個々の成長意欲を引き出す人材開発が支えた40年超の歴史
創業46年。この年月は、ひとつの企業が積み重ねてきた信頼と実績の証です。日本データスキルは、ソフトウェア開発会社として幅広い業種のクライアントの課題解決に貢献してきました。代表取締役社長(2024年5月~代表取締役会長)の北川 一雄は、2008年より役員として参画し、以降11年にわたって日本データスキルの代表を務めています。
大手企業の信頼を築き続けてきた日本データスキルの品質担保の背景には、体系化した教育体制があります。多くの業務にプログラム言語の使用が求められる現場ですが、採用する人材の半分以上はプログラミング未経験者。会社は経験の有無に関わらず、一人前の技術者として活躍できる教育体制を整えてきました。
そのほか、講習会などの機会を設けており、技術者として一人前になるためにさまざまな支援を行います。
会社というものは、人の力によって成り立つものです。決して機械では代替できないサービスを担っているからこそ、わが社では社員一人ひとりが成長するための機会を提供するよう心がけています。最終的にその機会を生かして頑張るのは社員自身ですから、その熱意をうまく導く環境づくりがわれわれの役目です」
社員の成長意欲を引き出し、未経験からプロフェッショナルになるまでの期間をしっかりサポートする。こうした人材育成の努力の結晶が多くの企業に信頼される質の高いサービスを生み出し、日本データスキルの歴史を紡いできました。
ソフトウェア開発一筋の人生から見えたたったひとつの大切なこと
北川のキャリアは、ひと言で振り返るならば「ソフトウェア開発一筋」。就職した日立で、プログラムを現場で書く仕事から、システム設計、プロジェクトマネージメントなど、さまざまな仕事を経験しました。
クライアントの要求は具体的なものではありません。最初は極めて曖昧な概要を伝えられたところから、具体的にどういうシステムが必要なのか話し合い、それを的確な形に落とし込んでいきます。
一筋縄ではいかない案件やトラブルによってうまく働かないシステムなど、北川はさまざまな領域のシステム開発に携わることで数々の山を越えてきました。
現場での経験を長く重ね、あらゆる立場からソフトウェア開発を見守ってきた北川は、日本データスキルでも現場で培った視座を組織づくりに生かしています。
ソフトウェア開発に長く携わってきた人生、振り返って印象的な瞬間は、 システムがうまく動いてお客様と共に喜び合えたときのことです。
自分の携わったシステムが社会のどこかで役に立つということのすばらしさを感じてきたからこそ、社員一人ひとりも同じ気持ちを感じられる企業をつくっていきたいと思います」
社員に無理をさせない経営を基盤に一歩ずつ前へ
社長に就任してとくに注力したのは、組織の持続性維持と社員とのコミュニケーションの活性化です。
社員と向き合う時間を定例化したのは、飲みニケーションが大事と思っているからです。頻繁にコミュニケーションの機会をつくろうと思ったきっかけは、以前の職場で、社長の顔を知らない若手の社員に衝撃を受けたことです。社員に顔を覚えてほしいなと思いまして」
さらに、北川は経営の舵を取る際も社員ファーストを心がけています。過大な売上の達成を目標として掲げることが社員に過度な負担をかけ、最終的に疲労困憊しているようでは意味がないと考えるからです。
社員が頑張った成果をしっかり評価することも重視しており、プラスが大きければ、そのまま賞与という形で還元しています」
こうした社員を思いやる経営方針の背景には、かつて北川自身が経験した中での反省があります。心身が疲弊した状態で結果を残すことよりも、それぞれが強みを生かせる状態を維持することに重きを置く。北川が貫く経営や企業の心は、令和時代に求められる働き方の理想像にもマッチしていると考えられます。
「いい会社」を目指して……学び続けられる人材と共に歩みたい
飛躍的な成長や、話題性のある業績はないかもしれませんが、取引のあるお客様にとって最良の成果を残し続けること、社員が働きやすい環境を地道に育てていくことが、私にとっては大切です」
毎年30人程度の新しいメンバーを迎えつつ、一歩ずつ前へ進んでいる日本データスキル。長く築かれてきた信頼のもと働く社員に求められているのは、【新しいことに挑む力】です。
人生 100年時代と呼ばれる昨今、リカレント教育に抵抗のない人材が今後活躍することは言うまでもないでしょう。また、その知識をただ蓄えるだけでなく、どのように活用するかまで考えることも意識してほしい。厳しい要求ではありますが、そうした能力を携えなければ、新しい時代を生き残っていくことは難しいと思います」
その要求は、日本データスキルが今ある信頼を守りつつ事業拡大を進める礎を築くための条件でもあります。
日本データスキルの長い歴史と、その積み重ねから見える未来。人材開発を最重視し、一つひとつ課題を解決しながら歩んできた北川が見る堅実な明日は、遠くまで続いています。
※ 記載内容は2019年12月時点のものです
