商社の仕事、事業投資に関心を抱いたきっかけ
新卒で三井物産に入り、プロジェクト本部を希望して配属された渥美。もともと外国の本や映画を見るのが好きで、海外に関わる機会の多い商社の仕事に興味を持ち始めました。
「地方出身という背景もあってか、幼少期から漠然と“世界”に関心がありました。大学時代も国際学生寮で暮らし、国際機構論のゼミでの経験を通じて、『国際社会に関連する業務がしたい』と思い、商社での仕事に興味を持つようになりました。
大学で国際連合の在り方を研究する中で、社会の仕組みや土台づくりに魅かれ、就きたい仕事を考えた際、一つの商品やサービスよりも事業全体の流れを見ることができる事業投資への関心が高まりました。
そこで、インフラへの事業投資を行っているプロジェクト本部への配属を希望し、最初は石炭火力発電事業の事業管理業務を担当。現在は物流インフラ分野の投資事業の管理業務を担っています」
入社以来、アジアの大型インフラ事業管理業務を担当
入社以来、アジアを中心とした大型インフラ事業の管理業務に従事してきた渥美は、日々の業務を次のように話します。
「株主という立場で、当社が出資している事業会社の支援及びその事業管理を行っています。具体的にはシンガポールで港湾事業を行う当社関係会社の支援で、たとえば、同社が抱える会計・税務、法務、環境面の課題に、関係会社社員と連携しながら取り組んでいます。
当該事業はシンガポールを拠点に世界中で事業展開をしています。世界各国の関係会社社員とも日々連携する機会があり、時差はもちろん、働き方や文化の違いもあって、なかなか思い通りに事が進まず悩むこともありますが、一つひとつやり遂げるたびに達成感があります。
実際にシンガポールをはじめ、事業を展開する国に出張することもあります。出張中は英語でプレゼンしたり、意見交換したりと、日本でパソコンに向かっている時にはない臨場感ある業務が多いので緊張する場面もありますが、普段Web会議で画面越しに話している方と直接顔を合わせて議論することで、幅広く意見を聞くことができる貴重な機会となっています。
たとえば当社内報告を関係会社に対応してもらう際に『なぜそのような報告が必要なのか』と聞かれることもありますが、その目的を一から丁寧に説明することで、その後の対応がスムーズになるなど、face to faceで話すことの重要性を感じました。また、担当案件の現場を自分の目で見ることで自分自身のモチベーションの向上にもつながっています」
プロジェクト本部の醍醐味は、大規模プロジェクトを通じて成長の場が無限にあること
プロジェクト本部では、インフラ事業を行う現場と三井物産本店(東京)にそれぞれ案件の担当者がいて、社外のパートナー企業等と共にグローバルに業務を進めていきます。多くの事業は、東京側の担当者数名で構成されるチームが一体となって日々の業務を行っています。
港湾事業の事業管理に関わるチームには、室長、室長補佐、プロジェクトマネージャ、それから主にパートナーやお客様と一緒にビジネスのフロントに立って仕事を推進するBusiness Development(以下、BD)に属するメンバー1名と、BIである渥美と渥美が指導をする新入社員2名がおり、協力し合いながら、チームとして総合力で事業を推進しています。
BIは、ビジネスプロセスを熟知し、事業の安定的な履行や効率化はもちろん、経営や事業管理のインテリジェンス機能を担っています。チームの中でのBIの業務の位置づけを渥美はこう感じています。
「プロジェクト本部の一番の特徴は、プロジェクト規模が大きいことです。さまざまな分野のプロジェクトがあり、異動するごとに担当する事業領域や案件、フェーズが変わり、案件ごとに業務内容が異なるため、成長の余地が無限にあることも特徴です。
プロジェクト本部には、さまざまな分野の業務があり仕事が画一的ではないため、自身のカバーすべき分野や範囲が広く、多くの業務がルーティーンワークではない点は大変です。しかし、一つひとつの業務の意味を考えて理解しながら進めていくこと、裁量が大きく日々新しいチャレンジに直面することに楽しさを覚えています。
先輩社員から『BIが事業を管理して回すことでプロジェクトの収益につながっている。BD・BIがそれぞれの職務を確り担い支え合うことで、チームとしての総合力発揮につながると思う』とアドバイスをもらったことがあります。
チームの中でのBIが果たす役割を改めて認識し、自分の仕事が事業に貢献していると胸に刻むことができ、この言葉はその後業務を取り組む上でもモチベーションを高めてくれました。
職務グループは分かれていますが、明確な線引きはなく、個人の能力とやる気でどこまでも自分の可能性を広げられると感じています」
幅広い業務を担当するため、自身の壁を越えてチャレンジしなければいけない場面も多く、常に新たな知識・スキルを習得していくことが求められますが、挑戦に満ちた環境で、さまざまな大型インフラプロジェクトに従事してきた渥美はたしかな成長を実感しています。
「ルーティン業務が少なく、『この業務は私に任せて!』と言い切れるようになるのには時間がかかるかもしれません。現在、同じ室に所属する新入社員の育成担当も担っていますが、すべてのことを教えきるにはまだまだ時間が必要です。
私も新入社員のころは他本部に所属する同期が半年くらいで独り立ちしているのを見て焦りを覚えたこともあり、そこが当本部の業務の難しさであると痛感しています。
しかし、振り返ってみると、会計、税務、法務などの会社運営に必要な分野や、会社設立や運営に関わる業務、そして四半期ごとの予実管理業務を通じた決算知識など、幅広く知識・スキルを習得できており、目の前の仕事にコツコツ取り組んできたことで、大きな成長を感じています。
また、これまで得てきた知識やスキルは、他の業務にも応用が利くので自信にもつながっています」
事業管理の仕組みづくりに貢献したい。培った経験を活かしてつくりあげたいもの
複数事業の管理業務を通じて、さまざまな知識やスキルを習得してきた渥美は、今後の展望についてこう語ります。
「これまでの事業管理で培った経験を活かし、会社設立への挑戦や、決算などの財務・会計・税務に関する知識を広げていきたいと考えています。
また、投資案件の事業管理は全社的にも行われていますが、プロジェクト本部に合った仕組みを考え、本部員の業務効率化をめざし、将来的にはプロジェクト本部をきっかけに全社の仕組みづくりにも貢献していきたいと思っています」
業務を通じて習得してきた知識やスキルが自信につながっているという渥美。その自信を糧に、事業管理のプロをめざして挑戦は続きます。
※ 記載内容は2024年8月時点のものです

