国内外にさまざまな形態の工場を保有し、社会課題を解決するために、幅広いモノづくりとソリューション事業を展開するOKI。今回は特機システム事業部に所属し、沼津工場で働く2人のエンジニアによる座談会を実施。特機システム事業部の業務内容や職場の働きやすさ、仕事のやりがいについて語ります。
【動画公開中】四つの事業を展開するOKIの「特機システム事業部」ってどんな仕事?
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同期社員2人による座談会の様子を動画で観たい方は、ぜひYouTubeでご覧ください。
ここからは動画でお伝えしきれなかった内容も含め、座談会の様子をお伝えします。
4つの特殊分野の事業を展開。中でも高度な技術が求められる製品開発に従事
──特機システム事業部は、具体的にどのような部署なのですか?
U:特機システム事業部では、防衛分野、民間航空分野、海洋開発分野、船舶民間の特機事業という4つの事業を展開しています。その中で、私はソノブイ設計チームで機構設計を担当しています。
F:私は入社して7年間、ソーナーシステム設計チームで電気設計を担当しています。
──お2人が設計している装置は、どういった製品なのでしょうか。
U:私が担当しているソノブイは、航空機から海に向かって投下され、着水するとカラクリのように展開して、海の中の音を聞くという装置。日本独自というよりは、世界中に競合他社がいるような製品です。
F:ソーナーシステムは、音を拾うセンサーを複数用い、拾った音から目標の信号を割り出し、検出するシステムです。
──お2人が普段どのような仕事をしているのか、業務内容について教えてください。
U:維持設計や開発のため、CADを使って設計図を描くといった業務やFEM(有限要素法)を用いた材料強度の解析、実際にメーカーに発注して、試作品を作るなどの業務をしています。
また、できあがった試作品に対する環境試験として、振動や衝撃、温度や湿度といった負荷をかける試験も行っています。さらに実際に製品になるまで、どのように製造して、どのように検査するのかという内容も検討しています。
F:私はシステムに組み込むモジュールの設計や基板の回路設計、基板内に搭載するFPGA(現場での書き換えが可能な集積回路)の論理設計、システム全体のネットワーク構築にシステム動作確認をするための治具の設計も担当しています。
特殊な分野だからこそ──強く感じる緊張感とやりがい
──お2人とも入社されて7年目になりますが、今までのお仕事の中で、大変だったことや達成感を得られたことを教えてください。
F:業務の都合上、社内外の方と密に関わる必要があります。私自身、コミュニケーション能力が求められるので、最初は大変でしたね。
あとは、扱っているのが非常に規模の大きな製品なので、検討してから実際に製造するまで数年間かかります。開発期間は長くても、製品化まで小まめに検討と試作を繰り返す必要があり、失敗できないという緊張感は常にありました。
しかし、その分やりがいもあって、他ではできない経験が積めるという意味で、とても魅力のある仕事だと思っています。
U:特殊な分野の製品なので、実際の環境で試験を行うのがとても難しいんです。ですので、環境を想定して、自分たちで振動負荷や温度負荷など、条件を考えなければなりませんでした。
その反面で、製品が完成したときにはお客様から「良かったよ」「とても調子がいいよ」と報告いただけることもあり、強い達成感を得られることもあります。
──そのような試験は、工場内で行うのですか?現場など外に出て対応する業務も多いのでしょうか。
U:工場内でも試験を行う装置は揃っていますが、大きな製品になると公共の試験施設を利用したり、メーカーに協力いただいて装置を貸してもらったりすることもあります。
OKIには水中音響技術をコアとしたサービスを提供する「OKIコムエコーズ」というグループ会社が沼津工場の近くにあります。駿河湾に実験施設を保有しているので、そこで実際に海上試験を行うこともできます。
F:納品を終えたシステムについては、現場でシステムを搭載する作業や保守整備も行っています。その際には、われわれ設計部隊も、現場に出向いて対応しています。
暮らすほど沼津の魅力を知って──若手が自由に意見を言える風通しの良い環境
──沼津工場ではどういった年齢層の方が働いているのでしょうか。部署の雰囲気なども教えてください。
U:技術部全体でいうと20代から30代の若手と、40代から50代の上の年齢の方が多く、間が少し空いているかもしれません。しかし生産現場に行くと、20代から30代半ばの若い人が多い印象です。
F:年齢層は20~50代まで幅広いのですが、若手社員はあまり気を使い過ぎずに、40代50代の先輩社員も比較的フランクに話しかけてくれる方が多いと思います。
U:「ここで食事してきたよ」と写真を見せ合ったり、長期連休で旅行に出かけた時にはお土産を渡し合ったり、普段から業務以外の会話をしているような、とてもフレンドリーな職場です。
F:趣味が合う人でグループを作ることもよくありますよ。私はロードバイクに乗っているので、同じ趣味の先輩たちと一緒に自転車で走ることもあります。
プライベートだけではなく、業務上でも沼津工場にはいろいろな視点からの考え方を尊重する風土があると思います。若手社員の発言は上の方からも期待されているのではないでしょうか。
──お2人はもともと沼津に縁があったのですか?沼津に住んでみて、率直な感想をお聞かせください。
F:縁はまったくなかったですね。
U:私もまったくないです! 機構設計は基本的に高崎事業所が多いので、そちらかなと当初は思っていました。でも住めば都というのもあり、暮らし始めてみて、本当に良いところだと感じています。東京まで1時間ほどで着きますから。
F:私の場合は大学時代の専攻が電気工学だったんですが、とくに空中音響をテーマに研究をしていました。その中で、OKIの特機事業部で水中音響を使ったシステムの開発を行っていると知ったことから、こちらを志望した次第です。
最初のころは沼津の場所もよくわかっていませんでしたね。ただ実際に住んでみると、海も近く、山も近く、自然に囲まれている過ごしやすい地域だと感じています。
探求心を持ち、自身の技術を高め、これからの特機システム事業を支える存在に
──入社する前のOKIの印象と、7年間の業務を経験した今の印象を比べて、ギャップを感じることはありますか?
U:学生のころは、年上の方には話しにくいイメージがありました。実際にOKIに入社して先輩の方々と話すと、まったくそんなことはなくて、向こうから趣味の話をしてもらえます。自分から話をしても、「そうなんだ!」と興味を持って聴いてもらえるので、そこにはギャップがあったと思います。
F:私は会社に入ると、一つの業務に特化してやり続けていくのだとイメージしていました。しかし、実際はそうではなく、設計する上ではシステム全体の動きを把握する必要があります。
わからないことは、他の部署の人に話を聞くことも大切で、個人で仕事を追求するというよりも、人と関わり合いながら仕事を進めていかなければならないと感じています。
自分から積極的に新しい知識を学んでいくような、探求心を求められるのは私には苦痛ではないので、自ら勉強をして、糧として行こうとプラスに考えて仕事に臨んでいます。
──最後に、これからやってみたいことや挑戦していきたいことを教えてください。
F:7年間、電気設計に注力して、業務に取り組んできました。これからはもっと幅を広げて、システム全体を俯瞰して見られる設計者になっていきたいです。ソフトウェアの知識も身につけ、これから新しい製品の開発にも活かしていけるよう精進していきます。
U:電気設計やプログラムなど、すべての設計があってひとつの製品ができています。私も機構設計に特化するだけではなく、いろいろな知識を取り入れ、これからもお客様に喜んでいただけるような製品を作っていきたいと思っています。
──これからのOKIは、お2人のような30代の若い力が中枢になっていくと思います。ワクワクなのか、ドキドキなのか、どのように感じますか?
F:ワクワク7割、ドキドキ・緊張が3割ですね。
──OKIの特機システム事業部の最前線で活躍するお2人にお話を伺いました。本日はありがとうございました。
※ 記載内容は2024年3月時点のものです
