個人の損得に捉われない。より本質的なシステムの価値を考えることが基盤のミッション
第1ビジネスソリューション事業部サービスイノベーション開発部で、基盤インフラ案件のプロジェクトリーダーを務めるN.K。現在は3つのプロジェクトを並行して担当しています。
「基盤開発はアプリケーション開発と比べて規模が小さいので、通常は1人で複数案件を管理します。現在手がけているのは、NTTデータの決済サービスの開発保守、2年がかりで開発してきた案件のリリース、そしてオンプレミスからクラウドへの新規移行検討案件です」
各プロジェクトには社員が1名ずつ、さらに複数名の協力会社メンバーが配置され、全体で10名強のチーム構成となっています。組織の拡大と売上の向上をミッションとするN.Kは、顧客との密な連携を図りながら案件を遂行できる体制づくりに注力しています。
「基盤案件では、AWSやGCPといったクラウドサービスを活用することが多いです。技術要素は比較的汎用性の高いものが中心で、案件期間は1年から2年程度が一般的でしょうか。
私が5年前に入社した当初は、1つの案件のマネジメントから始まりましたが、現在では基盤チームのリーダーとして組織全体の成長を推進する立場です。部下を育成して自身の業務を移譲し、より規模の大きなプロジェクトや新規案件の獲得にシフトしていくことを意識しています」
NTTデータNJKでは、職位に応じて、売上規模や組織規模の目安を管理職とすりあわせながら目標設定を行うプロセスになっていることも働きやすさにつながっていると話すN.K。数学科出身というバックグラウンドも活かしつつ、自身の価値観も大切にしながら仕事に取り組んでいます。
「常に前向きな姿勢で問題解決にあたることを大切にしています。失敗した時に人に原因を求めるのではなく、『どうすればよいか』という建設的な議論に持っていくよう心がけています。
また、システム開発においては、個人や組織の損得を超えて、システムにとって本当に良いことは何かを常に問いかけながら業務に取り組んでいます」
数学科出身者として最も大切にしていきたいのは、抽象的な思考力
学生時代に数学科で学んでいたN.Kは、情報系出身者とは異なる抽象的な思考力を養ってきた、と振り返ります。就職活動では、その経験を活かせる仕事を探していましたが、数学系出身ということもあり、情報系大手企業への就職はそう容易いことではありませんでした。
「そんな中、システムの基盤に関する仕事は、システムの動作や異常検知など、抽象的な考え方をさまざまなシステムに適用できる点が魅力的でした。できるだけ数学的な思考を活かせる仕事を希望していたので、基盤エンジニアをめざすことにしました」
新卒から入社した会社では、早い段階でマネジメントを任されることになります。技術面でもっと経験を積みたい気持ちもあったと言いますが、メンバーのマネジメントが向いているのでは、という周囲からの評価を受けていました。
「自分より年上で経験豊富なメンバーも含めてマネジメントする機会がありました。ストレスはありましたが、メンバーの考えや意図を素早く理解し、より大きく本質的な課題を把握できるという強みがあったので、うまく進めることができました」
その後、NTTデータNJKへの転職を決意することに。面接時に出会った現在の上司の存在が、入社を決めた大きな理由でした。
「技術的な話や案件の内容について具体的な質問をした際に、上司の人柄や仕事に対する姿勢に共感しました。特に、ドライで淡々とした中にも深い技術知識に裏付けられた熱い思いが伝わってくる様子に好感を持ち、この人の下で働きたいと思いました」
入社後は金融システム部に配属され、最初は1つの案件に専任で携わっていました。しかし、予想以上に早い段階でリーダーとしての役割を任されることになります。
「入社したばかりの頃は、ここは大手企業なので、周りに技術レベルの高い人が多くいると想定していましたが、基盤の専門家が既に多いというわけではなく、むしろこれからまだまだ開拓していく領域だとわかりました。
入社時からフリーランスエンジニアの方などともやり取りをしてきましたが、コミュニケーション能力には自信があったので、特に問題なく対応できました」
徐々に複数案件を同時に担当するようになり、仕事の規模も大きくなっていきます。学生時代に培った抽象的な思考力に、社会人としての経験が加わることで、その能力は更に開花していきました。
「エンジニアとして働き始めた頃は、難しい概念を持ち込むことなく、極力シンプルに説明するよう心がけていました。でも次第に、プロジェクトの背景にある本質的な課題を考えられるようになり、それが今の強みになっています」
すべてに自分が関わり続けることはできないからこそ、メンバーの育成に注力する
複数のプロジェクトをマネジメントする中で、N.Kは大きな転機を迎えます。2つ以上のプロジェクトを担当するようになった時、業務の質と時間配分の変化に直面したのです。
「当然ではありますが、自分が担当しているのが1つの案件であれば、1日8時間すべての時間でそのプロジェクトの中身を見ることができます。しかし2つ以上になると、どうしても細かいところまで目が届かなくなってきます。
1日の時間が半分になるような感覚ですし、自分が開発に入ることもすぐに難しくなっていきます」
この経験から、N.Kは組織における人材育成の重要性を強く認識するようになりました。現在は3つのプロジェクトのプロジェクトリーダーとして、10名以上のメンバーをマネジメントしています。
「結局、各プロジェクトに自分と同じくらいの力量を持つ人がいれば、仕事はもっと進めやすくなります。そこまで育ってもらうのはそう簡単なことではありませんが、だからこそ人材育成に自分は注力していく必要があると考えています」
現在は事業部の活動の一環として、クラウドの専門知識を持つ人材の育成にも注力しています。週次でミーティングを実施し、クラウド戦略の推進や新しい技術の検証、情報共有を行っています。特に、アプリケーション開発側から基盤側に興味を持って参加してくるメンバーの存在は、N.Kにとって大きな励みとなっています。
「新しい人が興味を持ってくれるのは本当に嬉しいことです。もともと専門でやっているような人たちは放っておいても成長していきますが、アプリ側から『基盤も興味があります』と入ってきてくれる人たちと一緒に活動できるのは、特に意義あることだと感じています。
この活動を通じて、基盤技術への理解を深めるメンバーが着実に増えているのを実感しています」
プロジェクトを進める中で、突発的な問題が重なることも少なくありません。精神的に負荷がかかる場面もありますが、着実に組織は成長を遂げています。
「複数のプロジェクトで同時にトラブルが発生すると、当然私1人では100%の対応ができず、とても大変です。でも、そういった経験を通じて、組織としてどう成長していくべきか、より明確に見えてきました」
新しいチャレンジが歓迎される環境を活かし、組織の成長により貢献したい
自分がやりたい仕事を提案し、営業と協力して新しいプロジェクトを立ち上げられる環境を謳歌しながら、組織の成長を見据えているN.K。
「今は組織を拡大していく段階です。具体的に私は3年計画で、1年ごとに1人ずつリーダーを育てていく方針を立てています。私が持っている知識やノウハウはすべて、確実に伝えていくことを強く意識しています」
人材育成においては、計画の立て方や報告の仕方、外部・内部への対応方法など、さまざまな要素を盛り込んでいます。また、事業部の既存の育成体系に加えて、基盤領域のリーダーに必要なスキルを反映させた新たな育成メソッドも構想中です。
「技術力をベースとしながら、さまざまなタイプの人材を求めています。技術的な面で新しいことに挑戦しながらチームを牽引できるリーダーでも、マネジメント寄りで人材育成に注力できる方でも、私たちのチームではどちらも大歓迎です」
入社後、自分の専門分野や興味に応じて仕事を選択できる環境。これこそが、当社の特徴なのではないかとN.Kは話します。
「当社は常に新しい仕事に挑戦していて、自分の意思で仕事を選択し、組織を作っていける環境があります。もちろん、手を広げることで難しい局面に直面することもありますが、それも含めて成長できる環境だと考えています」
営業との連携も密に取れる環境が整っています。N.K自身、入社時から営業担当者と密にコミュニケーションを取り、新しいプロジェクトの立ち上げに携わってきました。今後も、新規案件の獲得や既存案件の拡大を図っていきます。
「関連各所と情報共有を密にするタイプなので、私は入社してまもなく営業担当者とも自然と打ち解けていきましたね。専任の営業担当者と課題感や可能性を共有しながら協力して進められているのが強みだという自覚はあります。そのような環境において、皆で新しいプロジェクトを作っていけるのは、この会社の大きな魅力のはず。
私も数学科で培った抽象的な物事の捉え方を強みにしながら、それを基盤技術とマネジメントの両面で活かし、組織の成長に貢献していきたいです」
※ 記載内容は2024年11月時点のものです
