「こんな遊びをしよう」と提案し続けた、昆虫少年のリーダー気質と好奇心の原点
子どもの頃の私は、とにかく外が好きで、体を動かすことが何より楽しかったです。ドッヂボールをしたり、虫取りをしたり、友達と一緒に遊ぶ時間が大好きでした。自分から「こんな遊びをしようよ」と提案することも多く、今思い返せば、自然とリーダーシップを発揮していたような、目立ちたがり屋な性格だったと思います。
そんな私が特に夢中になっていたのが、昆虫です。昆虫採集をしてコレクションを増やすことはもちろん、図鑑を開いて身体の構造を細かく調べることも大好きでした。「なぜこの虫はこういう形をしているんだろう?」という疑問が次々と湧いてきて、それを自分で調べていく過程が楽しくてたまらなかったです。学校の科目でも理科が一番好きで、生き物全般に強い関心を持っていました。読書も好きで、特に怪談の小説をよく読んでいました。外遊びと読書と昆虫、というのが私の子ども時代を象徴する三つかもしれません。
中学生になると、英語という新しい世界に引き込まれていきました。英語を学ぶことで、日本語とはまったく異なる発想や表現に触れることができ、「こんな考え方もあるんだ」という発見が連続しました。物事をひとつの視点だけでなく、多角的にとらえる面白さを感じたのもこの頃です。そのまま大学では外国語学部の英語学科へ進学し、さらに深く英語と向き合いました。言語を学ぶことは、単に語学力を高めるだけでなく、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちとコミュニケーションできる喜びにもつながり、それがまた勉強を続けるモチベーションになっていました。
大学時代に特に力を入れたのが、ガソリンスタンドでのアルバイトです。給油や洗車の対応をしながら、毎回ご来店されるお客さまに積極的に声をかけ、お顔を覚えてもらうことを意識していました。ただ作業をこなすだけでなく、お客さまにとって気持ちの良いコミュニケーションとは何かをいつも考えながら接客していました。そのアルバイトの現場で、私はある疑問と出会いました。店頭には本当に多種多様な車が並びます。高級車から軽自動車まで、それぞれのお客様がそれぞれの車に乗っている。「この人はどんな考えに至って、今この車を選んだんだろう?」という問いが自然と浮かぶようになりました。その疑問が、後にトヨタの営業職という仕事への興味につながっていくことになります。
「一緒に次の一台を考えたい」。安心の研修制度が背中を押した入社の決断
就職活動を始めたとき、まず自分の中にあったのは「自動車業界で働きたい」という気持ちでした。ただ、自動車業界といっても幅広い職種があります。その中で私がとくに惹かれていたのは、エンドユーザー、つまり実際に車に乗るお客さまと直接関わる仕事でした。車を乗り換えるタイミングに寄り添い、次にどんな車に乗るかをお客さまと一緒に考えて決めていく——そういった体験を仕事にしたいと思い、カーディーラーを中心に企業を探していきました。
その過程でトヨタモビリティ東京に出会いました。最初に感じたのは、やはり「安心感」という言葉がぴったりな印象でした。唯一のメーカー直営のトヨタディーラーであり、国内では業界最大規模の会社です。これほどの規模を持つ会社であれば、新入社員が一から育っていくための研修制度や、入社後もスキルアップし続けられる仕組みが、しっかりと整っているはずだと期待していました。大きな組織への漠然とした安心感ではなく、「整った環境の中で自分がどこまで成長できるか」という前向きな期待感として、入社前から胸に抱いていたことを覚えています。
実際に選考を経て入社を決意した理由は、大きく二つあります。1つ目は、充実した研修制度の存在です。意欲さえあれば、しっかりとした土台の上で成長していける環境だと確信できたことが、背中を押してくれました。2つ目は、同期との繋がりを大切にする社風と、困ったときに頼れるバックアップ体制が整っていると感じたことです。仕事は長く続けてこそ深みが出るものだと思っています。楽しく、そして長く働き続けられる環境かどうかは、自分にとって非常に重要な判断軸でした。この二点が重なったことで、「ここで働こう」と自然に気持ちが固まりました。
入社後の研修では、まず集合研修として各種業務ソフトの使い方やロープレ(顧客対応を想定した実践練習)を通じて基礎を学びました。その後は店舗研修へと移り、第一線で活躍している先輩方の姿を間近に見ながら、実戦形式で経験を積んでいきました。教わるだけでなく、実際の現場の空気に触れながら学べる環境は、自分の成長をリアルに感じられる貴重な時間でした。入社から半年後、現在の店舗へ営業スタッフとして配属が決まり、いよいよ本格的なスタートを切ることになりました。
数字で納得を引き出す。「今の車を乗り続けるリスク」を伝える営業スタイル
現在、私は新車営業部門に所属し、お客さまの代替(現在乗っている車を新しい車に買い替えること)の提案を軸に活動しています。具体的には、お客さまが現在お乗りの車を査定し、新車や中古車への乗り換えを提案するのが主な仕事です。それだけにとどまらず、自動車保険や生命保険のご案内、点検の誘致なども行いながら、お客さまとの長期的な信頼関係を築くことを大切にしています。
提案の場面では、単に「この車がおすすめです」と伝えるのではなく、今の車に乗り続けることのリスクと、乗り換えることのメリットを、具体的な数字を使いながら丁寧にご説明することを心がけています。お客さまに新しい車を手にすることで広がる将来をイメージしていただき、「なるほど、そういうことか」とご納得いただけるような商談を目指しています。
これまでで特に嬉しかったのは、ある商談で自分が想定した通りの道筋で話が進み、最終的に受注へとつながった経験です。お客さまにリスクとメリットを数字でお伝えし、しっかりとご納得いただいた上でのご決断だっただけに、喜びとともに大きなやりがいを感じました。「自分の提案が人の決断を動かせた」という実感は、この仕事を続ける原動力になっています。
一方で、苦い経験もあります。お客さまが本当に求めているものを的確に引き出せず、響く提案ができなかったことがありました。使用用途や現在の車への不満点を会話の中で自然に聞き出すことができず、的外れな提案になってしまったのです。その経験を通じて、「聞く力」こそが営業の根幹だと痛感しました。
それ以来、意識的に変えたのは会話の姿勢です。自分が話すより、相手の話に耳を傾けることを優先するようにしました。お客さまが次に話したいこと、聞いてほしいことを先読みしながら相槌を打つことで、本音をお話しいただきやすい雰囲気を作るよう工夫しています。以前と比べて、お客さまの言葉の奥にある本当のニーズをつかめるようになってきたと感じています。
チームの中では、DX(デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術を活用して業務や価値提供を変革すること)の取り組みを積極的に推進する役割も担っています。先輩方が敬遠しがちな会社の新しい施策や挑戦を率先して試し、チームに共有することで、組織全体の士気向上にも貢献しています。何事にも果敢に挑戦するアグレッシブなスタンスが、チームに良い刺激を与えられていると信じています。
「私という理由で選ばれる」存在をめざして、チームの先頭へ
今、私が短期的な目標として掲げているのは、「お客さまに商品で選んでいただくのではなく、私という理由で選んでいただく」という存在になることです。
そのためにまず力を入れたいのが、お客さま自身も気づいていない潜在的なニーズを、日々の会話の中から引き出す力を磨くことです。表面上の要望に応えるだけでなく、その背景にある本質的な課題や願いを丁寧に汲み取り、自分にしかできない提案へとつなげていく。そうした積み重ねの先に、お客さまから「あなただから相談したい」と思っていただける関係性が生まれると信じています。
中長期的には、自分の仕事だけに目を向けるのではなく、チーム全体に視野を広げていきたいと考えています。先輩・後輩の立場に関わらず、自らが先頭に立ってチームを引っ張っていく存在になること——それが、私がこれから歩んでいきたいキャリアのイメージです。まだまだ道半ばではありますが、日々の仕事に向き合う中で、その理想の姿に少しずつ近づいていきたいと思っています。
この会社には、そうした成長を後押ししてくれる環境が整っていると感じています。失敗を恐れずにチャレンジできる文化があり、今の自分を見つめ直して目標を立て、それに向けて何をすべきかを自ら考えて行動に移していく仕組みが根付いています。闇雲に頑張るのではなく、着実にステップを踏みながら自分の成長を実感できるのは、この会社ならではの魅力だと思います。
最後に、入社を考えてくださっている方へ伝えたいことがあります。私が一緒に働きたいと思うのは、意欲的に仕事と向き合い、失敗を恐れずにチャレンジし続けられる人です。年齢や経験に関係なく、自分が所属する部署を引っ張っていく気持ちを持った、向上心の高い人と、ぜひ同じ職場でともに成長していきたいと思っています。
仕事を通じて自分自身を磨きながら、お客さまにとってもチームにとっても欠かせない存在へと、一歩一歩前に進んでいく。そんな働き方に共感していただけるなら、きっとここはあなたにとっても充実した場所になるはずです。一緒に挑戦していきましょう。

