新規案件獲得に向けて、グローバルチームと連携しながらソリューション提案
大羽は現在、日本TCSのトレーディング事業統括本部 プリセールスチームに所属し、商社のお客様向けのITソリューションを提案しています。
「主なお客さまは日系の大手商社と、その子会社です。中でもプリセールスチームは、これまでお客様が取り組んできていない/気づいていなかったような領域での解決策の提案を進めていく事を仕事の主軸としています。TCS(タタコンサルタンシーサービシズ)の総合的な技術力とグローバルでの課題解決事例を活用し、ゼロベースでソリューションを構築します」
現在、プリセールスチームのメンバーは、リーダーと先輩社員、そして、大羽の3人。新規提案に注力するため2021年につくられ、トレーディング事業統括本部の直下に配置されている少数精鋭のチームです。グローバルチームと連携しながら、IoTやAIなど先進技術の案件も取り扱っています。
「提案内容はさまざまです。通常のシステム開発は技術関連の部署が担うので、このチームでは複数の技術の組み合わせや技術にとらわれない独創的なケースを扱うことが多いです。
たとえば、お客さまの世界進出を支援するために、TCSの人材を紹介したりすることもあります。日本TCSが何をどこまで提案できるのか、日本チームとインドチームでどう分担するのかといった体制づくりなどの詳細を私たちが詰めていき、案件として契約できたら、技術関連の部署に任せていくという流れで進めています」
新規案件の開拓だけでなく、部署としてのマーケティング活動や、商社関連のお客さまに携わる社員向けの研修運営など、多岐にわたる業務を行っていることも、このチームの特徴です。研修を行う意義を大羽は次のように説明します。
「システム開発・保守に関わる社員は、計画したことを計画通りに進めることが求められますので、計画外の提案を自ら新たな提案をすることが難しいという課題を抱えています。そこで、仮説思考を用いて、お客さまの課題を想定し、ソリューションを模擬提案するグループワークを行っています」
2024年4月に異動してきた大羽は、チームの一員として日々新たな経験を積んでいます。
「私はチームの中で、リーダーのサポート業務を担当しています。資料作成や、グローバルチームとの会議のフォローのほか、当社ホームページ上に掲載する商社関連の記事を作成することも。いわば“なんでも屋さん”のような役割ですが、TCSの総合力をお客様に提供し、お客様と我々の相互の成長に寄与できるように、さまざまな部署の方やグローバルチームとの連携が多くあり刺激的です。自分にはこのポジションが合っているなと感じますね」
数ある外資系IT企業の中で日本TCSを選んだ理由は「未来への期待感」
大学では国際系の学部に所属し、留学生に囲まれて過ごしていた大羽。在学中にアメリカで1年間の留学も経験しました。グローバルな環境に身をおいていたことから、異なる文化や世界への好奇心が芽生えました。
「将来は世界のどこに行っても楽しく生きていける人間になりたいなと考えるようになりました。どこに行っても現地で仕事を見つけて活躍できる人間でありたいなと。プログラミング言語は世界共通なので、ITの技術を身につければ自分の理想が実現できると考え、IT業界を選びました。
数ある外資系IT企業の中で日本TCSを選んだ理由は、未来への期待感です。入社当時は、インドの親会社と日本の企業が合併してまだ5年という状況で、自分たちが会社の未来をつくっていけるというワクワクするような可能性を感じました」
日本TCSの新卒社員は、まず技術関連部署に配属され、技術を磨いていきます。そこで大羽は、ITインフラ運用保守の業務を希望。アプリもクラウドも基盤インフラがしっかりしていなければ動きません。インフラエンジニアとして、ITを基礎から学びたいと考えたのです。
「インフラ保守運用という仕事の性質上、大変な局面は多々ありました。印象に残っているプロジェクトのひとつが、大手商社様のIT環境を支える重要なネットワーク機器をリプレイスした案件です。そのお客さまは世界中にオフィスを持っているため、海外にデータセンターが複数あり、そこにある機器を入れ替えるという一大プロジェクトでした。
同じインフラチームのメンバーがアメリカのデータセンターに出張して、現地で朝深夜まで行った作業を、日本側の私たちが朝引き継ぎ、アメリカ側メンバーが寝ている間に作業を進めて夜にまた引き渡す、という時差を活用した方法で実施しました。
このリプレイス作業自体は1週間でしたが、準備からトータルで半年ほどのプロジェクトでした。その間他のプロジェクトも同時進行しながら携わっていたので、体力的にもハードでしたが、やり遂げたときに大きな達成感を得ることができましたね」
インフラ保守運用の仕事を4年ほど経験したことで、「トラブルシュート力」が身についたと大羽は語ります。
「インフラ関連のトラブルは、原因が何カ所も複雑に絡み合っているのが通例です。それを一つひとつチェックして、原因を切り分けていく作業を何度も繰り返すうちに、トラブル対応の感覚が身についてきました。技術者としての成長を実感しましたね」
出張で得た“インドを代表するグローバル企業の一員”である自覚
キャリアの転機になったのは、入社4年目のこと。同期が退職したことをきっかけに、自身のキャリアに迷いが生じます。一時は退職も考えたという大羽の意識が変わったのは、インド出張でした。
「オフィスのある現地の『キャンパス』と呼ばれる広大な敷地は、移動にゴルフカートを要するほどの規模でした。キャンパス外には野良牛がいるなどインドらしい光景が広がる一方、敷地内に一歩足を踏み入れると、厳重なセキュリティと整備された環境が広がっていることが印象的でした。自分はインドを代表するグローバル企業で働いているんだな、とあらためて実感しましたね」
出張から帰国後、大羽はインドメンバーとグローバルな仕事をしたいと考えるようになります。そんな大羽に機会を与えようと、上司は異動先を調整します。それが、現在のプリセールスチームであり、大羽のために新たにポジションが用意されました。
「異動してからは、インドメンバーと接する機会も増え、現在はほぼ毎日英語の会議があります。会議以外でもチャットで密にやりとりしているメンバーもいて、インドがぐっと身近になりました」
一方でインド人スタッフとは文化背景の違いもあり、より自分の意見をわかりやすく伝える努力が不可欠です。とくに時間的な感覚の違いが大きく、細かく進捗確認をするように気をつけていると大羽は言います。
「たとえば、締め切りを伝える際は、守れなかった場合、どういう影響が出るかまで説明するなどの工夫をしています。苦労もある半面、日本側とインド側のスタッフのスムーズなコミュニケーションをサポートできたときは、ほかにはないやりがいを感じます。少人数のチームなので、自分の仕事を評価してもらえる機会も増えたのも嬉しいですね」
日本とインドの架け橋となる存在をめざして──グローバルな環境で成長を続ける
課題を抱える日本企業に対し、IT人材の層の厚さ、技術力の高さといったTCSのグローバルな強みを活かした提案をできるのが、日本TCSの強みだと考える大羽。この強みを活かしつつ、自身の今後の役割と目標について次のように語ります。
「現在のチームで成長していきたいと考えています。今後も新規案件の開拓というミッションに、もっと貢献したいです。また、長期的には、日本とインドをつなぐ潤滑油のような存在になることをめざしています。表立ってリーダーシップを取るというより、『大羽さんがいると仕事がスムーズに進むね』と言われるような、人を支え、人に寄り添える存在になりたいですね」
入社当初は、世界のどこでも活躍できる人材になるためにIT技術を身につけたいと考えていた大羽。現在はどのような未来を描いているのでしょうか。
「今携わっているのは、お客様と共に0から1を生み出す仕事です。この経験ができるのはとても貴重だと感じています。仕事はもちろん、人生そのものにも活かせるのではないでしょうか。この経験を積めることが、将来のビジョンにつながると思っています」
最後に大羽は、未来の仲間にメッセージを送ります。
「日本TCSは、『Gateway to Globalization』という経営ビジョンを掲げていて、お客様のグローバル化や世界進出をITの面からサポートすることをミッションとしています。そういう会社なので、グローバルな環境で働く、英語を使って仕事をする、世界レベルのITでビジネスの課題を解決する、といったキーワードに興味がある方には、ぜひ選考を受けてみてほしいと思います。“インドと日本の交差点”のような環境で、貴重な経験ができると私は信じています」
多様な背景を持つ多くのメンバーとの出会いに心躍らせ、新たな世界の発見を楽しみつつ、大羽は自身の可能性を広げていきます。
※ 記載内容は2024年7月時点のものです

