学生の涙を見て気づいた“大人としての責任” と“インターンシップ”の在り方
夫の転勤を機に、2023年にSAGに中途入社した河村。 元々は自身が東日本大地震で被災した経験から、まちづくりやその仕組み作りに携わりたいという想いがあり、仙台市の非営利団体に所属し、中小企業のインターンに興味関心のある学生と企業を繋ぐ活動などを行っていた。自身の立ち上げたプロジェクトを通して学生の成長や変化が目に見えてわかることにやりがいを持って働いていたが、今でも後悔している出来事があると言う。
「世界的なパンデミックの頃、東北地方でも対面でのインターンシップが難しくなりました。 そこで、一部オンラインでインターンを実施していたのですが、私が企画したプロジェクトに参加してくれた学生が、“途中リタイア”となってしまったんです。 とても優秀な大学の学生でしたが、オンラインゆえのコミュニケーションの齟齬が原因で、「どうして自分がこんなにできないのかわからない」「自分にまったく自信が持てない」と号泣しながら訴えていた姿は今でも忘れられません。
学生の姿を見て“自分よりも若い世代を、大人の都合で泣かせることはあってはならない”と痛烈に感じたことから、インターンはあくまで手法だと考えるようになりました。同時に、学生たちに若く貴重な時間を投資してもらっている分、大人は100%良いものを提供する必要があり、大人都合での押し付けや、型にはめてやらせるようなことは絶対にあってはならないと感じました。」
“ドンピシャ”な出会い、自身の想いやバックボーンが強みになると確信し入社を決意
「私にとってSAGは“ドンピシャ”の会社だった」と河村は当時を振り返る。そう感じさせたSAGらしさや、河村の転職活動の軸とは何だったのか。
「当時、転職活動の軸が2つありました。
・自分よりも若い世代に少しでも良い社会を残す仕事ができること
・前職の経験が活かせること
1つ目の、「自分よりも若い世代に少しでも良い社会を残す仕事ができること」は、SAGの「お客様の課題に向き合い 働くことにポジティブな人を増やし 未来に夢あふれる社会を引き継ぐ」というミッションや、代表自身の「子供たちに誇れる未来を残したい」という姿勢と新和性が高く、選考中からSAGに対する共感度は高かったです。
また、最終面接の際に、私の「自分よりも若い世代に少しでも良い社会を残す仕事がしたい」という想いに、代表がとても共感してくれたのを覚えています。 当時息子は0歳でしたが、子育て中であることを、代表がとてもポジティブに評価してくれたことも決め手になりました。
2つ目の、「前職の経験が活かせること」は、当時面接を担当してくれた社員が私の前職のインターンに参加したことがあり、「前職の経験がいくらでも活かせる」と後押ししてくれたことが大きかったです。
また、私は学生との苦い経験から、キャリアコンサルタントの資格を取得したのですが、資格が活かせる求人はカウンセラー職が多く…。本人の内発的な想いの言語化をサポートするだけではなく、課題解決のためにもう一歩踏み込める仕事がしたいという想いと、SAGの事業がマッチしていたこともあり、入社を決意しました。」
成長の確かな手ごたえと、働く環境
現在河村は、案件責任者であるプロジェクトマネージャー(以下PM)を担うことも増えているが、どのようにしてそのキャリアを築いたのか。
「入社当時は他の社員同様、インターンシップなどのコンテンツ制作からキャリアをスタートしました。前職の経験が活かせると言っても、当時は先輩について、わからないながらに必死にやっている、という状態でしたね。
入社して半年くらい経つと、制作だけでなく、営業も行うようになりました。さまざまな案件を通して経験を積み、3年目からはPM案件も行うようになりました。
ある程度1人で対応できるという手応えを掴むまでは、入社から半年くらいかかりました。ちょうど一通りの制作と、上流工程である“求める人物像”策定を経験したころです。」
自分自身の成長が目に見えて分かることがやりがいにつながるという河村。目の前の業務に邁進する中で、どのような成長を実感しているのか。
「1つ目は、コンテンツ制作において納得のいく骨子が自力で描けるようになったことです。
入社時は骨子を描くのにかなり苦戦していて、PMの意見をほぼそのまま形にしていたような時期もあり、かなり伸び悩みました。
手応えを感じ始めたのは、営業に行くようになってからです。 営業を通してお客様について深くヒアリングし、議論を通して課題の本質が掴めるようになりました。場数を踏む中で、案件の全体像を把握する力もつき、自力で採用課題解決のための骨子が描けるようになりました。
2つ目は、仮説を提示し、議論する力です。
多角的な視点で案件を見ることができないと、良い仮説は立てられません。多くの案件に携わらせていただく中で、多角的な視点から物事見る力が磨かれたからこそ、的確な仮説を立て、議論することに怯えずに真因を探り、双方が納得できる形で案件を進められるようになってきました。
3つ目は発信力です。
聞かれたことに答えることは勿論、お客様が気になりそうなことに対して、先回りで情報提供できるようになりました。
主体的に仕事に取組みスキルを磨き続ける河村だが、働く中でふと「SAGらしいな」と感じる瞬間があると言う。
「営業の場面で感じることが多いです。SAGは“一気通貫・フルオーダーメイド”の採用支援が特徴ですが、提案の仕方や、提案書などの契約前の作成物であってもしっかり作り込むので、「ここまでお客様の会社のことを考えているんだ」という姿勢が見える点が弊社らしいと思います。
また、SAGは小規模な会社のため、コンサル以外の社内業務を担うことも多いです。しかし、経営との距離が近いからこそ、私も含め会社を自分事として捉え、社内事もポジティブに受け止めている社員が多いのも特徴的だと思います。
私は教育関連を担当することが多いですが、自分自身が先輩にしていただいたことなので“やるのは当然”という感覚は勿論、社内事を整備することで、今後入社する方たちのプラスになり、会社が発展し、事業が大きくなり、社会に対しての影響力が増していくと考えると、全く無駄なこと・自分とは関係ないことだとは感じません。
コンサルとして自分の専門性を高めることだけが、本当に世の中をよくすることに繋がるのかと考えた時に、社内事が、事業戦略上においても、将来に対しても必要なことだという考えを根底に持っている社員は多いのではないでしょうか。」
一方、仕事と子育てや家庭の両立については「何とか回っています(笑)」と河村は笑う。
「様々な福利厚生制度もとてもありがたいですが、個人的に一番ありがたいのが、人生経験が豊かで相手の立場を理解できる社員が多いことです。
例えば「今週は主人が出張でいません。」「ワンオペになります。」と伝えると、夜の稼働は難しそうだな、だから早朝に稼働しているんだな、と何も言わなくても理解してもらえる環境は福利厚生以上にありがたいと感じています。
だからこそ、周囲のメンバーが困っている時には、「子供がいるから戦力外」ではなく、私もサポートできる存在でいたいと思っています。」
目標は探し中、仕事を通して期待以上の価値発揮ができる自分をめざして
「私自身、将来どうなりたいという明確な目標はまだ見つかっていません。
だからこそ、求められたことに対しては“できて当然”ですし、それ以上の価値発揮をめざしていくという積み重ねや、仕事を選ばず会社に貢献していくことが重要だと考えています。
また、最近はせっかく同じ時間働くのであれば、より多くの案件に携わり、経験を積むことで、横展開できるようになると楽しそうだと感じており、「PMがやりたい」、「こういった案件に携わりたい」といったポジティブな相談をマネージャーにすることも増えてきました。 お客様からのご依頼に対しても、ご依頼いただいた内容だけではなく、「こういったこともお困りじゃないか」などと、先回りで考えてご提案する、そんな高いクオリティの仕事をめざしていきたいです。」
コンサルタントとして、お客様の期待以上の成果を出すこと、社会・会社に対してどれだけ影響力を高められるかを追求し続けている河村。
その根底には、いつでも「“より良い社会”を次の世代に残す仕事がしたい」という内なる情熱がある。
※ 記載内容は2025年8月時点のものです
