新天地で開花する技術者のキャリア。変革にコミットしTOYOだから創り出せる未来へ
私は現在、DXエンジニアリング部に所属し、3DCADで作成された設計データが特定の設計基準やルールに従っているか自動的に検証するためのツール、デザインルールチェッカー(以下、DRC)の開発に携わっています。
TOYOでは、Intergraph Smart 3D(以下、S3D)とAVEVA Everything3D(以下、E3D)の二つの設計ソフトウェアを主に使用しています。以前は、特にS3D向けの開発に焦点が当てられていましたが、私の入社後は、E3D向けの開発も急ピッチで進められてきました。
このうち、私が取り組んでいるのはE3D向けの開発です。溶接継手間の最小距離の確保や、配管バルブの取り付け向きの検証など、設計要求を満たしているかどうかを確認するための機能開発に携わり、タスクリーダーとして、7〜8名のメンバーへの業務の割り振りや進捗状況の管理、仕様書の作成などを担当しています。
開発項目は多岐に渡りますが、FPSO(浮体式生産貯蔵積出設備)をターゲットにした機能開発が現在は中心です。DRCの機能開発では、3Dモデルとそれに紐付く、部品の大きさや座標上の位置など様々な項目の大量のデータを使用して、設計要求事項との整合性を自動的にチェックする機能を開発しています。
また、プラントプロジェクトのLAE(主任担当者)も兼務しています。設計担当者向けのIT整備や、ソフトウェアのライセンス管理などが本来の任務ですが、現在はプロジェクトの前段階として、必要な工数の見積などを担当しています。
現時点で業務の9割を占めるのが、DRCの開発です。チームを束ねるリーダーとして、メンバーが快適に仕事を進められるような環境づくりに努めています。例えば、仕様書を理解しやすくまとめたり、タスクの割り振りに偏りが出ないように配慮したりしてきました。普段からメンバー間で密なコミュニケーションを取ることも重視しています。チーム内でそれぞれが意見や考えを共有し、相互理解を深めることが、プロジェクトを円滑に推進する上で不可欠だと考えているからです。
DXエンジニアリング部では多くのメンバーが在宅勤務していますが、私は可能な限り出勤するよう心がけてきました。顔を合わせる機会があれば、積極的に雑談の機会を設けるようにしています。
情報工学から船舶設計の世界へ。ものづくりとIT技術への関心が導いたキャリア
大学では情報工学を専攻してコンピューターの基本構成、ソフトウェア理論、数理解析などを学びました。多くの同級生がシステムエンジニアを目指す中、私が選んだ進路は造船会社。大学で開催された説明会にたまたま参加したことを機に、大きい船をつくる仕事に惹かれて、畑違いであることを承知の上で、その道に飛び込みました。
入社後、詳細設計部に配属され、船舶の配管設計に4カ月ほど携わった後、基本設計部へ。設計プロジェクトリーダーの立場で、お客様との折衝や一般配置図と呼ばれる図面や仕様書の作成など、上流の設計業務を担当しました。
最初の転機が訪れたのは、キャリア8年目です。家庭の事情で実家のある福岡に戻ることになり、そのタイミングで地元に新しく事務所を立ち上げたばかりの造船会社に転職しました。そこではまず詳細設計部でばら積み貨物船や原油タンカーの配管設計などを担当しましたが、4年目、自社開発のCADからE3Dへ移行されることに。情報工学の知識があり、その分野に興味もあったことから、自ら志願して社内向けカスタマイズ開発チームに参加し、設計業務と兼任する形で、CAD導入プロジェクトに携わりました。
その後、ガスビジネス部に異動して勤務地も東京に変わり、エチレン運搬船、ガス燃料システム、LPG運搬船などの各種ガス関連プロジェクトの配管設計および基本設計に従事しましたが、造船部門の縮小に伴い、再び転職を決意。これがキャリア16年目に訪れた2度目の転機でした。
住んでいる千葉周辺に船舶設計を手掛ける会社がなかったため、プラント関連の配管設計の仕事を探していて出会ったのが、TOYOです。私が得意とする配管設計では条件が合いませんでしたが、前職のプラント事業部からTOYOのDXエンジニアリング部に先に転職し活躍していた方から声かけを頂いたことがきっかけで、入社することになりました。E3Dの開発実績が繋いだ縁と言えるかもしれません。
2023年の入社後、すぐにDRCのタスクリーダーを任され、現在に至っています。
新たな学びが技術者としてのやりがいに。転職して広がったキャリアの可能性
異業界への大胆なキャリアチェンジに不安を抱える中、とても印象的だったのが、DXエンジニアリング部のフランクな雰囲気です。入社後、メンバーと食事する機会が非常に多く、自由に意見交換できる堅苦しさのない環境には大いに助けられました。
業務面でも確かな手応えを得ています。年度末にDRC開発タスクについての報告会で1年間の成果を発表し、承認されることで開発タスクを無事完了することができ、大きな達成感がありました。これは、新しい知識を学ぶ姿勢を貫いてきたからこそ。わからないことを積極的に調べたり尋ねたりしながら、自分の中で変化を起こそうと心がけてきたことが、結果に繋がったと感じています。
入社後に新たなスキルも身に付きました。例えば、DRCの機能開発で使用するAlteryxというソフトウェアに関して、上級者向けの認定試験とされるAlteryx Designer Advancedを取得しています。
TOYOでは同ソフトウェアのスキルアップを推奨していますが、現時点でAdvancedの認定を受けている社員は10数名しかいません。目に見える形でスキル向上できていることが、大きな励みになっています。
一方、これまで培った知見が活かせる場面も少なくありません。バルブやフランジなど部品の違いはあっても、船舶とプラントの配管設計には多くの共通点が存在します。また、設計担当者の意図を的確に理解することができるのも、前職のキャリアがあるからこそです。システム開発と設計の両方を経験してきたことが私の強み。双方の橋渡しをする役割が果たせている実感があります。
入社後、新しいやりがいもできました。実践を通して日々新しい知識を吸収できていることは、非常に貴重な経験です。プラント設計特有のプロセスや、Alteryxを始めとする開発ツールへの理解が深まりました。英語を使ってコミュニケーションする機会も多く、技術者として幅が広がるのを感じています。
変化を恐れず、前へ。組織一体となって前例のない課題に挑む
TOYOは、豊富な実績を誇るEPC事業を強化する一方、新技術・事業開拓の推進にも力を入れていて過去の延長線上ではない、変革に挑戦している只中にあります。その実現のため、TOYO未来推進部が様々なワーキンググループを立ち上げて各種セミナーを実施するなど、新たな価値の創造に向けて実際にアクションを起こしています。こうした具体的な取り組みは、前職にはなかったこと。組織として大きな魅力を感じています。
TOYOに入社して1年になりますが、現在参加しているプロジェクトはまだ道半ばです。DXエンジニアリング部の一員として、引き続き知識やスキルに磨きをかけ、設計の品質向上やプロジェクトの円滑な推進に寄与できるような成果を出していきたいと考えています。
長期的には、変わろうとする組織に貢献できる存在になることが目標です。前職では、会社が変わることを期待して待ちの姿勢を取り続け、主体的に行動しなかったことを深く反省しています。自分が率先して動くのはもちろんですが、組織を変えようとする同志たちとの交流を深めながら、変革を後押ししていきたいです。
TOYOが今求めるのは、変わることを恐れない人財だと思います。変化を楽しみ、新しいことに果敢に挑戦するマインドを持った方と出会えることを期待しています。異業界で活躍する方も大歓迎です。覚えるべきことは多いかもしれませんが、当社には中途採用者が多く、学習支援制度を始め、学びを後押しする環境が充実しています。
人財の価値を尊重する文化があるのもTOYOの特徴です。最近では組合が主催する牧場でのバーベキューイベントに参加し、部門を超えて親睦を深める機会がありました。
この恵まれた環境で、地球と社会の未来のために、共に前例のない課題に挑みましょう。
※ 記載内容は2024年3月時点のものです
