空手道部のマネージャーやスタバでのアルバイト。やると決めたら真っすぐ突き進む
青森県で生まれ育った岡山。「すごく活発で、おしゃべりでした」と幼少期を振り返ります。物心がつくころには、初めて会う大人とも気さくに会話をする一方で、納得のいかないことがあると自分を曲げない頑固な面も。
「3歳くらいの時、母とけんかして家出を試みたこともあります。リュックを背負って家の前のバス停に立っていたそうです。『奈菜は本当に頑固で大変だった』と母にはよく言われます」
学校ではリーダーシップを発揮し、クラスのまとめ役に。それは、自分の居心地の良い環境を作りたいという想いからでした。
「中学校のクラスの雰囲気に、なんとなくなじめない予感がしたんです。でも、そのまま過ごすのはもったいない。誰かに頼るより自分で変えていこうと、学級委員長に立候補しました。自分が率先して盛り上げていけば、楽しい学校生活が送れるんじゃないかと思ったんです」
高校に入学すると、まとめ役から一転、空手道部のマネージャーへ。50名ほどいる部員を支える立場となります。
「中学ではバスケットボール部でプレーヤーとして活動していたのですが、試合に勝つ喜びをあまり味わえませんでした。さらに、私自身は足のケガでプレーを続けることが難しくなってしまったんです。
進学した高校の空手道部は強豪チームだったので、マネージャーとして勝つ喜びを感じてみたいと思いました」
積極的に声かけをして盛り上げたり、合宿の際は練習に集中できるようにさまざまな準備をしたり。選手が競技に打ち込めるように、常に見えないところでのサポートを心がけていたという岡山。試合に勝つ喜びを味わえたことはもちろん、仲間をサポートする喜びを知ったことも大きな財産になったと話します。
「選手たちが試合で勝ち進むと、自分も一緒に戦っているような気持ちになるんです。選手とマネージャーがお互いに感謝の心を持ち、幸せな循環が生まれる。とてもうれしい時間でした」
やると決めたら真っすぐ突き進む──そんなエピソードは、大学時代にも。都会への憧れから関東の大学に進学。まさに「都会の象徴だった」というスターバックスコーヒーでアルバイトを始めます。
「私はコーヒーが飲めないのですが、お店に行った時に店員さんに相談すると、コーヒーが飲めなくても楽しめるドリンクやカスタマイズを提案していただき、とても親切にしてもらえたんです。すごく感動して、『絶対にここで働く!』と決めました。
アルバイトを始めてからは、コーヒーについて猛勉強して、お客様向けのセミナーを開催したこともあります。プラスアルファの感動を提供するという接客方針が私の心に刺さりまくって、夢中で働いていました」
住む場所にとらわれずにキャリアを積みたい──リモートワークで業務の幅を広げる
就職活動では、自身が進路に悩んだ過去とアルバイトでの接客経験を活かし、学生をサポートする仕事に就くことを決意。学生向け賃貸マンションを扱う不動産会社に入社し、営業事務を担当します。
「資格が必要な業務があり、その部分だけ他の社員に頼まなければいけないことが悔しくて。入社2年目には宅地建物取引士の資格を取得しました。
翌年には、夫の転勤に伴い北海道の店舗に異動。その数年後には青森に戻ることになったのですが、青森には店舗がないため退職することになりました」
この経験と第1子に恵まれたことが、自身の働き方を見直すきっかけになったと話します。
「夫の転勤のたびに異動したり仕事を変えたりするのは大変ですよね。大学時代にテレワークをテーマに学んだこともあり、子育てとの両立がしやすく、場所にとらわれずに仕事ができるリモートワークを始めることにしました。
最初は、宅建士の資格を活かして業務委託で不動産会社の事務を開始。その後、別の企業の仕事も増やしながら、業務の幅を広げていきました」
リモートワークという環境には満足しつつも、次第にキャリアへの不安も感じるように。そこで、事務代行を請け負う企業に契約社員として入社します。
「時給制の業務委託で働いていたため、できる仕事が増えていっても、なかなか評価につながらなかったんです。契約社員として働き始めたことで、個人で完結する仕事からチームで仕事をする体制に変わったり、同時に複数社の担当をすることになったり、さらに幅広い仕事ができるようになりました」
しかし、全員がリモートワークの中、チームをマネジメントする難しさも痛感したと話します。
「私が少し無理をすれば皆が楽になると考えた時期もありましたが、それは全然良いことではありません。チームの誰が担当しても同じクオリティにすることが必要ですし、お客様の予算内に収まるように進める必要もあります。複数社の仕事をスムーズに進めるために、業務量とクオリティのバランスやマネジメントに苦労しました」
「絶対にここで働きたい!」深夜まで面接の練習をして、念願のPR Tableへ
リモートワークでさまざまな業務をこなしながらスキルを広げてきた岡山。次第に、「もっと自分が思い入れを持てるサービスを扱ってみたい」と考えるようになります。
「リソースに合わせて業務が割り振られる仕組みだったため、自分が不得意なジャンルのサービスを扱うこともありました。けれど長く続けていくためには、私自身が好きだと思えるサービス、友人や家族に自慢したくなるサービスに関わっていきたいと思うようになったんです」
そこで出会ったのが、PR Tableが運営する「talentbook」。自社の採用にも携わっていた岡山は、talentbookを見て「ここで働きたい!」とビビッときたと言います。
「採用活動をしていた時、リモートワークができることを重視して入社する人も多かったのですが、いざ始めてみると働き方が合わずに早期退職してしまうケースもありました。それは、お互いにとって機会損失です。
企業が成長するためには、会社に合う人を採用することが大切。そのためには、もっと企業から『どんな人が、どんな想いを持って仕事をしているか』を発信していく必要があると感じました。
talentbookを見つけてPR Tableで働く人たちの記事を読んだ時、『ここだったら楽しく働ける』と確信したんです」
絶対にここで働きたい──そう決意した岡山は、持ち前の“夢中になる力”で面接に臨みます。
「夫に子どもたちの寝かしつけをお願いし、インターネットカフェで深夜まで面接の練習をする日々でした。パソコンで自分を録画してはチェックして、を繰り返したんです。面接は緊張してしまって、練習通りにできたかはわかりませんが……、親しみを持って私のことを知ろうとしてくれる姿勢がとてもうれしかったですね」
熱意が実り、2024年4月にPR Tableへ入社。ビジネスサポート部門で営業事務を担当しています。面接での印象そのまま、相談しやすい雰囲気で安心して働けていると話します。
「内定をもらってから入社するまでに、新しい制度がいくつかできていたことにも驚きました。社員が働きやすいように会社を変えていこうという姿勢を感じたことも、安心できた要因の一つです」
これからは子どもたちを応援したい。そのために、楽しく働く姿を見せる
見積書や申込書の作成など、さまざまな業務で幅広く営業活動を支えるビジネスサポート部門。そのやりがいを、こう話します。
「新しい案件が決まった時など、営業メンバーが喜んでいるのを見ると、私もうれしくなります。空手道部のマネージャー時代を思い出しますね。
ビジネスサポートの仕事は本当に幅広くて、私はまだほんの一部しかできていません。早く仕事を覚えて、皆さんをもっと楽にしたいと思っています」
リモートワークが一般的になる以前から在宅で仕事をしてきたからこそ、仕事の上でもコミュニケーションの重要性を実感しています。
「リモートワークでありがちな齟齬を防ぐため、必要であれば何度でも認識をすり合わせるようにしています。初めて取り組む業務はとくに、最初に目的とゴールをしっかり共有することで、結果的に仕事が早く進むと思います」
どんな時も、自ら掲げた目標に向かい邁進してきた岡山。モットーとする言葉に、その想いが詰まっています。
「『今日より若い日はない』という言葉が好きなんです。もちろん実現が難しいこともありますが、何もしない時間や迷っている時間がもったいないと感じてしまうので、自分がやりたいと思ったことは、すぐに目標に変えて挑戦するようにしています」
自分のやりたいことは比較的実現できたと話す岡山には、新たな目標も。
「子どもたちのやりたいことを全力で応援して、後押ししていきたいですね。それがリモートワークを選んだ理由の一つでもあります。
もう一つは、子どもたちに、働くことに肯定的なイメージを持ってもらうこと。家で仕事をしているので、子どもたちにとっての“働く大人”のイメージは私。だからこそ、私が楽しそうに働いていることが大切だと思っています」
家庭でも会社でも、お互いに感謝し合い、幸せの循環が生まれることをめざして──強い意思と“夢中になる力”で、自らの未来を作り上げていきます。
※ 記載内容は2024年7月時点のものです
