時代に適合した提案をするためには、新技術のキャッチアップが必要不可欠
現在所属しているプラント第一部は主に食品関係のプラントを手がけており、建物から生産設備まで食品に関するさまざまなプラントエンジニアリングをしている部署です。その中でも私の在籍する食品工場建設チームは、お客さまのプロジェクトの計画・設計・施工・試運転から製品出荷までを総合的に支援する立場でプロジェクトマネジメントを担っています。
私は現在、ある大手食品メーカーの新工場建設案件にプロジェクトマネージャーとして参画しており、営業段階から計画・設計・施工に携わってきました。もう間もなく建築竣工を迎える段階にあり、これから生産設備を設置して試運転を行っていきます。
私たちの役割は、「新しい工場を建設したい」というお客さまの抽象的なご要望を“視える化”することです。工場の規模や製造能力、要求品質などを明確にした上で設計に反映させるのはもちろんのこと、お客さまの既存工場の調査やヒアリングを通じて課題を抽出し、改善案を取り込んで、共にあるべき姿を実現していきます。お客さまと当社は、共通目標を持ったパートナーとしての関係性を築いています。また、隔週で定例会議を開き、お客さまと当社を含めたプロジェクトメンバーで協議して意思決定をしています。
プロジェクトで心がけているのは、お客さまの立場になって複数の選択肢をご提供することです。ただ選択肢を並べるだけではなく、判断基準を設定した上で比較検討し、お客さまに納得のいく判断をしていただけるように気を配っています。お客さまの状況や、時代に適合したご提案をするためには、新しい技術を日々キャッチアップすることが欠かせません。
日頃、仕事をする上で一番大切にしている価値観は、「皆が気持ちよく活動できること」です。お客さまはもちろん、ベンダーの方々や社内メンバーも含め、関わるすべての人たちのモチベーションが高まる環境構築に努めています。モチベーションが低い状態だと、結果に影響してしまいます。良好なコミュニケーションや成長を促す環境や仕組みを構築できてこそ、安定して高い成果を生み続ける秘訣ではないでしょうか。
企業選びで重視したのは「若手に与えられる裁量」と「オープンな社風」
大学時代は、理工学部でナノ粒子について学びながらテニスサークルで代表を務め、日頃の練習ではメンバー間の交流による共通認識の形成を促すとともに、飲み会などを通して組織を盛り上げることに注力していました。
メンバー一人ひとりが活躍できるようにサポートすることに努め、チームとしてよい成果を収められることが楽しく感じていました。仲間がいきいきとプレーする姿を見ることが、私にとって何よりのモチベーションになりました。振り返ると、この経験が今のプロジェクトマネジメントの基礎になっているのかもしれません。
就職活動では、ものづくりに携わりたいと思い、製造業全般に加えて製造業を支える仕事まで幅広く候補に入れていました。企業選びで重視したのは、若いうちから裁量を与えてくれる環境があるか、オープンな社風かどうかでした。決まったことだけをこなすのではなく、柔軟に対応できる会社を求めていました。
それに当てはまるのが、日清エンジニアリングでした。最終面接では会社が事業で扱っているナノ粒子の話をした後に、「プラントにも興味はありますか」と尋ねられ、「機械が好きなので興味はあります」と返したところ「大丈夫だね」と言われて雰囲気が和みました。そのやわらかい社風に心惹かれました。
その後、内定者の懇親会に出席した時には入社2、3年目の社員からどんな仕事を任されているのかを詳しく聞き、若手の段階からやりがいのある仕事ができそうだと感じたことも入社の決め手になりました。
実際に入社してみると、想像以上に業務内容が多様で、それらを若手に任せてくれることに驚きました。最初に配属されたのはプラント部のサイロチームで、小麦などを貯蔵するサイロの建設工事において、計画から設計・施工・試運転、そして製品出荷までを担いました。お客さまの経営層の方々と直接お話ししながら方針を定めていくこともあれば、現場での細かい仕様決定にも自ら携わることができました。
入社から5年後には食品工場建設チームに異動し、一貫してプロジェクトマネジメントを担当しました。計画段階から壁に突き当たることや、諸々の都合により実現に至らなかった案件もありますが、そのたびに学びを得て次の成功への教訓としています。
答えは自分の中にあるとは限らない。周囲からヒントを拾い集める感覚で探す
過去の仕事で印象に残っているのは、工場建設の受注に苦労したことです。いくつかの工場計画案件がありましたが、実施に至らないケースもあり、「自分はこの仕事に向いていないのでは」と考えたりして心が折れそうになった時期もありました。
でも、私のことを気にかけてくれる人たちが社内外にいて、「やっていけるよ、大丈夫」と背中を押してくれたことが大きな支えになりました。皆さんから励ましを受けて自分を奮い立たせ、過去の経験を糧にしながら新たな案件に臨み、無事に受注することができて本当にうれしかったです。
この経験を通して学んだのは、うまくいかないことは一定程度あると受け入れた上で、めげずに成功の可能性を上げる努力を続けることの大切さです。可能性を上げるためには、いろいろな人の話を聞き、多くのものを目にするなどインプットの量を増やしながら考えを巡らせ、それを周囲と共有していく必要があると感じています。答えは自分の中にあるとは限らないので、どこかにある答えのヒントを拾い集めるような感覚で探しています。
仕事でやりがいを感じるのは、大きなプロジェクトが無事に終わり、お客さまに引き渡しができた時です。プロジェクトの期間は長ければ3年以上にもなりますが、最後にお客さまから「ありがとうございます。勝呂さんがいなくなると思うと、寂しくなりますね」という感謝の言葉をいただくと大きな達成感を味わいますし、胸に迫るものがあります。
中堅社員となった今では、若手時代とはまた違う心情を抱いています。以前は物事に対して「こうあるべき」と凝り固まった考えを持っていたのですが、経験を重ねる中で「正解は一つじゃない」と思うようになりました。お客さまの目線や、実際に作業する人の目線など、さまざまな視点があることに気づき、より柔軟に考えられるようになりました。
変化を恐れない組織。前例にとらわれず、若手の意見も積極的に取り入れる
当社で働く魅力はやはり、若いうちから大きな仕事を任せてもらえることではないでしょうか。「こんなことをやりたい」と積極的に手を挙げれば、上司もチャレンジを後押ししてくれます。私自身もこれまで、営業段階から一気通貫でプロジェクトに関わり、お客さまの経営層の方々と直接お話しして意思決定に携わっていけるのはとても貴重な経験だと感じています。
社外のプロジェクトに関わることで、さまざまな企業の文化の違いを知ることができることもこの仕事の興味深いところです。それによって、当社の特徴もはっきりと見えてきます。フランクな社風であり、社長と社員が直接コミュニケーションを取れるほど距離が近いです。
また、前例にとらわれることなく若手の意見も積極的に取り入れ、変化を恐れない組織であることも魅力だと思います。社内にはさまざまな検討会・委員会があり、「ルールで決まっているからダメ」で終わるのではなく、従前のルールが今の時代に適合しているかを見直す機会が設けられています。理屈が通っていて正しいことを言えば、きちんと認められる制度や環境があります。
私自身、振り返れば、プロジェクトリーダーとしてメンバーを束ねる立場になって間もない頃、プレッシャーを感じる時もありました。ですが、今ではそういった責任が自分の「エネルギー」となり、「お客さまに喜んでいただける結果につなげたい」と踏ん張ることができています。
今後に向けては、お客さまの企業経営の根本にさらに深く関わるような仕事をしていきたいです。ゆくゆくはマネジメント面で力を尽くし、私よりも技術面で優れているメンバーがより輝けるようにサポートしていきたいです。
当社への入社を検討していただいている方々に伝えたいことは、ここはいろいろなタイプの人が活躍できる職場だということです。若手の段階から果敢にチャレンジしたい方はもちろん、一つひとつのプロジェクトに丁寧に向き合うスタイルの方にも、大きく羽ばたける環境が用意されています。ぜひ、私たちと一緒に楽しく、やりがいを感じながら働きましょう。
※ 記載内容は2025年6月時点のものです

