一日一日を全力で挑戦できる場所へ──NTTデータに入社
嬉野がNTTデータに入社したのは2023年4月のこと。入社に至るまでさまざまな経験をしてきたと語ります。
「私は大学卒業時、就職活動を一切しませんでした。学生時代からバンド活動をしており、バンドで食べていきたいと思っていたためです。その後バンドは解散し、デビューできず、挫折。そろそろ長期的に取り組める仕事をしなければと考え、何社も落ち続け、28歳にしてようやくコールセンターで仕事を始めました」
コールセンター勤務のかたわら、嬉野は30代半ばにして一念発起し、オンライン英会話で勉強を始めました。TOEIC900点台の英語力を身につけたことで、外資系企業の担当を任せられるなど仕事で英語を活用できるように。
さらに、SNSで学習方法の発信を続けたところ出版社などから声をかけられ、英語学習の書籍の出版、雑誌掲載、セミナー開催など英語の分野で力を発揮していきました。こうしてコールセンター業界を3社経験した後、嬉野は50代を目前にしてNTTデータへの入社を決心します。
「十数年後の定年を考えた際、残りが見えてきたからこそ、一日一日を全力で挑戦したいという気持ちがありました。コールセンター業界には20年程いたので、その経験を生かしながら違った分野でもう一度チャレンジしたい。そこで、会社の規模も大きく、想像できないことが起こりそうでおもしろそうなNTTデータに入社することにしました」
こうして、嬉野のNTTデータでの新しい挑戦が始まりました。
サステナにつながる新しい働き方のカタチ
NTTデータに入社してから1年後、嬉野は「デュアルキャリア」制度に興味を持ちます。きっかけはサステナビリティ経営推進部のメンバー募集でした。
「不安はありましたが、『1年以上在籍』という応募資格もギリギリ満たしており、やらないで後悔したくなかったので応募しました。せっかく規模が大きく、多様な人がいる会社に入ったので、本務とは別の分野でも貢献したいと思いました。
デュアルキャリアでは稼働の2割を兼務に使え、平均すると1日1.5時間を充てられます。サステナビリティ経営推進部のイベントで1日稼働するときなどは、月のリミットである合計30時間に収まるように調整できます」
こうしてサステナビリティ経営推進部での兼務が始まった嬉野。サステナビリティ(以下、サステナ)に関心を持った経緯をこう話します。
「豊洲から近い『日本科学未来館』に家族で出かけた時に、地球は思ったより危機的だと知ったんです。私は子どもたちや会社の後輩に『未来は安心だよ』と胸を張って言える自信がなくなったので、少しでも貢献につながることがしたいと思いました。
また、サステナは社会貢献だけでなく、経営戦略そのものと知り、ビジネス観点でもおもしろいと感じました」
嬉野は文章執筆やイベント実施の経験、前職でのマネジメント経験をここで生かしていきたいと意気込んでいます。
サステナを身近に感じられる「とよサス映画祭」を開催!
嬉野はサステナビリティ経営推進部で情報発信やイベントの企画を通じ、サステナの浸透を促す仕事をしています。2025年1月時点で社内向けに5本、社外向けに1本の記事を作成して公開しました。漫画で楽しめる記事も企画し、公開したばかりです。
また、嬉野が中心となり「第1回 とよサス映画祭」を開催し成功に導きました。「とよサス映画祭」はNTTドコモとの共同開催で、サステナや社会課題に関心があるものの敷居が高いと感じている人を対象に、映画を通してサステナについて考えてもらうイベントです。告知したところあっという間に枠が埋まり、急遽用意した追加枠もすぐに終了となりました。
上映されたタイトルは『グリーン・ライ~エコの嘘~』。このドキュメンタリーは、「自然に優しい」とされる日用品などの原料となるパーム油が採れるアブラヤシの木を植えるために、熱帯雨林を焼き払うなど、「環境に優しい」という名目の裏側で行われている衝撃的な真実を告発しています。その後の感想やディスカッションは熱を帯びて盛り上がりました。
嬉野はこのような親しみやすい手段を入口としてサステナを広めようと考えています。
「興味を持ってもらえるよう、感情が動いたりクスッと笑えたりする記事やイベントを提供していきたいです。サステナビリティ経営推進部1年生、NTTデータ2年生で、どちらもまだよく知らないからこそできる手法で、より多くの人に広めていくことが自分の役割だと考えています」
ほかにも子ども向けのイベントや国外のグループ会社との協業など、多彩な活躍をする嬉野。今後の展望について語ります。
「次回は映画館で『第2回 とよサス映画祭』を実現させたいです。また、まだ構想段階ですが、夏休みに子どもたちの自由研究をサポートするようなイベントも考案中。1人でも多くの方にサステナに関心を持ってもらうことにつなげたいです」
「デュアルキャリア」制度で多様な働き方を実現しよう
サステナビリティ経営推進部での業務を通じて、仕事への向き合い方がよりクリアになってきたと言う嬉野。サステナに対する自身の思いをこう話します。
「NTTデータ自体が、ITを活用して社会課題を解決する会社だと思っています。気軽にイベントに顔を出したり、関連記事を読んだりしていただけたら、その時点でサステナに貢献していると考えています。一緒に肩肘張らずにできることや、考えられることを一つ二つと積み重ねていけたらありがたいです」
最後に、新しい働き方を検討している人に向けて、嬉野がデュアルキャリアの可能性を語ります。
「ものすごく良い制度だと感じています。おすすめです!本務と兼務、それぞれの業務に取り組めるので、視野が広がり、社内の知り合いも増えます。デュアルキャリアの兼務先の仕事には稼働の2割しか使えないので、もどかしさを感じることはありますが、時間が限られているからこそ集中できる側面もあります。
転職も異動もせずにノーリスクで興味のある仕事にチャレンジして経験が積める、素晴らしい制度です。柔軟な働き方ができることもNTTデータの大きな魅力だと感じます。人生一度きり!やりたいことはできる限りやりたいですよね」
※ 記載内容は2025年2月時点のものです
