ユーザー目線やわかりやすい言葉遣いを心がけ、顧客体験価値向上や収益源拡大をめざす
──まずは、所属する部署と現在の仕事内容を教えてください。
NAKAYAMA:私はIT戦略本部に所属しています。IT戦略本部は協力会社も含めて200名超の部署で、SMBCグループのデジタル戦略の推進やお客さま視点でのデジタルコミュニケーションの推進、顧客体験価値の向上をミッションとしています。
その中で私は現在、カード会員さま向けの入会オンボーディングメール施策の構築やUI/UX改善のディレクション、当社がお送りしているプロモーションメールのパーソナライズに向けた取り組みを行っており、商品企画やマーケティングを担う部署と連携しながら進めています。
INAMURA:私が所属しているのは、加盟店のお客さま向けの新規ビジネス開発を担当するマーチャントビジネス開発部です。従来、決済機能のご提供に留まっていましたが、ビジネスが多様化していく中で、決済以外の価値提供をめざしています。
私は、stera terminalのディスプレイに広告を掲載する「stera ads」を担当しており、契約周りの整備やオペレーションのフロー構築、営業活動などを行っています。
──普段仕事をする上で心がけていることはありますか?
NAKAYAMA:一貫して大切にしているのは「ユーザー目線で考えること」です。施策は各事業部から相談を受けて進めることが多いですが、事業部目線で伝えたいことや実現したいことがユーザーのニーズとは異なる場合もあります。
そのため、事業部の想いを汲みとりつつ、ワイヤーフレームやプロトタイプで具体化しながら、ユーザーへ最適に伝わる形を提案していくことが重要だと考えています。 私自身も日頃から1人のユーザーとしてさまざまなアプリやWebサイト、メール等に触れることで、常にユーザー目線を持つことを心がけています。
INAMURA:私は、なるべく専門用語を使わず、わかりやすい言葉遣いを意識しています。 前職では広告代理店でデジタル広告を扱っていたので、アルファベットの略語などをよく使っていました。
けれど、stera adsは金融業界の中でも新しい試みということもあり、加盟店様など取引先だけでなく、社内でも広告専門用語にあまりなじみのない方が多いです。 ですので、誰でも抵抗なく説明を聞いていただけるような言葉選びを大切にしています。
デジタルプロダクトの可能性を感じて、広告・通信業界から金融業界へ
──三井住友カード入社前のキャリアについて教えてください。
INAMURA:前職はデジタル広告をメインに扱う広告代理店に勤めていました。その中でも、SNSをはじめとした広告メディア側と商品企画や広告メニューの設計、価格設定などの仕事をする機会が多くありました。
また、運用型広告の媒体を扱っていたため、入札や品質確認といった運用コンサルティングも行っていました。
NAKAYAMA:私は医療系学会の事務局業務をおこなう会社で、Webサイトの制作からキャリアをスタートしました。企画からデザイン、コーディングまで自分で担当する中で、より多くの人に見てもらえるプロダクトを作りたいと考えるようになりました。
そこで、通信業界のWebディレクターに転職し、自社サービスのサイトや会員アプリのディレクション、UI/UX改善業務などを担当していました。
──お2人とも異業種からの転職ですが、三井住友カードに入社したのは、どのような経緯がありましたか?
INAMURA:転職を考えるようになったのは、メディア側で仕事がしたいと思ったからです。というのも、広告代理店での仕事は、メディア側から枠を預かり、広告主に提案することでした。広告枠はあくまでメディアが持っているので、自分も枠を所有する側でチャレンジしたいと思ったのです。 そんな中、エージェントから紹介されたのが三井住友カードでした。
それまでは街の店舗等でよく見かけていた決済端末(stera terminal)が三井住友カードのものだということさえも知らなかったのですが、事業主でありながら広告メディアを持っていることに興味が湧きました。今後クレジットカード会社ならではのキャッシュレスデータなど、他サービスと連携することでさまざまな可能性が広がる期待感も決め手になりました。
NAKAYAMA:エージェントから紹介されたのは私も同じです。これまで以上に成長している業界で挑戦がしたいと思い、事業会社でWebやアプリのデザインに関わる業務、とくにtoCのサービスでUI/UX改善に取り組める仕事を探していました。
三井住友カードは、Vpassアプリがグッドデザイン賞を受賞していたり、当時はOliveがリリースされたばかりで話題になっていたりと、デジタルプロダクトに力を入れているイメージがあり、興味を持ちました。
すでに業界内では先進的な取り組みをしている一方で、選考が進む中ではデジタルプロダクトに関する課題なども本音で聞くことができました。それならば、自分が活躍する余地があるかもしれないと感じたことが決め手です。
革新的な雰囲気がある職場で、これまでの知見を活かしながら一歩ずつ作り上げる
──入社してからとくに印象に残っている仕事について教えてください。
NAKAYAMA:プロモーションメールのテンプレート改修プロジェクトです。運用を行う中でなかなかPDCAを回せていないことが課題だったため、入社してすぐのタイミングで私が担当することになりました。
それまではどうしても冗長な表現になってしまいがちだったコンテンツを伝えたい要素に絞り、視認性が良いコンパクトなUIへの改善を提案しました。既存テンプレートとのA/Bテストをおこなったうえで、クリックやコンバージョンの効果が得られた勝ちパターンを元に新しいテンプレートを作成しています。
これまで培ったUIデザインやコーディングのスキルを活かしつつ、運用面の考慮も含めて検討したことで業務効率化にも繋がり、周囲に評価していただけたプロジェクトでした。
INAMURA:私はまだ入社から日が浅いので、成果を上げたと言えるような案件はありませんが、契約やオペレーションの整備・構築などに携わることで、日々「一からメディアを作っている」という実感を持てています。
前職では「進めながら考える」といったスピード感が重視されましたが、金融業界では報告義務や守らなければいけない絶対的なルール、順序があるという難しさも感じます。でも、関係する様々な部署と密に連携を取りながら、一歩ずつ作り上げていくおもしろさがあります。
──金融業界に対して「雰囲気が堅そう」というイメージを持っている人も多いと思いますが、実際のところはどう感じていますか?
NAKAYAMA:たしかに、入社前は私もそういったイメージを持っていましたが、面接でもざっくばらんに話ができましたし、入社後も皆さんが気さくに接してくれるので、良い意味でギャップを感じました。
また、これまで新卒入社の社員が少ない企業で働いていたので、新卒から長く働いている社員が大半を占める職場でキャリア入社の自分が受け入れられるのかという心配もありました。
でも、そんな心配は無用でしたし、わからないことをチャットで質問すると面識がない他部署の方もすぐに答えてくれます。コミュニケーションにおける壁は感じませんでした。
INAMURA:そうですね。金融業界の中でも先進的なことにチャレンジしているからか、社内でも金融ならではの堅い雰囲気を変えていこうという動きを感じます。コアタイムなしのフレックス制度があったり、在宅勤務や時差通勤を選択できたりと、個々人に合わせた柔軟な働き方ができる点も大きいのかなと思います。
手を挙げれば挑戦できる文化があるから、異業種からのチャレンジもしやすい
──異業種も経験しているからこそ感じる金融業界ならではのやりがいや三井住友カードの魅力を教えてください。
INAMURA:やはり、金融業界の中でも新しいサービスを作り上げているという手応えを感じられることです。転職の理由だったメディア側で働きたいということに加えて、そのメディアを作ることができていることがおもしろいですね。
また、「若手だから」「キャリア入社だから」といった縛りもなく、入社してすぐに案件を任せてもらえますし、全国の拠点でさまざまなメンバーが活躍しています。それが当たり前の環境なので、異業種からのチャレンジもしやすいのだと思います。
NAKAYAMA:3000万人以上の会員さまがいて、かつ幅広い年代の方たちに向けてプロモーションできること、そしてその反応が数値やお客さまの声としてダイレクトに返ってくる点がやりがいです。先ほどINAMURAさんが話していた通り、金融業界ならではの難しさもありますが、その難しさとスピード感を両立させるおもしろさがあります。
誰もが挑戦できる環境であるという点は私も感じていて、自分で「やりたい」と手を挙げれば、上司が背中を押してくれる文化があります。私も、人材育成制度の一環で、6ヵ月間デザイン会社にてトレーニングする機会をいただきました。もちろん、自分でアクションを起こし、必要な情報を探しに行く主体性は求められますが、しっかりサポートもしてくれる安心感があります。
──最後に、そういった環境でこれから挑戦してみたいことを教えてください。
INAMURA:まずは、stera adsを成功させることが目標です。今、多くの人に広告は「邪魔なもの」というイメージを持たれてしまっていますが、広告を入り口に知ることができる情報、気がつけることがあると思うのです。
だから、stera adsを「広告があって良かった」と思っていただけるような存在にしていきたい。広告の価値をきちんと提供できるメディアにしていきたいと思っています。
NAKAYAMA:私はもともと、お客さまに長く使っていただけるデジタルプロダクトを作りたいと考えていました。
今取り組んでいる、お客さま一人ひとりに本当に必要な情報が届くようなパーソナライズされたプロモーション体験や仕組みづくりは、まさにそこにつながる取り組みだと思うので、日々の小さな改善から大規模な改修、新規サービスの構築まで携わっていきたいです。
※ 記載内容は2025年6月時点のものです
