好奇心の赴くまま、チャレンジし続ける──好きなことに全力で取り組む姿勢が原点
子どものころから活発な性格だったという小泉。好奇心が強く、興味を持ったことはためらわずに挑戦してきました。家族もそんな小泉をあたたかく応援。好きなことに挑戦できる環境で、のびのびと育ったと言います。
「目的もなく知らない山道を探索するなど、好奇心の赴くままに行動していました。習い事はとくに小学生のころは剣道と習字に打ち込み、剣道は中学校卒業まで。中学校からは部活で陸上を始めて、高校まで続きましたね」
とくに陸上は自分の努力が結果に結びつくところにやりがいを感じたと言います。
「陸上競技としては1500mや3000m障害などのトラック種目を得意としていて、練習の成果がタイムという目に見える形ですぐにわかるので、努力が報われる気がしました」
身体を動かすのが好きだった小泉。それは現在においても同じで、3年前からは知人の誘いをきっかけにバレーボールを始めました。小さなころから個人競技が好きだった小泉でしたが、バレーボールを始めてから団体競技のおもしろさもわかるように。スポーツは仕事の息抜きになっていると言います。
スポーツに夢中になる一方で、進学は将来のことを真剣に考えて、工業高校の電気科に進学。その理由として就職先の選択肢の広さを挙げます。
「就職先の選択肢が広い工業高校を選びました。その中でも、もともと化学や理科が好きだったので、自分の興味のある分野を選択すれば勉強を続けられるのではと思いました。また電気の知識があれば将来どんな分野でも役に立つと思って選びました」
高校での学びは、電気の奥深さを実感させるものだったと言います。
「とくにシーケンス回路といって、電気設備や機械、装置を動かすための電気回路は、現在の仕事でも関わっていますが、まだまだ知識不足を感じるほど奥が深くて。高校では基礎的なことを学びましたが、実際の現場で応用するにはさらに学びが必要だと感じています」
先輩の言葉に惹かれて。入社して実感する人のやさしさと明るい雰囲気
就職先を選ぶ際は、日鉄テックスエンジに勤めていた先輩から聞いた会社の印象がとくに小泉の心を強く惹きつけたと言います。
「先輩から様子を聞いたのですが、とにかく社内の雰囲気が明るく、やさしい人が多いと。また、入社後の研修期間がしっかりと設けられていて、必要な知識を身につけてから業務に向き合えるという点も魅力的でした。自分には足りない知識があると感じていたので、そういった部分を補えるのは良いと感じましたね」
インターネットを通じて日鉄テックスエンジについて調べてみたところ、福利厚生が充実していて働きやすいと実感。両親にも相談したところ、「これまでの学びを活かせそうだね」とアドバイスをもらい、小泉は入社を決意しました。
実際に入社してみると、先輩が言っていた印象に間違いはありませんでした。
「聞いていた通り、皆さん本当にやさしくて、わからないことがあれば『すぐに質問するように』と声をかけてくれるので安心しましたね。一方で、とくに安全面に関しては厳しく、ちょっとしたルール違反でもすぐに注意されるなど、やさしさの中にも厳しさがあり、自分の命を守ってくれているという安心感があります」
入社後の研修は、千葉県にある研修センターで行われ、業務に必要となる基礎知識の勉強や工場で必要な資格の取得、安全教育などを受けました。
「私の同期は同じ室蘭エリアの電気部門で5人いて、その他各エリアの同期を加え10人以上が一緒に研修を受けました。最初の2カ月は千葉県にある研修センターで研修を受け、玉掛け作業、高圧・低圧の特別教育、アーク溶接、ガス溶接などの資格を取得。研修センターでは他の事業所の同期とも交流できて、良いつながりができましたね」
研修終了後、小泉は電気整備の仕事を希望しました。その理由についてこう語ります。
「電気整備は、お客さまから依頼された電気機器・設備の点検や、部品交換、故障した機器の修理、制御装置や電源回路改造など、さまざまな種類の業務を行います。たくさんのことを経験し、電気に関する幅広い知識と経験を積むことができると感じたので、電気整備を希望しました」
こうして自らの希望がかない、電計事業本部 整備事業部 室蘭電計整備部 電気整備グループに配属になった小泉。日本製鉄 北日本製鉄所 室蘭地区において、鉄づくりの各工程の中でもとくに小泉はメインの製品となる棒鋼の圧延工場を担当しています。
「圧延工場では最大で6600Vの高圧電力を使用しています。これを変圧して各設備で使用しているのですが、100Vや200Vの一般家庭の電力と比較すると、非常に規模の大きな電力を扱っています。
入社前は機械を動かすために電気があると思っていました。しかしここでは電気があるからこそ機械が動く。それくらい鉄づくりの重要な役割を担っていて、『設備を止めてはいけない』という使命感を感じながら、業務にあたっています」
トラブル対応力を身につけることで、一人前へと着実に成長
小泉がこれまでの経験を通して、自身の大きな成長を感じたのは、トラブル対応の場面だと言います。
「入社したてのころはわからないことだらけで、現場では先輩の助けがないと一人では何もできない状態だったんです。それがここ1、2年ほどで、1人でもトラブルの原因を追究し、対処できるようになってきました」
実際には現場で先輩の仕事ぶりを見て、作業しながら覚えていくことがほとんどで、経験を積むことがとても大切だと小泉は言います。
「トラブルを経験する中で、再発防止のための対策を講じるようになってきました。配線の断線が原因だった場合は、次回からは配線の長さを少し長めにしたり、配線の保護を強化したり。同じトラブルが起きないよう工夫しています」
トラブルから多くのことを学んでいった小泉。中でも記憶に残っている出来事として、ある配線トラブルを語ります。
「配線図を読み間違えて、線をつなぎ間違えてしまい、機械が動かなくなってしまったんです。工場が止まっている間に整備したのですが、電源を入れたら機械が動かず……慌てましたね」
先輩と一緒に確認しながら、間違えた部分を特定し、即対応することで事なきを得ました。
きつく叱られると恐れましたが、その際、先輩からかけられたのは「失敗はあるけど、同じことを繰り返さないように」という言葉でした。
「基本的にミスや失敗を個人の責任として追及するような雰囲気はありません。先輩たちも失敗から学んできたので、むしろ経験として得るものは大きいと。失敗した時に先輩たちからアドバイスをもらえるのは、とても印象に残りますし、自分でもこれをきっかけに同じ失敗は繰り返さないようにしようと思うようになりました」
失敗から学び、次に活かすことができれば、それは貴重な経験となり、確実に成長につながっていく。後輩や新人の育成に理解があり、みんなで成長を見守っていこうという雰囲気があると言います。
さまざまなことに挑戦できることが魅力──自分のやりたいことを見つけやすい環境
現場での経験から日々成長を続ける小泉。ゆくゆくは、グループを動かせるような人になってきたいと、これからの夢について語ります。
「今のグループ長はメンバーを見守り、風通しの良い職場づくりをしています。それを見習い、めざしていきたいですね。そのためにはもっと経験を積んで、みんなに頼りにされる人材になっていきたいです」
これから電気系の仕事をめざす若者に向けて小泉はこんなメッセージを送ります。
「この仕事はやる気さえあればどんなバックグラウンドの人でも活躍できると思います。実際に仕事で必要な知識や技術の7~8割は入社してから学び、ほとんどが実践の中で身につけてきました。未経験でも一から丁寧に教えてもらえる環境なので、むしろ現場で学ぶことの方が大切だと感じています。実際、自分の同期でも電気科出身ではない人が、今は電気のプロとしてバリバリ働いていますよ」
実際に働いてみて感じた当社の魅力について小泉は語ります。
「電気だけでなく機械、生産、システムなど、さまざまな部署があることが当社の魅力だと思います。さらに各部署の中でもいくつかのグループに分かれているので、自分のやりたいことを見つけやすいですよね。電気に興味がある人であれば、どのグループに入ってもおもしろい仕事ができるはず。また、毎日違う仕事に携われるので、ルーティンワークで同じことの繰り返しということがありません」
仕事以外のプライベートの充実度も、大切な魅力となっています。
「福利厚生を重視して入社したこともあり、プライベートの時間も大切にできていると思います。趣味のバレーボールにも時間を割けていますし、家庭も大事にしています。実は結婚して子どもがいて、来月には2人目が生まれる予定なんです。子どもと遊んだり、育児に参加したりする余裕もありますね。同期の中にも結婚して子どもがいる人が意外と多いです」
お互いを思いやる心があるからこそ、仕事でもプライベートでも充実した毎日を送れていると言います。最後に小泉はこう言葉に力を込めます。
「大規模な設備に関わる仕事は、高校で学んだレベルとはまったく違うダイナミックな世界。そのスケールの大きさにこそやりがいを感じるんです。そんな魅力ある職場でぜひ一緒に働きましょう」
その言葉からは自分の仕事への誇りと、後進を育てたいという想いが伝わってきます。さまざまなことに挑戦できるダイナミックな世界で、小泉はさらなる成長を遂げようとしています。
※ 記載内容は2024年6月時点のものです
