長年の経験を活かして地域企業の「人」の課題に寄り添い、成長を力強く支える
埼玉県に根ざす武蔵野銀行の法人コンサルティング部において、取引先企業の人材課題に特化した支援を行っている人材紹介チーム。八木はこのチームのリーダーとして現場を牽引しています。
「当行の各支店に在籍する営業担当者が、日頃のご融資などの取引を通じてお客さまから『実は人材の確保で困っている』というご相談を受けた際、私たち人材紹介チームへとご相談が寄せられます。私たちは営業担当者に同行してお客さまを訪問し、どのような人材を求めているのかを丁寧にヒアリングした上で、最適な人材紹介サービスをご提案しています」
現在は提携する外部の人材紹介会社へつなぐケースに加え、銀行本体から直接スカウトメールの送付や面談、日程調整、条件交渉まで一貫して行う「直接紹介」にも注力しています。チームは八木とプロパー社員、協力会社からの出向者による3人で構成されており、八木はリーダーとして数値管理や全体の取りまとめ、外部ステークホルダーとの調整業務を一手に引き受けています。
「人材紹介チームは、さまざまな経歴のメンバーが集まる落ち着いた雰囲気の部署です。人材紹介業務未経験のメンバーもいるため、現在はメンバー同士でフォローし合いながら業務に臨んでいます。
業務においては、銀行本来の強みである高い顧客エンゲージメントを活かすことを何より大切にしています。とくに中小企業のお客さまからのご相談が多く、ほとんど毎日のように新たなご相談が舞い込んできます。
これまでキャリア採用をほとんど行っておらず、人材紹介サービス自体を初めて利用するお客さまも多いので、私たちも入念に説明を行いながら、ミスマッチがないように業務を進めていきます。単に人を機械的にご紹介するのではなく、入社された方が企業の中でしっかりとご活躍され、お客さまの経営課題の解決や成長・発展に貢献できるようなご提案を心がけています」
日頃から資金繰りや事業計画などの深い部分で信頼関係を築いているからこそ、経営者の想いや風土を正確に捉えたアプローチが可能です。八木は持ち前の知見を活かし、チームの軸として地域企業の成長を「人」の側面から支えています。
ワークライフバランスと地域貢献。武蔵野銀行という新たな舞台での再スタート
大学卒業後の2004年より、大手人材サービス会社にて人材派遣や人材紹介、BPO事業などに20年間携わってきた八木。支店長や専門部署の課長としてマネジメントや組織運営の実績を重ねてきました。一筋に歩んできた人材業界から、武蔵野銀行という異業種への転職を決意した背景には、生活環境の変化と強い想いがありました。
「前職の仕事にも大きなやりがいを感じていましたが、子どもが生まれたことで働き方を見つめ直すようになりました。当時は都内まで片道2時間近くかけて通勤しており、夜遅くに帰宅する毎日で家庭の時間を確保することが難しかったんです。
そんな時埼玉県内に根を張り、安定した環境で地域に貢献できる武蔵野銀行の存在を知り、ここならワークライフバランスを整えながらこれまでのキャリアを遺憾なく活かせると思い、転職を決めました」
入行後は通勤時間が大幅に短縮され、家族と過ごす時間をしっかり確保できるようになりました。一方で、銀行特有の厳格な承認文化やセキュリティ体制に最初はカルチャーギャップを感じる場面もあったと振り返ります。
「人材サービス会社と比較すると、銀行はやはり少し硬い印象を受けました。一方で、働いている人たちの人柄は非常に柔らかく、わからないことがあれば親切に教えてくれる環境だったので、比較的すぐ馴染むことができました。
業務内容は前職と近いので、仕事において戸惑うことは少なかったのですが、メール1本送るにも上長の承認が必要であったり、事前の稟議手続きが徹底されていたりと、前職との違いに驚くこともありました。
人材サービス会社ではお客さまや求職者様に1日何十通もメールを送るので、初めは毎回承認をもらうフローが想像できませんでした。しかし、顧客情報を守る銀行としての厳格さを理解し、徐々に自身の業務スタイルを適応させていきました」
業務面においては、人材派遣を中心としていた前職時代と比べ、銀行取引先からのニーズが高い経理部長や人事部長といったハイクラス人材・管理職層の紹介という新たな領域へ積極的に挑戦。自身のスキルを確かな手ごたえとともにアップデートし続けています。
「ハイクラス人材の求職者様の中にはプライドを持って働いている方も多いので、丁寧な対応はもちろんのこと、少しでも信頼していただけるようによく下調べして、企業の魅力が伝わる話し方を心がけています」
ハイクラス採用を導いた1カ月の密着アプローチ。銀行ならではの強みが生きる瞬間
入行からこれまでにたくさんの企業と求職者を引き合わせてきた八木。とくに印象深かった出来事として、とある取引先企業の70代の経理部長の後任を探した時のエピソードを語ります。難航が予想されるハイクラス人材の採用において、八木は粘り強いアプローチで企業と候補者の架け橋となりました。
「選考を経て企業様から『ぜひ来てほしい』と強い意向で内定が出たのですが、候補者の方が前職への情や引き止めもあり、転職すべきかどうか非常に深く悩まれていました。
一般的な人材紹介であれば1〜2週間で回答期限を迎えることが多いのですが、その企業様は『他の候補者とは会わずに、あなたの返事をずっと待ちます』と1カ月近く待ってくださったのです」
八木は企業側の深い熱意を受け止め、長文のメールや電話で幾度も候補者へ届け続けました。懸念点を一つひとつ解消し、将来期待される役割を細やかに伝え続けた結果、無事に承諾へと至りました。
「企業の深い想いを嘘偽りなく伝え、粘り強く双方の間をつなぎ続けたことが実を結びました。候補者の方が企業の思いを受け止め、承諾へ至った時は達成感が込み上げましたね。銀行という立場だからこそ、経営陣の真剣な本音や企業の深い魅力に触れることができ、確固たる信頼関係のもとでベストマッチを生み出せるのが醍醐味です」
銀行ならではのネットワークと高い社会的信用は、求職者にとっても大きな安心感につながっています。人材紹介という枠組みを超えて企業と求職者の人生にどこまでも誠実に向き合える環境が、八木の仕事への情熱をいっそう駆り立てています。
「モチベーションの源には地域で活躍する中小企業様をサポートしたいという思いがあります。銀行はお客さまと日頃からお付き合いがある分、人材サービス会社以上に深くお客さまのことを知った上で、求職者様に企業をご紹介できる点が魅力です。
また求職者様も埼玉にゆかりのある方だと、当行のことをご存知の方が多いので、『こちらの企業様とは長年お取引しているんです』と伝えると、安心してくださることがよくあります」
変化を恐れず進化する武蔵野銀行で、未来の仲間と共に新たな風を吹き込む
確かな成果を積み重ね、2024年度および2025年度の年度予算達成と前年比136%アップという高い実績を叩き出してきた八木。自身の強みについて聞くと、謙遜しながらもこう答えます。
「前職でも企業様・求職者様含め、年間数百人の方々とお話をしてきましたので、企業様の懐に入って悩みを聞き出したり、求職者様が魅力的に思う紹介の仕方をしたりするスキルは身についていると思います。
20年間さまざまな経験をする中で成功体験も失敗体験もたくさん積んできたので、それを活かしながら今新しい環境で挑戦を続けているところです」
今後に向けたビジョンとして、人材紹介にとどまらない総合的なソリューション体制の構築を見据えています。
「当行の人材紹介サービスはまだまだ伸び代が大きい発展途上の分野です。まずは体制を強化して事業規模を拡大し、収益の柱として成長させることが第一の目標です。将来的には、人材紹介だけでなく人材派遣や業務委託、研修など、中小企業様が抱える『人』に関するあらゆるお悩みにワンストップで応えられる総合窓口のような組織をつくり上げていきたいと考えています」
武蔵野銀行では現在、キャリア採用の受け入れや働きやすい環境づくりが急速に進められており、多様なバックグラウンドを持つ人材が力を発揮できるフェーズを迎えています。最後に、八木はこれから入行をめざす採用候補者へ向けて力強いメッセージを寄せました。
「武蔵野銀行は、埼玉県に貢献したいという熱い想いを持つ方にとって非常に魅力的な環境です。有給休暇の取得もしやすく残業も抑えられており、ワークライフバランスを大切にしながら長く安心して働ける体制が整っています。
生粋の銀行文化が残る部分もありますが、現在はまさに過渡期であり、私たちのようなキャリア採用のメンバーが増えることで、組織のカルチャーもよりよく柔軟に進化している最中です。親切で温かい行員ばかりですので、ぜひ安心して飛び込んできてください」
異業界から飛び込んだ一人のプロフェッショナルとして、八木はこれからも確かな専門性と熱意を胸に、武蔵野銀行の新たな可能性を切り拓いていきます。
※ 記載内容は2026年8月時点のものです
