RCS職のリーダーとして、店舗やブロックをより良い方へ導いていく
沖縄ブロック新赤十字前店にて、リーダーとしてRCS職に携わっている宮原さん。RCS職とは薬局事務職のことで、処方箋受付や調剤補助、OTC医薬品(医師の処方箋がなくても購入可能な医薬品)の管理などを担当しています。
「新赤十字前店に在籍するスタッフは全部で8名。そのうち、薬剤師が3名で、パートさんを含む5名のRCS職スタッフで、薬局店舗の運営を担っています。私が総合メディカルに入社したのは2008年ですが、チーフの方とパートさんは私よりも勤務歴が長いです。昇格試験にチャレンジする方、現状維持される方、メンバーそれぞれが自分の希望に合わせて働いています」
RCS職として、請求など日々の業務に携わるのはもちろん、県下全4店舗からなる沖縄ブロックの請求会計などの問い合わせ担当、南部九州運営部の新人RCSの研修・育成や、在宅訪問への同行、地域連携のための健康相談会への参加など、宮原さんの担当する業務は多岐にわたります。
「新赤十字前店ではリーダーとしてチームメンバーと協力しながら、薬局の運営に関わるさまざまな業務が滞りなく行われるように従事しています。たとえばチーフクラスの方に他のメンバーの育成をお願いし、ときにはアドバイスを伝えつつ、オブザーバーとして見守るのも私の役目です。
沖縄ブロックの役割として、会計や調剤報酬(レセプト)を管理するシステムの問い合わせ対応を担当しています。これは県下4店舗において、会計やシステムについて問題が起きたときや何かわからないことがあったとき、話を聞く、あるいはマニュアルを見るなどしながら問題解決へと導きます。基本的には電話での対応がほとんどですが、時には情報収集もかねて他店舗を訪問することもありますね」
さらに、宮原さんは南部九州運営部の新人RCS職向け研修も担当しています。
「薬局事務職自体が初めての方には、どんなイメージを持っているかを確認しながら、仕事内容を説明しています。薬局事務職としてできることや気をつけなくてはいけないことはもちろん、薬局に足を運んでくださるお客様がどんな期待を抱いて来店されているのかもお伝えしますね」
このように幅広い業務に携わる宮原さんが、仕事をしていく上で何よりも大切だと感じているのが「人とのつながり」です。だからこそ、自分自身も日常業務に携わりながら、さまざまな人とつながりが持てるようにしています。たとえば、実際に窓口業務を行う方からの要望や意見を聞くことで、業務に関する負担を軽減したり業務環境を整えるなど、より良い方へと導いていけるようなポジションになりたいと、宮原さんは力を込めて語ります。
研修への参加をきっかけに意識が大きく変化。キャリアアップをめざすように
中途入社後、宮原さんが初めて配属されたのは、自身の地元である長崎県対馬市のそうごう薬局いづはら東里店でした。入社5年後の2013年には双子を出産し、産休・育休を取得。復帰後は対馬中央店開局に合わせて異動しました。
「夫の転勤によって現在の店舗に異動するまでは、ずっと壱岐対馬ブロックにいました。島であること、また今のようにオンラインが普及していなかったこともあり、他のブロックの方と交流する機会はほとんどありませんでした。だからこそ、年に数回、研修に参加することで、そこで出会った方とコミュニケーションをとったり学んだりすることは非常に貴重な経験でしたね」
そんな中、宮原さんにとって大きな転機となったのが、2016年に参加した「RCS職OJTリーダー研修」でした。研修には各エリアを代表して集まったRCS職たちの姿がありました。
「はじめは、なんて場違いなところに来てしまったんだろうと感じるくらい、皆さんのモチベーションに驚き、刺激も受けました。各ブロックで行われている取り組みや、リーダーとして率先して仕事に携わる方々の業務の進め方など、興味深い話をたくさん聞かせていただき、全てが新鮮でした」
この経験こそが、宮原さんの大きなモチベーションとなり、自分のキャリアをあらためて見つめ直し、「もっと上の等級をめざしてみよう、頑張ってみよう」と思うきっかけになりました。
少しでも期待に応えたいという思いが、さらなる成長のモチベーションに
総合メディカル入社時は、医療や薬局事務に関する知識は全くなかったという宮原さん。前職は短大で取得した音楽の教員免許を生かし、音楽講師として中学校に勤務していました。
「学校の先生といっても1年間の期限付き講師としてのスタートでした。けれども、実際にやってみて『私には教員は向いてないかもしれない』と思ってしまって。音楽は好きだけれど、好きなことを仕事にするのは簡単ではないと気づいたのです」
しかし転職活動をするにしても、島という環境の中では選択肢が限られていたのも事実。しかしそんななかで宮原さんが総合メディカルへの入社を決めたのは、ハローワークで勧められたこと、また友人が勤めていたことがきっかけだったと振り返ります。
「配属先のいづはら東里店は患者様が多く忙しい店舗でしたが、同年代の同僚に恵まれたこともあり、日常業務も患者様とのやりとりも全く苦ではありませんでした。RCS職というこれまでとは全く違うことへの挑戦は新鮮であり、新しい業務を覚えて習得していけること自体が楽しかったです。
あらためて振り返ると、音楽への想いが強すぎたからこそ音楽教師に向いていなかったのだと思います。好きだった音楽は、教師ではなくなってからも市民吹奏楽団で演奏するなどの形で続けていますし、ほど良い距離感で楽しめるようになりましたね」
産休・育休に入る前までは、業務を覚えようと目の前の仕事をやることでいっぱいだった宮原さん。それでも患者様からの感謝の言葉や周りから頼ってもらえることが励みになり、もっと頑張りたいと思うようになったと話します。
「頼ってもらえることがすごくありがたくて、力になりたいと強く思うようになりました。キャリアを積み重ねていくと質問されることも増えてきますし、自分に知識がないと患者様や後輩からの質問にもすぐに答えられません。即座に答えられる知識が必要だと業務の中でも感じることが多かったので、資格取得にも積極的に取り組むようになりました」
昇級試験に受かった同じ年のうちに、宮原さんは登録販売者と調剤事務管理士資格を取得しました。
「資格を取ったのは双子の子どもたちが3〜4歳の頃で、寝かしつけをしつつテキストを読んでいました。ときには自分も一緒にウトウトしてしまって顔にバサッと本が落ちてきたこともありましたね(笑)。子どもが寝た後に勉強していましたが、あのときはすごく根性を発揮して励んでいたなと今でも思います」
日々の業務と子育てを両立しながらもさらに頑張ることができたのは、研修で向かった島外で出会った同業種の方々の存在があったからこそ。宮原さんは、集合研修は自分にとっての宝物だと語ります。
「資格も知識も持っている方々に、自分も少しでも近づきたいという気持ちがありました。正直なところ、気力だけで頑張っていた部分もありますが、業務に役立つ知識が増えていくことは興味深かったです」
どんなに時代が変わっても「コミュニケーション」を大切にしていきたい
子育てしつつもリーダーとして業務に携われるのは、育児支援制度の充実と、家族やともに働くスタッフの協力があったからだと語る宮原さん。
「産休・育休は二度取得しましたし、短時間勤務の制度があり勤務時間が選べるのも助かっています。短時間勤務は子どもが小学校1年生の終わりまで利用できますが、入社10年以上だと小学校3年生の終わりまで利用できるので手厚いですね。
育児に主体的に関わる社員には『育児助成金』の支給もあるので、短時間勤務で減る給与の補填になり、大変助かっています。子どもが小さいうちはよく発熱をしてしまうことがあり、看護休暇も活用させてもらっています 」
短時間勤務を活用しながら長く勤めている社員が多く、自分のペースで働き続けることができるのは、総合メディカルの大きな魅力の一つです。
「短時間勤務でもフルタイムの方と同じように研修の機会が与えられますし、短時間勤務だからといってできることの幅が変わってしまうことがないのも魅力に感じています。
私は『短時間勤務だからできない』とは言いたくないと思っています。フルタイムの仕事を今の時間内でもできないか日々試行錯誤しています。そしてむしろ、短時間勤務を選択してからの方が効率よくなったとすら感じていますね」
「自分らしく働き続けられたのは家族の協力があってこそ」と、感謝の気持ちを表す宮原さん。家族に支えられながら、自分のやりたいことを実現するため、キャリアアップを進めています。
「医療の地域連携強化の時代になってきたからこそ少しでも地域の役に立ちたいと、最近では認知症介助士の資格を取得しました。地域はもちろん、社内の他部署・他ブロックとの関わりをもっと大切にしていくことで、社会が少しでもよくなるための橋渡しができればと考えています」
「そうごう薬局ではこんなサポートもできますよ」とアピールすることで、何もないときでもお客様に気軽に足を運んでもらえるような場所にしていきたいと宮原さんは語ります。
「今後さらにAI化が進み、対人業務は減ってくるかもしれません。しかし、地域における薬局の強みになるのは、やはり生身のコミュニケーションだと思います。『あの人がいるから、そうごう薬局に行こう』と思ってもらえるような店舗を作っていきたいです。
そんな地域に根ざした『選ばれる薬局』であるために、コミュニケーションを大切にしている方と働きたいですね。まずは笑顔で挨拶ができれば完璧です!知識はそれから私たちがゆっくり教えていければと思います」
これまでの経験を活かしながら、宮原さんはさらにもう一歩前へと進み続けます。
※ 記載内容は2023年11月時点のものです
