「自分が納得するまで頑張りなさい」その一言が入社の決め手に
学生時代、私が最も力を入れたのは「とにかく時間を使い尽くすこと」でした。国際教養学部でグローバルヘルスを専攻していたのですが、そもそもこの専攻を選んだ理由は、日本全国でもここでしか学べない希少性の高い分野だったからです。希少なものに惹かれる性分というのもありましたが、幼少期に病気を経験したこと、そして語学が比較的得意だったことも重なり、自然と選んでいました。授業を通じてさまざまな文化や価値観に触れることで、自分自身の視野が着実に広がっていくのを感じていました。
学業と並行して、社会人ソフトボールチームにも参加していました。もともと中学・高校は野球部だったのですが、父親がソフトボールチームに所属していて、試合に人数が足りないからと誘われたのがきっかけです。いざプレーしてみると、野球とはまた違う魅力があって夢中になりました。大学4年間在籍し続け、最終的には県選抜にも選ばれるまでになりました。幅広い年齢層のメンバーと一緒にチームをつくる経験は、今の自分に大きく影響していると感じています。
アルバイトも複数掛け持ちしながら、国内外への旅行も積極的に行い、暇な日をつくらないことを意識していました。「学生時代にしかできないことがある」という感覚が常にあって、とにかく多くのことに飛び込んでいたように思います。
就職活動を始めるにあたって、まず自分の強みとは何かを真剣に考えました。中高6年間はインターナショナルな学校に通い、野球部のキャプテンとして多様な文化的背景を持つメンバーをまとめた経験。高校時代には研究が認められてフィリピンへ日本代表として訪問し、その後もカナダへの留学や再度のフィリピン渡航など、複数の海外経験を重ねてきました。現地の文化や生活にいち早く馴染み、人脈を広げることが自然とできていた。そこから気付いたのが、「適応力」という自分の強みでした。変化を好む職種や、自分自身をブランディングして売り出せる営業職を軸に企業を探していきました。
ただ、就職活動の年はコロナ禍の真っ只中で、第一希望だった職種への道が突然閉ざされてしまいました。路頭に迷いながらも活動を続ける中で、多くの企業から早急な意思決定を求められ、焦りを感じることも少なくありませんでした。そんなときに出会ったのが今の会社です。人事の方から言われた言葉が、今でも忘れられません。「新卒というブランドを使って就職活動できるのは人生でこの1回しかない。自分が納得するまで頑張りなさい」——その言葉に、背中を強く押してもらいました。私は縁や仁義をとても大切にしています。就職活動という苦しい時期に寄り添ってくれたその姿勢が、入社を決意する最大の理由になりました。
コロナ禍のオンライン研修から実務へ。「机上の空論」と感じた、リアルな現場との壁
入社したのはちょうどコロナ禍のタイミングだったので、研修はすべてオンラインで行われました。初日から店舗に配属されて、パソコンの画面越しに動画で研修を受けるという形です。トヨタとレクサスで最初から完全に分かれていたこともあり、同期と顔を合わせる機会もほとんどなく、少人数でひたすら画面に向かっていた記憶があります。
研修の内容は、レクサスの車についての知識はもちろん、どんなお客さまにどのような接客・対応が求められるのかという、レクサスブランドならではのサービスの在り方を学ぶものでした。最初からレクサスに特化した内容だったので、ブランドへの理解は深められたと思います。
ただ、オンライン研修だったがゆえに、どうしても経験できなかった研修が多かったのも正直なところです。他の店舗に出向いての実地研修や、工場で実際に車を見るといったプログラムが軒並みなくなってしまい、「見て、触って、やってみる」という体験が一切ないまま現場に出ることになりました。実際に仕事を始めてみると、研修で学んだことと現実の業務との間にはっきりとしたギャップを感じました。まさに「机上の空論」という言葉がぴったりで、知識としては持っているのに、実際の場面では思うように動けない、という感覚です。
それでも、現場にすぐ出るというスタイルだったからこそ、研修で学んだことをすぐに実践して、また振り返って、というサイクルを繰り返せたのは良かったと思っています。土台をきちんと作ることの大切さは、このときに強く実感しました。また、アルバイトと正社員の仕事は似て非なるものだということも、身をもって感じた時期でした。責任の重さや、一つひとつの行動が持つ意味の違いを、日々の業務を通じて少しずつ理解していきました。
入社後に感じたギャップとして印象に残っているのは、同じ職場の中でも、本当にできる人とそうでない人がはっきり分かれるということです。その差は環境や条件よりも、自分がどこを目指すかという意識の違いによるところが大きいと感じました。環境のせいにしようと思えばいくらでもできる。でも、腐らずに頑張り続けるかどうかは、結局自分次第なんだということを、入社してまもなく学んだ気がします。
昨年は店舗販売台数1位。「先輩の真似」から生まれた、お客様本位の仕事術
現在、私はレクサス店舗でライフコンサルタントとして働いています。ライフコンサルタントとは、車の販売にとどまらず、生命保険や火災保険といった各種保険商品の提案も含め、お客さまの人生そのものを車を起点に豊かにしていくことをミッションとした役割です。
日々の業務でまず大切にしているのは、車を売ることはもちろんですが、店舗全体の損益を意識することです。レクサスアシスタントやエンジニアとも連携しながら、JAF(ロードサービスを提供する一般社団法人)の加入案内など、さまざまな販売商材にも目を向けています。役職という肩書きはまだありませんが、中堅として先輩と後輩の橋渡し役を担い、上を見て下を見て、常に周囲に目を配ることが自分の役割だと思っています。
そんな私が仕事の上で一番大切にしてきたのが、「先輩の真似をする」ということです。入社してからの約4年間、先輩セールスが何を意図してお客さまにその言葉をかけ、その行動をとっているのかを、ただ観察するだけでなく完全に真似することで理解してきました。自分なりに噛み砕く前に、まずはそのまま再現してみる。そうすることで初めて、意図が身体でわかるんです。
特に印象に残っているのは、お客さまのご家族の誕生日にお菓子やケーキを用意しておくという、ちょっとした心遣いです。些細なことに思えるかもしれませんが、お客さまの情報をできるだけ細かくインプットして、「こうしたら喜んでもらえるかも」という気持ちを実際の行動に移すことを意識しました。こういった積み重ねが、お客さまとの信頼関係を築いていったのだと思います。
その成果が数字にも表れ、昨年は店舗内で販売台数1位を達成することができました。もちろん素直に嬉しい気持ちはありました。ただ、自分ひとりの力で獲ったとは到底思えていません。周りのセールス仲間、エンジニア、アシスタントの方々、そして長年お付き合いいただいているお客さまに育てていただいた結果だと感じています。可愛がってもらえる人間であり続けること、それ自体も意識的に取り組んできたことのひとつです。
仕事をする中で難しさを感じることも正直あります。お客様本位という言葉は言うのは簡単ですが、「どこまでやってあげればいいのか」の基準は本当に難しい。それでも今では、サービスが過剰になっていないか、一定の水準を超えていないかという判断が、自分の中でできるようになってきました。また、幼少期の経験から人の気持ちを察することはもともと得意な方だと思っていましたが、今の仕事を通じて「見る力・聞く力・察する力」がさらに磨かれたと感じています。
「レクサスの顔になる」ために。数字で1位を目指す挑戦と未来へのビジョン
短期的な目標として、まず何かしらの数字で1位を取りたいと思っています。車の販売でも保険でも、店舗単位でもエリア単位でも、とにかくひとつの指標でトップを目指す。数字というのはわかりやすいですし、自分の実力を証明する意味でも、何かしらの領域で1位という結果にこだわりたいんです。
もちろん、数字だけが仕事のすべてではないと思っています。数値に表れない部分——お客さまが感じる安心感や、言葉にはならないけれど伝わる誠実さのようなもの——そこを突き詰めていくことも同じくらい大事だと考えています。だからこそ、数字で結果を出しながら、それと並行して「レクサスといえば岡崎」と言ってもらえるような存在になっていきたいんです。
レクサスというブランドには、おもてなしの心や上品さといったイメージが人々の中にあると思います。私自身もそのイメージに寄り添いながら、お客さまが本当に満足できる接客を提供していきたい。そして最終的には、他のメーカーへ行った後でも「あの人はここまでやってくれていたな」と振り返ってもらえるような、見返りを求めない誠実さで関われる人物になることが目標です。
中長期的には、マネジメントの立場を目指しています。レクサスのセールスとして車を売る経験をしっかり積んだ上で、今度は人を育てたり、チームをまとめたりする役割を担いたい。どうすれば車が売れるか、どうすればレクサスというブランドをもっと多くの人に理解してもらえるか、どうすれば組織として強くなれるか——そういうことを考える立場になりたいんです。
そのための準備として、今は日々の業務の中で気になった点や改善できそうな点を積極的に発言するようにしています。業務の流れやシステムの中で「ここをこう変えたらもっとうまくいくんじゃないか」「このツールを使った方が効率的じゃないか」という提案を、小さなことでも意識的に続けています。マネジメントというのは、現場の課題を見つけて動かす力だと思っているので、今のうちからその感覚を磨いておきたいんです。
最後に、これから入社を考えている方へ伝えたいことがあります。車が好きでも、接客が好きでも、話すことが好きでも、どんなきっかけで入ってきてもいいと思います。大切なのは、入ってからどれだけ吸収しようとするか、自分次第だということです。向上心を持って、周りの人から学ぼうとするマインドがあれば、この環境はきっとその成長を後押ししてくれます。研修制度もしっかり整っていますし、さまざまな考えを持つ人たちと触れ合える規模感もあります。自分の仕事にプライドを持ちたい、日本を代表するブランドの現場で力をつけたいという気持ちがあるなら、ぜひ一緒に働きましょう。この縁も、何かの巡り合わせだと思っています。皆さまの入社を心よりお待ちしております。

