海外グループ企業の経営改善を担当。現場に深く入り込みチーム一丸となって案件を推進
三井物産グループの企業価値向上をミッションに、グループ企業各社や事業本部のバリューアップに取り組む総合力推進部 ビジネスコンサルティング+室(以下、BC+室)。三井物産とそのグループ企業にダイレクトにアクセスできるポジションを活かし、グループ企業の経営改善支援や各事業部の戦略策定、三井物産の共通課題に対する横断的ソリューションの提供など、組織を横断して存在感を発揮してきました。
その中でも錦美は現在、メキシコの農業資材販売大手の経営改善に携わっています。
「2024年の3月に案件がスタートし、戦略の検討を進めています。4月に約2週間メキシコに滞在し、マネジメント層へのヒアリングや現地で収集したデータを基に分析を進め、課題の特定を終えました。戦略の実行に向けて、6月には再び現地に渡る予定です。
文化の違いに配慮しながら、主に英語を使用し、ときにはスペイン語も活用して業務に当たっています。今回の案件を含め、プロジェクトは3〜4カ月の期間をかけて取り組むケースが一般的です」
チームメンバーは錦美を含め3名。それぞれが強みを活かし、現地スタッフを巻き込みながら一丸となってプロジェクトを推進しています
「海外生活の中で身につけた語学力と、これまでのキャリアで培ってきた営業・マーケティング領域でのコンサルティング経験を活かせると考え、自ら手を挙げて今回の案件に参加しました。
大まかな役割分担がありますが、メンバーはチームワークに長けた方ばかり。適宜助け合いながら業務を進めています。
また、社長やCSOをはじめとする現地企業の上層部の方々が非常に協力的です。定期的に意見交換の場を設けるなどワンチームで動けているため、プロジェクトをスムーズに進めることができています」
入社以来、さまざまなグローバル案件に携わってきた錦美。一貫して大切にしてきたことがあります。
「戦略立案・実行の鍵を握るのは、必要なデータをいかに効率的に収集するかです。そのため、現地では友好的なリレーションシップが欠かせません。信頼関係の構築を何よりも重要視してきました。
国や現地企業の文化に応じてアプローチを調整していますが、現在関わっているメキシコの企業では依頼に丁寧に対応してくれる実直なスタッフが多く、非常に仕事が進めやすいと感じています」
コンサルファームで培ったスキル。業界を超えたダイナミックな仕事を求め、BC+室へ
アメリカの大学を卒業後、外資系メーカーでの財務企画を経て外資系総合コンサルファームに入社した錦美。約8年在籍し、製造・流通業界を中心とした経営・デジタルコンサルティングに従事しました。
「大型のコンサルティングやアウトソーシング関連案件で、プロジェクトの目的、必要投資額、期待収益やリターン、リスク評価、そして実施に向けた計画などを検討する業務を2年ほど担当しました。この期間に事業計画のノウハウや英語でコミュニケーションするスキルが身についたと思います。
メーカーや流通業界を対象とした経営コンサルティング部門に移り、管理会計などファイナンス系の業務や、営業改革のプロジェクトに携わりました。ここでの経験が、現在のコンサルティング業務の基盤となっています。
さらに、医薬品や自動車部品といったさまざまな業界の基礎知識を習得したこと、革新的な製品・サービスなどを生み出すことをめざす、企業の枠を超えたイノベーションハブの立ち上げに携われたことも大きな成果でした」
その後、錦美は外資系の大手製薬会社へ。自社事業に貢献したいと考えたからでしたが、約2年半にわたってCIO直下で営業・マーケティング領域のデジタル戦略立案・実行を担当する中で、新たな想いが芽生えます。
「製薬会社では仕事が単独で完結するケースが多く、業務の進め方に物足りなさを感じていました。コンサルファーム時代、チームワークを発揮しながらプロジェクトを進めていくところにおもしろさを感じていたからです」
次第にコンサルタントとして復帰したいと考えるようになっていった錦美。そのタイミングでたまたま知人から紹介されたのが、BC+室でした。
「当時、商社ビジネスへの理解不足から総合商社に対して偏見を持っていましたが、知人を通じて、投資ファンドのようなアプローチで経営改革に取り組んでいることを知りました。
それは、まさに私がやりたいと考えていたこと。当時の室長を含むメンバーとのカジュアル面談を経て、業界を超えてダイナミックな仕事ができそうだと感じ、入社を決めました」
入社後、良い意味でのギャップがあったと錦美は言います。
「伝統的な日本企業ということで堅苦しい組織風土を想像していたので、フラットなカルチャーがあると知って非常に驚きました。私はこれまで外資系企業でキャリアを築いてきましたが、当室のカルチャーとの相性の良さを感じています。
また、BC+室のメンバーは全員がマネージャー職の経験者です。社内の他部署から異動してきた方々も含め優秀なメンバーばかりで、想像していた以上に学びがあります」
入社から約1年間で錦美が携わったプロジェクトは約6件に及びます。即戦力として、複数の案件を並行して担当してきました。
「BC+室では、案件がプロジェクトとして初めから組成される場合もあれば、相談ベースで着手し、徐々に拡大していくこともあります。現在、同時進行中の3〜4件のプロジェクトと、2〜3つの相談案件を担当しています」
多様な業界のプロジェクトに携わり、グループ企業と関係構築を深められるのが強み
入社後、錦美にとって非常に学びが多く、また成長を実感する出来事がありました。
「ある事業部のM&A戦略を検討するタスクフォースにアサインされたときのことです。デジタル領域を含む、事業部が不得意とする分野の情報が鍵になると感じたため、前職のコンサルファームの同僚やそのほかのエキスパートにヒアリングを実施するなど、さまざまな角度から情報収集して戦略を練り上げました。
経営会議向けに作成した資料でしたが、最終的に事業部の将来戦略として100〜200名の社員が参加する会議で提案され、ポジティブなフィードバックを得ることができました。私は対象業界に詳しくなかったため、優秀なパートナーに助けられながらでしたが、非常に有意義な経験になったと思っています」
一方で、コンサルファーム時代にはできなかった、BC+室だからこそのこんな経験も。
「グループ企業の方々と深い関係を構築できている実感があります。たとえば、外部コンサルタントによるコンサルティングの導入をずっと見合わせていたある企業のトップが、私たちの提案を受け入れ『一緒に討議しながら進めよう』と言ってくださったことがありました。これは、第三者ではなく、当事者という立場でバリューアップに取り組むBC+室だからなせる業です。
また、コンサルファームでは通常、コンサルタントが特定の業界を担当することが一般的ですが、BC+室では多種多様な案件に携わることができます。私自身も、これまで農業資材販売、船舶用燃料、放送、動物用医薬品など、多岐にわたる業界のプロジェクトを手がけてきました。
さらに、何もない状態からプロジェクトに参加し、戦略の立案から実行に至るまで、エンドツーエンドで現場に深く入り込んでサポートできることも、BC+室の大きな強みだと感じています」
グループ企業の組織内部から経営改善に取り組み、経営者としての資質や能力に磨きを
社会的意義の大きいプロジェクトへの参加を通じて、感謝の言葉をもらうことがやりがいだと話す錦美。BC+室の一員だからこそ描けるキャリアパスがあります。
「BC+室では、多くのメンバーがグループ企業に出向し、経営層として組織内部から経営改善に取り組んでいます。私も将来的には、そうしたポジションに挑戦してみたいと考えています。
現在は、三井物産グループが展開するさまざまな事業の中から、自分のバリューを最大限に発揮できる分野を模索していますが、それができるのは当室の特権であり、非常に刺激的な経験です。
とくに今は、これまで経験のない、収益改善に関するプロジェクトに関心があります。私の強みである海外プロジェクトにも積極的に取り組みながら、コンサルタントとしてさらに成長していきたいです」
錦美が入社して丸一年。事業会社、コンサルファームを経験してきた立場から、BC+室で働く魅力について次のように話します。
「BC+室にはさまざまなバックグラウンドを持つメンバーが在籍していますが、メンバー同士の仲がとても良いのが特徴です。ときに激しく議論が交わされることもありますが、それは互いを尊重し合っているからできること。各自が直面する課題について普段から積極的に情報共有するなど、チームとして非常にうまく機能していると思います。
プロジェクト以外のメンバーとコミュニケーションする機会が多いのも、当室ならではです。社内外からエキスパートを招いて勉強会を実施しているほか、参加者が担当する業務などについて発表し、それを基に交流を深めるランチミーティングも定期的に開催しています」
これからも組織と共に成長し続けるために。BC+室に求められる資質に触れながら、新しい仲間に向けて錦美は次のように呼びかけます。
「BC+室のメンバーは共通して、チームワークを通じて新しい価値を創出することに高い意欲を持っています。挑戦に対して前向きなマインドセットを持ち、ほかのメンバーと積極的に協力して仕事を進められる方を歓迎します。
また、私は将来的に起業も視野に入れていますが、事業を立ち上げ運営していくことに関心がある方にとっても、当室はまたとない職場です。総合商社という組織の中で、経営者としての資質や能力を養うことができる、非常に恵まれた環境だと思います」
入社以来、事業会社とコンサルファームでの経験を活かしてBC+室の存在意義を体現してきた錦美。新たな価値提供に向けた未来への挑戦が、またここから始まります。
※ 記載内容は2024年4月時点のものです

