遊び・テニス・経営学。「明るい子」が歩んだ充実の学生時代
子どもの頃の自分を一言で表すなら、「明るい子」だったと思います。自分で言うのも少し気恥ずかしいのですが、当時は本当に遊ぶことしか頭になくて、学校が終わればすぐに公園へ飛び出したり、友達の家に集まったりと、とにかく外で過ごす時間が大好きでした。勉強よりも、友達と一緒に体を動かして笑い合う時間の方がずっと大切だったような気がします。
中学校に進むと、学校の決まりで何か一つ部活に入らなければならなかったので、テニス部を選びました。最初は半ば義務的な気持ちで入ったのですが、気づけば中学・高校とずっとテニス部に所属していて、気がつけば学生時代のほぼすべてが部活漬けの日々になっていました。とくに高校時代は休みがほとんどなかったような記憶があります。練習も試合も休日返上で向き合い続けた経験は、当時はきつかったですが(笑)、振り返ると精神的にずいぶん鍛えられたと感じています。どんなに追い込まれても折れずに続ける粘り強さや、チームの中で自分の役割を果たそうとする意識は、あの頃の部活生活があったからこそ身に付いたものだと思っています。
大学では経済学部経営学科に進み、マーケティングをはじめとする経営学を幅広く学びました。その中でとくに印象に残っているのが、簿記を学んだことです。経営の仕組みや数字の読み方を体系的に学ぶことができたその経験は、当時は純粋に「おもしろいな」という感覚でしたが、後に社会人として法人のお客さまと話す場面で、思わぬ形で役立つことになりました。財務に関わる話題が出たとき、学生時代に身に付けた知識がすっと頭に浮かんできて、相手の話をきちんと理解しながら対話できたときには、勉強しておいてよかったと心から思いました。
明るく遊び好きな子ども時代から、部活漬けの中高生活、そして経営学に真剣に向き合った大学時代まで、振り返ってみると一つひとつの経験が少しずつ今の自分につながっているように感じます。
「車といえばトヨタ」というブランドへの確信が、入社を決めた唯一の理由
就職活動をはじめた当初、これといった明確な軸は持っていませんでした。ただ、漠然とではありましたが「大きな金額の商材を扱える営業がしたい」という思いはありました。その理由はシンプルで、高額な商材を扱う営業であれば、一人のお客さまと長いお付き合いができるのではないかと感じていたからです。単発の取引で終わるのではなく、関係を積み重ねながら仕事をしていきたい。そういう働き方への憧れが、自然と営業職という方向性につながっていきました。
初めての就職活動は、先輩たちから経験談を聞いてはいたものの、やはり自分で経験するのは初めてのこと。「これが正解なのか」がわからないまま、不安を抱えながら活動を続けていました。そんな中で、車の営業という職種に就こうと決め、いくつかの企業から内定をいただくことができました。
トヨタという会社への第一印象は、「世界のトヨタ、車といえばトヨタ」というひと言に尽きます。特別な情報があったわけではなく、それだけ圧倒的なブランドイメージを持っていたということです。複数の内定先の中から最終的にトヨタへの入社を決めた理由を問われると、「トヨタというブランド、それだけです!」と言い切れるくらい、迷いはありませんでした。自宅の車もトヨタで、家族にとっても身近な存在でしたし、車の営業をするならやっぱりトヨタだという確信がありました。
採用選考の中で今でも印象に残っているのは、最終面接での「現在取り扱っているトヨタの車種をすべて答えてください」という質問です。入社への意欲を示すためにも、しっかりと準備をして臨んだことを覚えています。
入社後は、接客マナーや車の見積もり作成、保険に関する研修など、営業として必要な知識とスキルを一から学びました。入社当初から現在まで同じ職場に配属されており、研修で身につけたことをそのままの環境で実践し続けています。右も左もわからない状態から、少しずつ仕事の流れをつかんでいった日々は、今の自分の土台になっていると感じています。
「お客さまにご迷惑をかけた」経験が育てた、準備を怠らない営業スタイル
現在は営業グループに所属し、お客さまへのお車の提案やサービス商品の提案、自動車保険の提案などをメインに担当しています。特定の役職や役割が設けられているわけではありませんが、チーム制を導入しているので、お店全員で助け合いながら仕事をしています。その雰囲気がとても好きで、一人で抱え込まずに動けるところが、この職場の大きな魅力だと感じています。
仕事をしていてとくに印象に残っているのは、入社1年目のエピソードです。入庫(お車のメンテナンスや点検でご来店いただくこと)でご来店いただいたお客さまが、当時ガソリン車のVOXYにお乗りでした。そのお客さまとは電話でお話ししたことはあったものの、実際にお会いするのはそのときが初めてでした。
お待ちいただいている時間を使って、とにかくそのお客さまのことを知りたいという気持ちで、たくさん雑談をさせていただきました。その中で、通勤にお車を使っているというお話と、「気に入っているんだけど、燃費が悪いのがねえ」というひと言をいただいたんです。そこでハイブリッド車への乗り換えによる燃費改善のメリット、新型モデルの安全装備の充実、そして下取り価格の優位性をご説明し、その場でお見積りを作成しました。その日はすぐにお返事をいただけませんでしたが、後日ご注文をいただくことができました。雑談の中からお客さまのニーズを引き出し、それに応えられたこの経験は、今でも営業の原点として心に残っています。
一方で、苦い経験もあります。入社1〜2年目のころ、書類に関する知識がまだ不十分なまま、あいまいな状態でお客さまにご案内してしまったことがありました。その結果、ご連絡のたびに「あれを用意してください」「これを用意してください」とお伝えすることになってしまい、お客さまからお叱りを受けてしまいました。その経験はとても胸に刺さり、「お客さまにご迷惑をかけてしまった」という反省が、今の自分をつくる大きなきっかけになったと思っています。
それ以来、ご案内の前には必ず事前準備を行い、不安な点があれば先輩スタッフや上司に相談するようにしています。学生時代は正直、行き当たりばったりでも何とかなっていた部分がありました。でも年次を重ねるごとに、準備とシミュレーションの大切さを身に付いて感じるようになりました。「あのとき、きちんと準備しておけばよかった」という後悔を繰り返さないために、今では商談前に想定されるお客さまの状況や質問を事前に整理してから臨むことを習慣にしています。この変化が、自分自身の大きな成長だと感じています。
「お客さまの声」を武器に、AIと共に進化し続けるセールスへ
今、私が短期的な目標として取り組もうとしているのが、社内に導入されたAIツールの積極活用です。このツールは、お客さまとの会話内容を録音して(許可をいただいた上で)自動で文字起こしをしてくれるもので、過去にどんな話をしたか、どんなことに興味をお持ちだったかをいつでも振り返ることができます。
営業の現場では、お客さま一人ひとりのご要望やライフスタイルに合わせた提案ができるかどうかが、成約につながるかどうかの大きな分かれ目になります。「そういえばあのとき、こんなことをおっしゃっていたな」という記憶を正確に呼び起こすことができれば、より的を射た提案ができるはずです。このツールをうまく使いこなすことで、お客さまとの会話の質をさらに高めていきたいと思っています。
中長期的なキャリアについては、正直まだ具体的なイメージが湧いているわけではありません。ただ、現場でお客さまと直接向き合いながら積み重ねてきた経験だけは、確かな財産だと感じています。日々の接客を通じて、「どんなタイミングで何を求めているか」「どういう言葉で心が動くか」といった、お客さまの生の声に触れてきました。将来は、そうした現場感覚を活かせる仕事や役割に携わることができれば、と漠然とではありますが思い描いています。
入社を検討されている方にお伝えしたいのは、この仕事にはトヨタブランドという大きな看板があり、扱う商材にも誇りを持てるということです。そして何より、自分が考えて動いた結果が、車の成約や保険加入というかたちで目に見えてわかるのが、この仕事の醍醐味だと感じています。努力の成果がダイレクトに返ってくる環境は、やりがいに直結します。
一方で、入社後に戸惑うこともあります。見慣れない書類手続き、保険に関する専門知識、そして接客マナーなど、最初は知らないことだらけで圧倒されるかもしれません。でも、それは誰もが通る道です。大切なのは、そこで立ち止まらずに前に進もうとする姿勢だと思います。
これから入社してほしいのは、何事にも積極的にチャレンジできる人、いろいろなことに興味を持ち、自分で考えて動ける人です。視野を広く持ちながら、目の前のお客さまと真剣に向き合える方であれば、この環境できっと活躍できると信じています。一緒に働ける日を楽しみにしています。

