自分の「好き」と知識を活かして働きたい──想いをかなえるため日鉄テックスエンジへ
山口は、幼少期からマイペースな性格で、両親の影響で音楽に親しんできました。
「両親が吹奏楽をやっていて、私も自然と音楽に触れる機会が多かったんです。CDで演奏する曲をずっと聴いたり、所構わず歌ったり。中学・高校では吹奏楽部に入部して、父がトランペットをやっていた影響から、私もトランペットを選びました」
今でも両親と一緒に吹奏楽団に所属している山口ですが、音楽を職業にしなかった理由をこう話します。
「やはり仕事となると、技量だけでなく生まれ持ったセンスも必要ですし、純粋に音楽を楽しむには趣味として続けた方がいいと思ったんです。とくに私はコツコツ練習するよりも、自分が思う通りに演奏する方が好きなタイプ。枠にとらわれることなく自由に吹いて、音楽として成り立った瞬間がすごく楽しいですね」
一方、勉強においては物理や化学の授業が好きだったと話す山口。大学では機械工学を専攻し、金属材料学の研究室に入りました。
「高校で進路について考えた時、工場などの現場で手を動かす技術職がかっこいいなと思い、大学は技術系の学部に進学しました。金属材料を選んだのは、もともと鉱物や宝石、元素といった材料に興味があったのと、研究室の先生が話してくれた研究内容がおもしろそうだったこと。その2つの理由から材料の道に進みました」
卒業したら、自身の興味と学んだ知識を活かせる仕事がしたい──そんな山口の想いにマッチしたのが、日鉄テックスエンジでした。
「機械と材料という2つの分野を学んだので、どちらの知識も活かせる仕事を軸に探していました。日鉄テックスエンジは設計と施工の両方の部署があり、現場にも関わることができるところも魅力的でした。
入社の決め手になったのは、日本製鉄北日本製鉄所室蘭地区の見学会に参加した時のこと。溶けた鉄が流れる光景を実際に見ることができて、その規模の大きさに圧倒されました。離れていても熱さを感じるくらいの迫力を目の当たりにして、『ここで働けたら楽しそうだな』と思ったんです。
面接では『機械系の部署はとくに男性社員が多く、女性技術者はとても少ない』と教えてもらいましたが、大学も同じような環境だったので私は気にならなかったですね(笑)」
自ら学んだ3D技術でチームに貢献。同期と共に学び続けた努力が成功体験につながる
2022年に入社後、山口は日鉄テックスエンジに対して次のような印象を抱いたと言います。
「入社前は、どの部署もグループでものづくりをするイメージがありましたが、実際は部署によって仕事内容や考え方、雰囲気が異なることがとても印象的でしたね」
新入社員を対象とした集合研修では、機械系の同期34人と共に、座学だけでなく実践的なものづくりを学びます。
「集合研修は北九州市で行われたため、ほぼ全員が半年間マンスリーマンションで生活しました。力学や材料の基礎を学べる座学研修に加え、実際に自分たちで設計してつくり上げる、ものづくり研修もありました。
各地域へ配属した後も設計OJT、工事OJTとさまざまな研修があり、同期とは仕事の悩みを共有しながら少しずつ絆が深まっていきました。とくに印象深いのは、ともに室蘭エリアへ配属となった同期2人と業務を通して3DCADの勉強をしたこと。元々研修のカリキュラムにあったのですが、3DCADは今後需要が高まるだろうと、自分たちでさらに深く学ぶことにしたんです。
また、3Dではありませんが、『3級機械・プラント製図技能士』という資格もカリキュラムにあり、研修中に取得しました」
あらためて現場のおもしろさ、ものができ上がっていく工程を見る楽しさを実感した山口は、設計のOJT研修中に機械事業本部エンジニアリング事業部に仮配属されると、日本製鉄北日本製鉄所室蘭地区内の設備更新の案件に従事します。
「多種多様な配管の図面が多量にあり、それぞれの配管の整合性や干渉の問題を施工前に解決するためには図面を3Dモデル化する必要がありました。そこで、設備全体の3Dモデル化を任されることになったんです。
3Dモデル化によって見えてきた『ここが干渉している』『ここの取り合いがおかしい』といった情報を上司と共有し、工事と設計の担当者を集めてフィードバックする──そうした作業を地道に繰り返したことで、配管施工時の懸念点を取り除くことに成功し、手戻り防止につながりました。現場の効率化に貢献できたことは、本当に嬉しかったです」
一人で成し遂げられる仕事はない。その気づきが自身の成長とチーム力につながっていく
入社3年目を迎えた現在、機械事業本部 工事事業部 室蘭機械工事部 工事2グループに所属し、山口は製鉄所内の新設工事で据付ける製作品の管理業務に携わっています。
「現在は製鉄所内や日本製鉄以外の企業に向けた製作品の管理を行っていて、私を含めた5人のメンバーで連携しながら業務を進めています。私はデッキ関連の依頼が多いのですが、それ以外の仕事もなんでもチャレンジするようにしています。また、製作管理業務でも3DCADを積極的に取り入れていこうと思っています」
研修時に率先して学んだ3D技術を活かして活躍する山口。製作品の管理だけでなく、ある会社の食品工場のボイラー管更新工事にも工事担当者として従事しています。
「食品工場の工事には工事責任者として携わっています。計画を立てる際は、施工方法などを上司に相談しながら進め、事前に各作業の危険性やリスクなども細かく教えてもらいました。実際の現場でも、上司への報連相をしっかり行って、仲間を守るという意識で取り組んでいます」
工事とは異なる製作管理ならではのおもしろさも感じていると山口は言います。
「製作管理の仕事は、自分で手配した材料が切断され、つなげられ、最終的に据え付けるものになっていく。イチから材料を作り上げていく過程を見られるのがおもしろさであり、やりがいにもつながっています。
また、これは日鉄テックスエンジの魅力でもあるのですが、他部署の人と連携を取りながら仕事を進めていけるため、顔を知ってもらう機会にもなりますし、いろんな分野の人と話すことで学べることも多いです」
このような環境の中で、山口は日々成長を実感しています。とくに、人とのコミュニケーションにおいて大きな変化があったと言います。
「もともと私は仕事や悩みを1人で抱え込んでしまうタイプだったのですが、周囲が手厚くサポートしてくれたおかげで、周りの人に聞く・頼るということができるようになりましたね。豊富な知識と経験を持っている人ばかりなので、人と関わっていく中で成長を実感しています」
挑戦できる環境と社員の人柄が魅力。自身の強みを活かしてチームに貢献していきたい
自身の強みである3D技術を活かすこと。それが今後の目標だと山口は語ります。
「3D技術を自身の業務に活用することはもちろんですが、職場にもどんどん定着させていきたいと思っています。そうすることで作業が楽になったり、効率化できたりすれば、現場で働くことがもっともっと楽しくなるんじゃないかなと」
また、日鉄テックスエンジの魅力は、社員の人柄となんでも聞きやすい環境だと話す山口。
「本当に優しい人が多くて、可愛がってもらっています。工事系の人は面倒見もいいので、質問すればプラスアルファでなんでも教えてくれます。日頃から『元気にしてる?』と声を掛けてくれますし、困った時に聞きやすい環境があるので本当に助かっています。
私たちが取り組んでいるのは、1人でできる仕事ではなく、周りと連携することで成し遂げられる仕事なので、相談しやすい環境が整っていることは当社の魅力だと思いますね」
最後に山口は、就職活動に臨む学生たちにメッセージを贈ります。
「日鉄テックスエンジには、機械・電気・建築・土木などさまざまな業種があり、その中にも設計、工事、整備などいろいろな仕事があります。
たくさんの選択肢があるので、今やりたいことが明確ではなくても、さまざまな経験をしていく中で自分の“好き”や“得意”を見つけられる会社だと思います。私自身も入社前はやりたいことが漠然としていましたが、かっこいいなと思えることや興味があることを選んできた結果、良い環境に巡り合うことができました。
技術面は入社後に学びながら身につけられますし、異分野から来ている方もいますから、とりあえず何か挑戦してみて、そこでダメなら他の選択肢というのも良いと思います。社員の想いを汲んでくれる環境も整っているため、もし迷われている方がいたら思い切って挑戦してほしいですね」
※ 記載内容は2024年11月時点のものです
