社外への業務伝達が正確に伝わるよう、丁寧なコミュニケーションを徹底
現在、私は生産物流プロセス戦略本部物流部物流2グループに所属し、フローズン温度帯の商品群(アイスクリームや冷凍食品など)の物流施策の管理・推進をしています。
アイスクリームや冷凍食品はマイナス20℃以下で管理しなければならないので、他の製品とは違う難しさがありますね。物流に限った話ではありませんが、温度帯がちょっと変わるだけで使う用語が変わることがあるので、間違いがないよう正確に捉えるようにしています。
また商品の保管や配送を外部業者に委託しているので、明治グループ内だけで完結できないことも多く、業務伝達の際には工夫が必要です。明治の社内で使う言葉と、取引先と話す言葉は違う点があるため、齟齬がないように丁寧にコミュニケーションをとるよう意識しています。
まだ物流2グループに異動してきてから間もないため、わからないことも多く、ためらわずに質問することで、学んでいく毎日です。
めざしているのは、よりスムーズな物流。現状は、鉄道や船舶での輸送もあるものの、まだトラック輸送が優位。コスト面でも効率の良さでもトラックは優れているのですが、将来的な環境への配慮や、物流の2024年問題を考慮するなら、鉄道や船舶での輸送も積極的に取り入れなくてはなりません。
安全と品質を第一に考えながら、トラブル対応などの有事の対策も含めて、これからの時代に合った物流を構築していく必要があると感じています。まずは社内システムや運用方法など、工夫できるところから効率化に着手しようと思っています。
社内のあたたかな声に背中を押されて。1年間の育休を不安なく取得
私には、現在1歳半になる息子がいます。妻の出産に際して会社に相談し、2022年の10月〜翌年9月末まで、1年間の育児休業を取得しました。取得当時は、生産物流プロセス戦略本部生産部IT推進グループに所属しており、当社の物流拠点で使用する倉庫システムの展開や受注プロセス改革などを行っていました。
妻の妊娠がわかったときから育休を取ろうと思い、2022年の4月、業務の話に加えて「妻が妊娠していて、8月に生まれる予定です」と話していました。だから、具体的に取得の相談をする前から、上司は「取るんだよね?」と声をかけてくれていました。上司にも3人のお子さんがいるとのこと。「育児の大変さは身に染みてわかっているから、奥さんをサポートしてください」と言ってくれたのが印象に残っています。
数カ月の育休を取る男性社員は社内にたくさんいますが、1年間の取得はまだまだ数少ないのが現状。イレギュラーだとわかりつつ1年間の取得を希望したのには、2つの理由があります。ひとつは、妻の負担をできるだけ減らしたいのと、もともと子どもが大好きで成長を近くで見たかったから。私自身、3人男兄弟の真ん中で、下に5つ離れた弟がいるんですが、両親が共働きだったこともあって、小さな弟と遊んだり、触れ合ったりする機会が多く、昔から子どもが好きだったんです。
もうひとつは、自分が1年間の育休を取得すれば会社の将来的な実績になるし、今後育休を取得する方のハードルを下げられると思ったから。こんな考えから、思い切って会社に打診したのですが、周囲は思っていたより快く前向きに受け止めてくれて、トントン拍子で取得が決まりました。
意外にも反対したのは私の両親で、世代的に男性の育休という概念に不慣れで、理解してもらうのに時間がかかりました。一方、社内の皆さんの声はとても温かいものでした。「仕事の方は大丈夫だから、家族を大事にしてね」という言葉や、「自分は育休を取らず、子どもが小さいときにそばにいられなかったから、今でも『あのとき、パパはいなかった』と言われてしまう。ぜひ育休を取って、『あのとき、パパがいて楽しかったね』という思い出をつくってほしい」というあたたかい言葉をもらいました。おかげで不安なく取得することができました。
当時は抱えている業務がかなりあって、周囲の皆さんには負担をかけてしまったと思います。私のやっていた仕事を快く分担して引き受けてくれた皆さんには、心から感謝しています。社内外、多くの皆さんの理解と協力があったからこそ1年間も育休を取得できたと実感しています。
慣れない育児に戸惑いながら、夫婦で協力して大変な時期を乗り越える
育休中は、会社のパソコンもスマートフォンもすべて会社に返却し、育児に専念する時間をもらうことができました。
とくに新生児の時期は大変でしたね。離乳食が始まるまではずっと母乳で育てていたので、夜間、泣いては授乳を繰り返していました。夜の間は妻にまかせて、朝からは私にバトンタッチ。その後は妻がぐっすり睡眠をとれるように、リビングで赤ちゃんの世話をしながら、朝ご飯を食べて、掃除洗濯して。昼前に妻が起きてきたら、そこから2人で世話をして、というような毎日です。一人でやっていたら、とても大変な思いをしたでしょう。妻の産後の身体の回復にも貢献できたと思っています。
生まれたばかりの赤ちゃんは、首もすわっていないですし、ドキドキしながら抱っこをしていました。慣れないうちはあやすのも大変でしたが、トントンすれば寝てくれるなどコツがわかってきてからは、少しだけ余裕が出てきました。
離乳食が始まってからは、食事作りを分担。私は普段から料理を担当しているので、夫婦の食事は私が担当。妻には離乳食を担当してもらいました。せっかく作ったのに食べてくれなかったり、育児疲れで夫婦ともに風邪を引いてしまったり。初めて経験することばかりで毎日本当に大変でしたが、なんとか乗り越えられました。育休中は妻から何度も「1年間取ってくれて本当に助かった」と感謝の言葉をもらえて、うれしかったです。
1年経って復帰するときは、思っていた以上に働くのが楽しみで、とても前向きな気分でした。久々の出勤で周囲から声をかけてもらえて、温かい気持ちになりましたね。
一方、妻は日中ワンオペになってしまい、最初はしんどそうで心配でした。だから、帰宅したらなるべく育児を変わり、子どもが寝たあともしっかり会話をすることで、精神面のケアをするよう心がけていました。
一生に一度しかない赤ちゃんの「はじめて」に立ち会う幸せ。親として大きな経験になる
育休を取得した経験は、意外なところで仕事の役にも立ちました。部署を異動したばかりなので、取引先の方、他のメーカーの方などと初めてのご挨拶をすることが多いのですが、1年間育休を取っていた話をするとみんな興味を持って話してくれるんです。仕事以外の雑談で盛り上がれるので、いい話題づくりになったと感じます。
これから育休を取る可能性がある男性社員に伝えたいのは、赤ちゃんの成長は、あっという間だということ。はじめての寝返り、つかまり立ち、離乳食デビューなどを経て、赤ちゃんはどんどん成長します。そういった一生に一度しかないシーンに立ち会えるのは、とても感動的で、親として大きな経験になるもの。仕事をしていたら見逃してしまっていたと思うと、私は1年間取得させてもらって本当によかったなと思います。「あのとき、パパがいて楽しかったね」と家族で思い出を振り返れるように、育休制度をうまく活用してほしいと思いますね。
今は、仕事から帰り次第、育児に取り組んでいます。早く帰れた日には、子どもといっしょに夜ご飯を食べて、お風呂も私が入れて、寝かしつけまでしています。日中は子どもの様子がなかなかわからないので、家にいるときは、できるだけいっしょに遊びたいんです。毎日そばにいたからか今でもよく懐いてくれていて、会社から帰宅すると歩いて抱きついてくるんです。本当にかわいいんですよ。
在宅勤務も月に何回かあるので、助かっています。できるだけ朝早く仕事をスタートして、夕方には仕事を終えて散歩に行ったり、子どものご飯の準備をしたり。在宅勤務をうまく使って、妻の負担を減らせるようにしています。
保育園に入れた場合は妻も仕事に復帰することになるので、夫婦でどういう分担にするか話し合いをしているところです。在宅勤務やフレックスの制度を活用しながら、これからも力を合わせていきます。私自身、育児をとても楽しんでやっているので、今後も変わらずに、仕事を頑張りながらも、子どもとの時間を大事にしていこうと思います。
※ 記載内容は2024年1月時点のものです

