「世界のトヨタ」とバレーの両立。副キャプテンが描いた就活の一本道
学生時代に最も力を入れていたのは、バレーボール部での活動です。部員数は60名を超える大所帯で、4年生のときには副キャプテンを務めました。チームをまとめるために意識していたのは、後輩や同期とのコミュニケーションを日々欠かさないこと。相手が何を求めているかを考えながら言葉を選ぶことを、常に心がけていました。その積み重ねが実を結び、チーム一丸となって全日本インカレで3位という結果を残すことができました。日本大学の歴史を塗り替える成績で、本当に誇りに思っています。
4年生のときにはコロナウイルスの集団クラスターが発生し、チームが集まって練習できない時期が続きました。そんな状況でも他の大学と差をつけたいという思いから、ビデオ通話を使った全体トレーニングの実施や、一日一回は必ず全員と連絡を取り合うなど、できることを工夫してチームの状態を維持し続けました。副キャプテンとして、チームメイトの体調管理にも気を配り続けた日々は、今でも印象深く記憶に残っています。
就職活動では、「仕事をしながらスポーツに全力で取り組める環境」を軸に企業を探しました。バレーボール一本で生きていく道もゼロではありませんでしたが、現実的に考えると、バレーボール選手としてのキャリアには終わりがあります。将来のことも見据えたとき、仕事との両立ができる環境に身を置きたいと思ったのが、その軸を持つようになったきっかけです。また、人とコミュニケーションをとることが好きだったので、店舗スタッフとともに切磋琢磨しながら営業に取り組める仕事をしたいとも考えていました。
バレーボールに集中したかったこともあり、就職活動はできるだけ早く終わらせたいと思っていました。そこでトヨタ自動車一本に絞って活動を進めることにしました。入社前のイメージとしては、会社全体の雰囲気が明るく、スポーツも盛んな企業というものがありました。選考はちょうどコロナ禍の時期と重なり、面接はZOOMでのオンライン形式でしたが、画面越しでも会社の活気のようなものは伝わってきた気がします。
入社の決め手はいくつかありました。まず、同じバレーボール部出身の大学の先輩がすでに在籍していたこと。同じ環境を知る先輩がいるというのは、とても心強かったです。次に、バレーボールを続けながら仕事も両立できると確信できたこと。そして、車に特別詳しくなくても誰もが知っている「世界のトヨタ」という圧倒的なブランド力と、会社としての土台がしっかりしていると感じたことです。これだけの基盤がある会社なら、長くキャリアを積んでいけると思い、入社を決めました。
「車を売るだけじゃなかった」。研修で気づいた、正解のない仕事の奥深さ
入社後はまず、社会人としての基礎を身につけるための研修からスタートしました。挨拶の仕方や言葉遣いといったビジネスマナーはもちろん、車に関する基礎知識、そしてグループディスカッションなど、さまざまなプログラムが用意されていました。
その中でも特に印象に残っているのが、営業話法の研修です。どのように話せばお客さまに伝わるか、どんな流れで会話を組み立てるかを体系的に学んだことで、現場に出てからも大いに役立っていると感じています。研修を通じて、「伝え方」には技術があるのだということを初めて実感しました。
研修を終えると、そのまま営業スタッフとして配属され、今日に至るまでずっと営業の仕事を続けています。入社から現在まで一貫して同じフィールドで働いてきたことで、少しずつ自分の軸が定まってきたように感じています。
入社前は、営業スタッフといえば「車を売る仕事」というイメージを漠然と持っていました。ところが実際に働いてみると、その認識は大きく変わりました。車の販売はもちろんのこと、自動車保険の提案、定期点検のご案内、さらにはお客さまからのさまざまなご相談に対応するなど、業務の幅は想像以上に広かったのです。
一つひとつの場面でお客さまが求めていることは異なりますし、「これが正解」と言い切れる対応があるわけでもありません。最初は戸惑いもありましたが、いい意味でのギャップだったので、むしろポジティブに受け止めることができました。「これだけ奥深い仕事なら、もっと自分自身を磨いていきたい」と前向きな気持ちになれたことを今でも覚えています。
正解のない仕事だからこそ、毎日が学びの連続です。そして、その難しさこそがこの仕事の面白さでもあると、今は感じています。
「紅林君が担当だから買った」その一言が私の誇りになりました
現在は、U-Carと呼ばれる中古車をメインに販売する店舗で営業スタッフとして働いています。中古車を中心に、新車や他社メーカーの車も取り扱っているお店で、日々さまざまなお客様と向き合いながら、車選びのお手伝いをしています。
営業スタッフとしてのメインの仕事は、もちろんお客さまへの対応です。来店されたお客さまのご要望をしっかりとヒアリングして、最適な一台をご提案していく。そのやり取りの積み重ねが、この仕事の醍醐味だと感じています。また、私はJAFの推奨責任者という役割も担っています。JAFとは、ロードサービスや会員向けの優待サービスを提供する組織で、私はまだJAFに加入されていないお客さまへのアプローチや、スマートフォンアプリの活用推進といった業務も行っています。お客さまに安心してカーライフを楽しんでいただくために、車の購入だけでなく、こうしたサービス面でもしっかりとご提案できる存在でありたいと思っています。
この仕事をしていて、特に印象に残っているお客さまのエピソードがあります。ある時、車を購入してくださったお客さまから、「車が気に入ったから買ったんじゃなくて、紅林君が担当だから買ったんだよ」と言っていただいたんです。その言葉を聞いた瞬間、胸がいっぱいになりました。商品を売ることだけが営業の仕事ではなく、自分自身を信頼してもらうことがいかに大切かを、身をもって実感した瞬間でした。お客さまに感謝していただけること、そして信頼していただけることが、この仕事を続ける上での一番のやりがいです。
一方で、入社当初に苦労したことも正直にお伝えしたいと思います。特に、保険の仕組みや車の詳細な知識が足りず、お客さまからの質問にうまく答えられないことがありました。自分の知識不足が悔しくて、何とかしなければという焦りも感じていました。
その課題を乗り越えるために取り組んだのが、上司とのロールプレイングです。実際の商談を想定した練習を繰り返し、分からないことはその場で上司に質問するという姿勢を徹底しました。実践的なトレーニングを積み重ねることで、少しずつ自信がついていったと思います。
そうした経験を通じて、今感じている自分の成長は、コミュニケーション能力と、相手への思いやりです。以前は画一的な対応しかできなかったのが、今ではお客さまの年齢や性格に合わせて話し方やアプローチを変えられるようになりました。ご高齢のお客さまにはゆっくりと丁寧に、若いお客さまにはフランクに。そうした細かな配慮が積み重なって、「紅林君だから買いたい」と言っていただけるような関係性につながっているのだと感じています。
「ワンチームで動ける人」と一緒に、店舗の未来をつくっていきたい
短期的な目標としては、今担当している自分の仕事をしっかりこなしながら、店舗の中で重要な役割を担っていきたいと考えています。具体的には、店舗全体を指導できるような立場をめざしています。一人ひとりのスタッフが動きやすくなるよう、全体を見渡しながら動ける存在になりたいんです。
そのためにまず取り組みたいのが、商品知識をしっかりと身に付けることです。お客さまの疑問にすぐ答えられる、頼られる存在であることは、指導する立場に立つ上でも欠かせないと思っています。知識があってこそ、後輩スタッフにも自信を持って教えることができますから。そして、知識だけでなく、「この人のようになりたい」と思ってもらえるような、人として尊敬される人間になることも大切にしていきたいです。
中長期的には、昇進して、誰に対してもわかりやすく指導できるスタッフをめざしています。新人であっても、ベテランであっても、その人に合った形でしっかりと向き合える指導者になること。それが今、自分の中で描いているキャリアのゴールです。
これから一緒に働く仲間へのメッセージとしてお伝えしたいのは、この会社は「一人で抱え込まなくていい」という文化があるということです。何かミスがあったときでも、個人の責任にするのではなく、チーム全体で受け止めて一緒に解決しようとする姿勢があります。私自身、その文化にとても助けられてきました。だからこそ、安心して挑戦できる環境があると感じています。
どんなお客さまに対しても臆せずに接客できる、ポジティブで元気のある人が、この職場ではとくに活躍できると思います。接客の現場では、さまざまなタイプのお客様と向き合う場面が日々あります。そこでひるまず、明るく丁寧に対応できる人は、本当に頼もしい存在です。実際に、そういった気持ちの強い人が現場でいきいきと働いているのを何度も見てきました。
ONEチームとして動けること、そして意欲があってポジティブであること。そんな人と一緒に、店舗の未来をつくっていけたら、こんなに嬉しいことはありません。ぜひ一緒に働きましょう。

