道路建設で培った技術を人工芝へ。日本道路のスポーツ部門の魅力
──現在のお仕事内容について教えてください。
私は現在、スポーツ部門の営業を担当しています。お客さまは高校や大学といった教育機関が中心です。当社の社名を聞くと、道路舗装のイメージが強いかもしれませんが、スポーツ部門では人工芝の提案や施工も手がけています。
人工芝を敷設する際には、下地にアスファルトの舗装が必要となります。下地の仕上がりが良いほど、高品質なグラウンドをつくることができるため、道路舗装で培った技術を生かしながら施工を行っています。
営業活動は大きく分けて二つの軸で進めています。一つは既存顧客へのアプローチです。大学などの施設は10年から15年周期で改修が必要となるため、定期的に情報収集を行い、改修時期に合わせた提案を行っています。もう一つは新規開拓です。当社では近年、新規顧客への提案にも注力しており、親会社である清水建設からの紹介や、スポーツ大会・団体への協賛を通じたご縁から、新たな営業機会を創出しています。
──仕事とラグビーをどのように両立していますか?
私が所属している清水建設江東ブルーシャークスは、実業団選手であってもフルタイムで働くことをモットーとしています。
そのため、仕事については時差出勤という形で、朝7時から午後4時まで勤務しています。仕事後は夜7時半から10時まで練習です。その後、練習場で食事とシャワーを済ませてから帰宅する生活を送っています。
仕事とラグビーを両立するのは簡単なことではありませんが、選手として活動していることが仕事にも生きています。営業先で学生時代から知っているコーチや監督と再会することも少なくありません。営業をはじめて1年で約10名の方々と再会しており、そこから新たなビジネスチャンスが生まれることもあります。自分ならでは強みを発揮できることは大きなやりがいになっています。
One for All, All for One──異色の実業団チームの強さと誇り
──いつからラグビーを続けていますか?仕事とラグビーにおいて、共通している価値観もあれば教えてください。
私がラグビーを始めたのは幼稚園の頃です。それ以来ずっと続けてきたため、人生の9割程度をラグビーと共に過ごしてきたことになります。社会人になっても「ラグビーを続けることが当然」という意識があり、辞める選択肢はありませんでした。だからこそ、今のようなキャリアがあるのかもしれません。
ラグビーは、チームスポーツの中で最も人数が多いことが特徴です。15人のメンバー全員が異なる役割とポジションを持っています。このような役割は、仕事にも通じる部分があります。
チームスポーツであるラグビーと同様に、会社でも自分の役割を認識し、それを遂行することで会社に貢献できると考えています。ラグビーでの経験は、チームプレーの重要性を理解し、自分の役割を果たすという意識につながっています。
──チームプレーをする上で心がけていることはありますか?
今この瞬間にやるべきことを全力でやり切ることを心がけています。遠い結果を気にして進めていくよりも、その瞬間にベストを尽くすことが、より良い結果に結びつくと考えています。一人ひとりが自分の役割を全力で果たすことがチームの勝利につながりますし、仕事でもそれは同じです。100%を出し切ることが大切です。
──現在所属している「清水建設江東ブルーシャークス」の特徴を教えてください。
大きな特徴は、やはりメンバーがフルタイムで仕事をしながらラグビーに取り組んでいることです。このような形態で社会人ラグビーを行っているチームは非常に少なく、同じリーグ内でも珍しい存在です。
両立のためには弛まぬ努力が必要ですが、同じ意識があるからこそ強い結束力が生まれています。チームメイトの中でも、「この経験は今しかできない」といった共通認識があります。仕事としての成長も、選手としての成長も、どちらも追うことができるのは今しかありません。厳しさを感じることもありますが、振り返ったときにいい経験だったと思えるはずだと、お互いに激励を送りながら取り組んでいます。
外国人選手やコーチも、この環境を理解してサポートしてくれているため、チームには「One for All, All for One」の精神が根付いています。
縁の下から支えていく。フッカーとインフラに共通する想い
──どのような点に魅力を感じ、日本道路に入社しましたか?
実業団とのご縁もありましたが、日本道路の存在を知ったとき、事業内容に惹かれました。私自身、ラグビーでフッカーというポジションを務めていますが、これは8人で組むスクラムの最前列中央という役割です。チームの中心としてボールを確保し、外で待っている選手たちにつなぐ。
一見目立たない、泥臭い役割ですが、このポジションがあってこそチームメイトがボールを運んでいくことができます。この点は、縁の下の力持ちとしてインフラを支える当社と共通する部分があり、非常に魅力的でした。
──入社後のキャリアについて教えてください。
入社後の1年間は、他の事務系総合職の同期と同様に、半年ずつの研修ローテーションを行いました。人事部では主に採用関係の業務を担当し、経理部では支払業務や現金管理が中心でした。研修後は経理部門で本格的に業務を開始しました。
そして、入社4年目に自ら希望を出し、営業職へと転換しました。現役選手として、会社に一番貢献できるのは営業だと考えたことが理由です。会社の顔となることでスポーツ部門の認知度を高めたい、学生時代からの人脈を生かし商談の機会を作ることにも挑戦したいという想いがありました。
営業職となってから、最初の1年間は上司に同行して基本を学びました。とくに学校案件における安全面の確保は重要なポイントでした。たとえば、工事車両の搬入経路の検討や、工事期間中の代替練習場所の提案など、さまざまな要素を考慮する必要があります。これらの知識やノウハウは、社内の営業担当や工事担当との同行を通じて習得していきました。
──営業職として、大切にしていることはありますか?
効率だけを追い求めないことです。経理部門で働いていたときは、営業職が10〜15分の短い面談のために何時間もかけて移動することは、非効率だなと感じていました。
しかし営業職では、お客さまのニーズを正確に理解し、適切な提案をすることが求められます。そのためには、信頼関係を築くための時間が欠かせません。実際に営業をする中で、お客さまと対面することは、時間や交通費以上の価値がある、かけがえのないものだと感じています。
運動が好きになるきっかけを。スポーツ部門を通して見えた新たな使命
──今後の展望を教えてください。
スポーツ部門で仕事をする中で「子どもたちが、のびのびと運動できる環境づくりに貢献したい」という想いが生まれました。
学校訪問をする中で、人工芝への改修には大きな費用がかかり、簡単には実現できない現状を知りました。しかし、学校としても「子どもたちに、より良い環境でスポーツをしてほしい」という想いを持って取り組んでいます。そこに、私も寄与したいと思いました。
当社の技術力をもとに、たとえば土のグラウンドから人工芝に改修することができれば、雨天でもスポーツができるようになります。また、泥や汚れを嫌がっていた子どもが、人工芝になることで積極的に運動に参加するようになったという話も聞きました。
私自身、ラグビーのおかげで多くの出会いがあり、今があります。全国でスポーツをする機会が増えれば増えるほど、同じように素晴らしい経験ができる子どもたちも増えていくはずです。
だからこそ、当社の技術力で、より多くの子どもたちがスポーツを楽しめる機会を作り出したいと考えています。
──どのような方が、日本道路で活躍できると思いますか?
当社にはあたたかい社風があり、同じ目線に立って接してくれる人が多いため、どの部門に所属していても話がしやすいです。そのため、多種多様な人材が活躍できる場所だと思っています。
自分自身の経験から言うと、何かに打ち込んだ経験のある人や、縁の下の力持ちのような役割を担ってきた人は向いているのかもしれません。
私がラグビーの経験から事業に共感をしたように、舞台裏から支える役割を経験したことがある人は、当社の事業に魅力を感じてくれるはずです。
これまでの経験をもとに、自身の能力や性格を生かしていきたいと考える人は、ぜひ挑戦してみてください。
※ 記載内容は2025年4月時点のものです
