「薬局で、栄養相談ができるって知っていましたか?」
そう語るのは、調剤薬局で働く入社5年目の管理栄養士・石黒。
管理栄養士の活躍の場として、病院や福祉施設を思い浮かべる方も多い中、「調剤薬局」というフィールドで、日々患者さまと向きあっています。
その背景には、「栄養で人を支えたい」という強い想いと、調剤薬局ならではの働き方の魅力がありました。
「栄養で人を支えたい」原点から見つけた進路
もともと薬剤師を目指していた石黒。親戚に薬剤師が多い環境で育ち、自然と医療の道に興味を持っていました。そんな中、高校時代に進路を考えるタイミングで、栄養学に興味を持つようになります。その背景には、家庭環境と自身の体験がありました。
「母が料理があまり得意ではなかったこともあって、自分で栄養について学びたいと思ったんです。それに加えて、自分自身も体調を崩した経験をきっかけに、改めて、食事や栄養の大切さを実感しました」
なんとなく興味があるではなく、自分の体験から必要性を感じた学び。それが、管理栄養士という進路を選ぶ大きな後押しとなりました。
大学選びでは、国家試験合格率を重視し、確実に資格取得を目指せる環境を選択。入学後は専門知識を学びながら、「将来はどんな管理栄養士になりたいのか」を具体的に考えるようになっていきます。その中で明確になったのが、「栄養相談を通じて人と直接関わりたい」という想いでした。
「栄養相談がしたい」その想いが導いた調剤薬局という選択
就職活動では、管理栄養士の資格を活かせるさまざまな業界に目を向けていました。食品メーカーからも内定を得るなど、選択肢は決して少なくなかったといいます。それでも最終的に重視したのは、「人と直接関わることができるかどうか」でした。
「せっかく資格を取るなら、知識を届けるだけではなく、実際に人と向きあって役に立てる仕事がしたいと思っていました」
その視点で考えたとき、病院という選択肢には一つの壁がありました。それは、新卒の管理栄養士は、給食管理や献立作成が中心になるケースが多く、栄養相談に関われるまでには一定の経験が必要とされることが多かったということです。
「自分がやりたい栄養相談にすぐに関われる環境ではないと感じました」
一方で調剤薬局は、患者さまと日常的に接点を持てる場所。服薬指導のタイミングや待ち時間など、自然な流れで栄養相談につながる機会がある点に魅力を感じました。
さらにクオールへの入社の決め手となったのが、「若いうちから挑戦できる環境」です。
「特定保健指導など、他社では5〜6年かかるような業務でも、クオールでは比較的早い段階からチャレンジできる点に魅力を感じました」
実際に石黒は、入社2年目で登録販売者資格を取得し、3年目から本格的に管理栄養士としての業務をスタートしました。
また、医療事務と管理栄養士を兼任できる点も特徴的です。
「受付や調剤補助業務にも関わることで、患者さまとの接点が増えますし、薬の知識も自然と身につきます。栄養だけでなく、医療全体に関われる環境だと思いました」
栄養相談がしたいという軸に加え、成長できる環境という視点。その両方を満たしていたのが、クオール薬局という選択でした。さらにクオールでは活動のサポート体制も整っており、1年目から先輩社員がマンツーマンで指導。3年目までのベースを一人ひとりサポートしてくれる環境も魅力的でした。
医療×栄養で患者さまに寄り添う。リアルな仕事内容とやりがい
現在は、医療事務と管理栄養士の業務を両立しながら働いています。 入社当初は医療事務業務の割合が多かったものの、現在では管理栄養士業務が半分以上を占めるまでに広がっています。
1日の流れとしては、午前中は受付や処方箋入力、調剤補助などの医療事務業務を担当。午後は栄養相談や特定保健指導の時間に充てるなど、メリハリのある働き方です。さらに、店舗だけでなくオンラインで他店舗の患者さまの栄養相談にも対応。調剤薬局という枠を超え、広い範囲で活躍しています。
中でも大きな割合を占めるのが「特定保健指導」。 生活習慣病予防を目的に、対象者一人ひとりに対して3ヶ月間継続して支援を行う業務です。
「月に16件ほど担当していて、ほぼ毎日1件は対応しています。面談だけで終わりではなく、その後もメールや電話でフォローしていきます」
一人の対象者に長期的に関わるからこそ、変化を実感できる場面も多いといいます。
「体重が減ったり、数値が改善したという報告をいただけた時は、本当にやりがいを感じます」
また、日々の栄養相談も重要な業務の一つ。小児の便秘や離乳食、高齢者の糖尿病や高血圧、腎臓病など、幅広い相談に対応しています。
「意識しているのは、その人に合った伝え方です。例えば野菜を勧める時でも、生活スタイルに合わせてコンビニの商品を提案するなど、無理なく実践できる方法を一緒に考えます」さらに重要なのが、患者さまとの信頼関係。
「食事内容って本音を話しづらい方も多いので、まずは安心して話してもらうことが大切です。笑顔で接することや、相手の立場に立った言葉選びを意識しています」正しい知識だけではなく、伝え方や関係性が成果を左右する。そこに、この仕事の難しさと面白さがあります。
クオールでは、様々な患者さまに対応できるよう、栄養相談に関するロールプレイングがあります。半年間、相談頻度の高い栄養相談のロールプレイングを行った上で、患者さまへの栄養指導を行います。先輩社員に日々相談しながら進められる環境があるので、安心して業務に携わることができます。
薬局だからできる地域貢献。広がる管理栄養士の可能性
調剤薬局の最大の魅力は、「患者さまとの距離の近さ」です。受付で顔を合わせるところから関係が始まり、少しずつ信頼関係を築いていく。 その中で、かかりつけ管理栄養士として頼られる存在になっていきます。また、薬局という場だからこそ、「予防医療」に関われる点も魅力です。
「特定保健指導は、病気になる前の方を対象にした支援です。薬が必要になる前の段階で関われるのは、大きなやりがいがあります」
入社当初と比べると、管理栄養士を取り巻く環境も大きく変化しています。
「当時よりも活動体制や活躍の場は確実に広がっています。薬局に管理栄養士がいるという認知も、少しずつ広まってきていると感じます」
今後の目標は、特定保健指導の件数をさらに増やしながら、様々な栄養相談にも対応できるスキルを身につけること。
「管理栄養士として栄養相談がしたい」その想いがあるなら、クオールで叶えることができます。
患者さまと近い距離で関わり、日常の中で健康を支える。そして、未病・予防の段階から支援できる環境がある。
管理栄養士の新しい活躍の場として、クオール薬局はこれからさらに注目されていくはずです。
※ 記載内容は2026年3月時点のものです
