制作から営業、そしてPM・講師への挑戦、採用コンサルタントとしての現在地
2024年にシーズアンドグロース(以下SAG)に中途入社した伊藤。入社後は業界全体のことを学びながら制作案件を中心に担当。1年目の後半から上流工程も担うようになった。今期からはPM的な役割や、採用イベントの講師も務めるなど着々とキャリアを積み重ねている伊藤が、仕事をする上で大事にしていることとは何か。
「『調査データから読み解くこと』・『考え抜くこと』です。
『調査データから読み解くこと』については、大学院で研究を行っていた経験もあり、データを分析することは苦手ではないんです。
主観が入りやすいことが自身の課題だと感じているため、一般的なデータを活用し、そこから客観的に分析することで、他者視点を踏まえた会話やご提案ができるよう心掛けています。
『考え抜くこと』については、PMと一緒の案件では最終的に相談できてしまうからこそ、まずは自分の中で100点が出るところまで考え抜くことを大切にしています。
この様な事前のインプットや思考を踏んで、契約に繋がる、繋がらないに関わらず、何か一つでもお客さまに「気づき」や「新たな情報」があったと思っていただきたいと考えています。
例えば契約に繋がらなかったケースで、担当者の方はやりたいと思っていたが、上申が上手くいかなかった、ということがあります。そのような場合でも「この人と話せて良かった」と思っていただけるようなコミュニケーションを取りたいと考えています。単にSAGのサービスを紹介するだけではなく、先方の採用課題や採用施策に対して、「こういったことが必要なのではないか」、「他社の状況はこうなんですよ」といった情報提供を、営業や制作のお打ち合わせの場でできるように心がけています。」
地方創生への情熱と、民間企業への挑戦を決めた理由
大学卒業後、一貫して「地方創生」に携わってきた伊藤。実際に地方に身を置きながらどのようなキャリアを歩んで来たのか。
「大学院生としての研究と地方創生に関わる仕事を2年間並行して行った後、一般社団法人に勤めました。
まず大学院時代は、社会人学生のような立場で、地方創生をテーマに研究をしながら、実際にフィールドに出て街づくりに関わる日々を過ごしていたんです。私が通っていた大学院のコースは少し特殊で、最初の半年は座学ですが、残りの1年半は研究対象の地域で働きながら学ぶというスタイルでした。
人口減少が進む地域では、定住している人だけで地域づくりを行うのが難しくなってきており、私の研究テーマは、そのような地域で地域住民と、地域外の人、例えば地域外に出ていった出身者や何らかのご縁でその地域に興味を持ってくれた人が協力して地域づくりを行っていくためにはどうしたらよいか、というものでした。しかし、世界的なパンデミックにより地域外の人とのコミュニケーションが難しくなり、当初思い描いていたのとは違う形で研究を進めざるを得なくなりました。
そこに悔いが残り、大学院修了後も地方創生の仕事を続けたいと強く思い、次のステップとして一般社団法人に就職しました。
一般社団法人では、地方で働くキャリアを大学生に描いてもらうための事業に携わっていました。
地方の中小企業の多くは新卒採用を行っておらず、人手不足に悩んでいます。しかし、いきなり新卒を採用しても、育てる人も、育成体制もないという課題がありました。そこで、まずは学生を1ヶ月程度インターンで受け入れてもらい、新しい人が入ることでどんな変化が起こるのか、どう接していけばいいのかを企業側に学んでもらう。
一方で学生側も、地方での就職や暮らしに対する不安をインターンで解消できる。そんな両者をつなぐ仕事をしていました。
実は私自身、大学1年生の頃からこのプログラムに参加者として関わっていて、その後学生スタッフとして運営側に回り、最終的に就職したという経緯があります。自分が体験した驚きや感動、地方の人に良くしてもらった経験を、今度は伝える側として設計できたことは大きなやりがいでした。」
「地方創生」への想いを胸にやりがいを持って働いていた伊藤が、転職を考えたきっかけは何だったのか。
「転職を考えたきっかけは大きく3つあります。
1つ目は、民間企業で働いてみたかったこと。それまでは個人事業主や一般社団法人での仕事で、行政からの予算で事業を運営していました。ですから、市長の交代などで予算が減ったり事業がなくなるリスクがあり、決定権が他者に委ねられている状態でした。そこで、民間企業なら自分の努力次第で変えていける部分があるのではないかと思いました。
2つ目は、都市部で働いてみたかったこと。
前職も含め、それまで地方で生活してきたこともあり、どこかで「自分には地方での暮らしや働き方のほうが合っているのでは」と漠然と感じていました。
一方で、大学院時代や前職では都市部から移住してきた方々と話す機会も多く、その経験を通じて「人生で一度くらい、都市部で働いてみたい」と思うようになりました。
田舎育ちのため、都会暮らしはなんだか大変そうだというイメージもあり(笑)、都市部で働くことに挑戦するなら、体力のある若いうちがいいと考えたんです。
3つ目は、採用や組織作りをもっと学びたかったこと。地方創生に携わる中で、やはり人材の定着や雇用創出の重要さを痛感しました。その中で、地方創生という軸よりも組織作りや採用というものをもっと専門的に学びたいと思ったんです。」
他者視点への気づきと、責任感の芽生えが導いた成長
これまでのキャリアを築く過程において「失敗や苦労も数え切れないほどあった」と語る伊藤。入社後に直面した壁とは何だったのか。
「入社後、一番苦労したのはやはり「他者視点を持つ」ことでした。自身のこれまでのキャリアが、地方の学生や中小企業を中心に培ってきたものだったため、企業や学生に対する情報や認識の偏りもあったと思います。また、自分で考え抜こうとするあまり、主観的な内容やロジックになってしまっている、ということも度々ありました。これは今でも難しいと感じる課題ですね。」
そういった壁を乗り越え、伊藤が今感じている「やりがい」や「手ごたえ」とは何か。
「顧客満足度アンケートで高い評価をいただけるとやはりやりがいを感じますね。
自分が担当した案件が良い結果を残し、そこからさらに受注につながったときは、本当に良い仕事ができたんだなと実感できます。
短期的なところでは、自分が描いた骨子をお客さまに褒めていただいたり、「ここまでしてくれるんですね」といったお言葉をいただくこともやりがいにつながっています。」
これまでは地方創生に尽力してきた伊藤。SAGの業務を通し、どのような成長を実感しているのか。
「マインド面においては、「仕事に対する責任感」が格段に増しました。
SAGの仕事はオンライン中心です。そのため、お客さまと直接の接点が少ないからこそ、一つ一つの機会でしっかりとクオリティを出し、お金をいただいている以上の価値を提供しなければならないという意識が強くなりました。
また、前職では地方の中小企業中心でしたが、この会社に入ってからは準大手企業や都市部の企業、大手志向の学生や安定志向の学生など、様々な側面から採用について学べています。もともと色々な会社の採用ノウハウを勉強したいという思いがあったので、この経験は本当に貴重です。
前職の経験は、地方が抱える採用課題への理解、学生と直接やりとりしてきたからこその学生視点など、様々な場面で活きています。地方のことも都市部のことも理解し、学生に近い視点で物事を考えられることが、今の自分の強みになっていると感じています。」
地方企業の支援を軸に、自分らしい価値を発揮できる未来へ
「今後の目標について考えると、やはり地方の会社をもっと支援していきたいという思いが強くあります。現状では企業数や学生数の違いから、どうしても都市部の会社からの引き合いが多くなってしまいますし、地方の企業は採用人数が限られていたり、予算の制約があったりと、構造的につながりにくい状況にあります。
でも、私が転職を決意した原点を振り返っても、これまで歩んできたキャリアを生かすという意味でも、地方のお客さまをご支援したいという思いは変わりません。
そのためには、自分自身のスキルをさらに磨いていく必要があると感じています。正直なところ、まだできないことの方が圧倒的に多いんです。例えば、採用戦略をきちんと描いていくこと、一般論だけではなく個社ごとに合わせたカスタマイズをしていく精度は、もっともっと高めていけるはずです。だからこそ、自分の中での引き出しを増やしていくことが重要だと考えています。得意を生かして地方のお客さまを支援するためにも、様々な業種に触れて多角的な視点を持ってご支援していくというのは、今後やっていきたいポイントです。
同時に、SNS運用や新卒1期生の受け入れなど、お客さま向けではない業務も任せてもらっています。組織が大きくなりかけている今だからこそ、これから成長していくための土台作りにも貢献できたらと思っています。」
最後にSAGの魅力と、求職者の方へのメッセージを聞いた。
「求職者のみなさまにお伝えしたいのは、この業界は常に学びが尽きないということです。お客さまや、社会情勢によって必要な知識が変わっていくからこそ、新しいことができるようになることや日々学んでいくことを楽しめる人であれば、きっと活躍できる環境です。自分らしい価値を発揮していくことができて、それがより良い社会につながっていく。そんな実感を持って働ける会社だと思っています。そういったことに興味がある方は、ぜひ一緒に働きましょう。お待ちしています!」
