複数あります。前職でのスキルや経験が生かせる自動車業界の仕事だったこと、自動車ビジネスにおける事業領域が広く自身のキャリアや専門領域にも拡張性があると思ったこと、そして海外拠点も多く将来的な海外駐在のチャンスも多いと思ったからです。採用選考で印象に残っているのは、オファーをしてくれた当時のグループリーダーが私の入社後のキャリアまで考えてくれていたことです。他社と比較して、人の好さやトヨタグループとしてのDNAに魅力を感じました。
中途入社研修とキャリアのスタート、そして予想外のグローバル環境
入社後は同じ年度にキャリア入社した社員向けに2日間の研修があり、豊通の歴史や哲学をワークショップをメインに体験するプログラムを受けました。この研修は会社を理解する上でかなり役立ったと感じています。実際にワークショップを通じて体感することで、豊通がどのような考え方で事業を展開してきたのかを深く理解することができました。
入社後から2年数か月ほどはトヨタの完成車の海外営業を行っていました。そして2025年4月からは、スバルの完成車の海外営業として、別のブランドを別の地域で担当しています。異なるメーカー、異なる地域を経験することで、幅広い視点を得ることができています。
入社後に感じたギャップとしては、ほとんどの社員がビジネスレベルの英語が喋れることでした。最初は喋れず、仕事をしながら覚えたという社員もいるのですが、それだけグローバルなビジネスを行っているということだと思います。この環境に身を置くことで、自然と語学力も磨かれていく実感があります。
世界とつながる海外営業。商流変更の成功と臨機応変な交渉力の習得
現在私はマルチブランド事業部に所属し、スバルの新車を海外の代理店向けに販売する海外営業と新規市場の開拓を担当しています。チームリーダーとして、周囲を巻き込みながら業務全体を推進する役割を担っています。
この仕事で最も印象に残っているのは、取引先との商流を変更することで、双方にとって収益改善を実現できたことです。ただ、この実現までの道のりは決して平坦ではありませんでした。商流変更には膨大な情報が必要で、取引先に開示してもらわないと判断できない内容もありました。そのため、ロジカルに説明し説得するための資料作成とプレゼンに力を注ぎました。また、合意形成が必要な関係者が多かったため、誰にとっても分かりやすい資料作成を心掛け、効率的に合意形成のスピードを上げることに注力しました。取引先に提案を受け入れてもらうため、収益的・資金的にどのくらいメリットが発生するのかを定性・定量の両側面で伝えました。さらに、提案期間中に別件でもサポートを行い、取引先の決裁者に信頼してもらえるよう努力しました。
一方で、同じ業界でも会社によって考え方が異なり、交渉の進め方を臨機応変に変えていく必要があったことには苦労しました。この経験を通じて、ビジネスを通じて世界は繋がっていることを日々実感しています。育ってきた環境や文化は違えど、話せば分かり合えるということを学びました。学生時代と比べて、正解のない中で考え、判断し、人を巻き込みながら前に進める推進力や、複数の物事を同時に進めるタスク管理、仮説志向などが成長したと感じています。
海外でのPDCA実行から経営企画へ。ワークライフバランスを軸にキャリアを描く
短期的には、営業の現場である海外で実際に自分やチームが検討した各施策を実行してPDCAを回していくような、ダイナミックで且つ手触り感のある仕事に挑戦したいと考えています。そのために現在抱えている業務をしっかり対応して結果を残すことを意識しながら、日々取り組んでいます。中長期的には、会社全体の事業方針を考えるような経営企画で、企業価値向上のための戦略を考えていきたいという目標があります。そこに至るまでには、現在担当している国や地域軸で、他本部と連携して関係性を構築することが必要だと考えています。キャリアを考える上では、ワークライフバランス、家族が最優先であることを軸に、キャリアも諦めないという価値観を大切にしています。これから入社する皆さんには、世の中の色んなニュースに関心を持っておくことを準備しておいてほしいですね。最後に一つお伝えしたいのは、社会人は楽しいということです。グローバルな視点で積極的にチャレンジできる方、チームワークを大切にする方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。

