契約書確認から社員研修まで。賃貸業務の「守り」に関するすべてを担う
現在、賃貸事業グループ 賃貸業務部で専門課長を務めています。私たちの部署は賃貸部門の営業支援業務を行っていて、コンプライアンスのリスク管理や業務相談への対応、法的観点からの助言、研修の実施、業務監査など、賃貸営業の「守り」に当たる業務を担っています。
日々の業務では、各部署からのさまざまな相談に対応しています。契約書の内容が正しいかどうかの確認や、お客さまからのクレーム対応など、現場で発生するあらゆる課題に対して、必要に応じて弁護士にも相談しながら解決策を提示します。
年に1度実施する業務監査では、賃貸住宅管理業や宅地建物取引業にもとづき、適切に業務が行われているかを確認します。そのほか、確認・監査業務で関わるのは、賃貸事業グループのすべての部署。たとえば、リーシング部門では賃貸借契約書、オーナーさまの窓口部署では管理委託契約書が正しいかどうかなど、各部署の特性に応じた確認・監査を実施します。契約関連以外でも、鍵の管理や出納管理、細部にわたる確認や管理を行っています。
また、社員研修も私たちの業務の1つです。新入社員向けには「賃貸とは」という基礎から始まり5回にわたる研修を、中途社員向けには、当社の法令遵守の考え方や各部署の役割、業務システムの使用方法など、実務に必要な導入研修を担当しています。
チームの実働メンバーは少数精鋭。私は専門課長としてマネジメント業務を行うだけでなく、自ら率先して業務を遂行する役割でもあります。業務を進める上でもっとも大切にしているのは、法律にきちんと沿った対応を行うこと。「お客さまがこう仰っているがどうしたら良いか」「契約書の特約はこれで大丈夫か」といった相談に対しては、法的な観点と会社としての方針を総合的に判断して回答します。
時には訴状が届くようなケースもあり、弁護士と相談しながら対応を進めることも。各部署の皆さんを、法律の面から応援するような想いでサポートしています。
数々の現場を経験したからこそできた、業務改革と働きやすい環境づくり
これまで賃貸業務に関わるさまざまな経験を重ねてきました。2002年の入社当初は神奈川エリアで、借りたいお客さまへの物件案内や契約業務を担当。2007年からは管理中のオーナーさまの窓口として、入居者さまの毎月の家賃支払い管理なども含めた管理業務を行いました。
1度目の産休・育休を経て、引き続き賃貸管理業務に従事。その後、営業部門の事務サポートを担当することになり、その部署にいる時に2度目の産休・育休を取得しました。
復帰して4年ほど経った2016年、賃貸部門の組織再編に伴い、入居者さまの設備修理対応などを行うメンテナンスグループに異動しました。その後、賃貸借契約の解約業務を担当する解約グループ、アセットマネジメント業務を経て、チームリーダーに昇進。
2021年に賃貸業務企画部へ異動となり、後に専門課長に任命されました。この部署では、業務相談、業務監査、研修といった業務に加えて、オーナー向けアプリ「Wealth Park」の導入や、kintoneを活用した業務アプリケーションの企画・導入といった新しい取り組みを行う役割も担っていました。それまでの現場での業務から、賃貸事業グループ全体のサポート役という新しい立場に変わり、切り替えに苦労したことを覚えています。慣れるまで時間がかかり、試行錯誤の連続でした。
でも、現場での経験があったからこそ、新しいシステムの導入や業務変更を行う際の現場の抵抗感を理解できたんです。仕事のやり方を変えなければならないのは、現場にとってストレスや大変さを伴うもの。しかし、その変更によって業務が楽になるんだと説明しながら導入を進められたのは、現場を知っているからこその強みだったと感じています。
この環境の変化は自身の成長につながりました。当初、異動について心配していた上司からも、最終的には「向いている仕事だね」という評価をもらい、大きな励みに。また、基幹職という立場になり、周囲に気を配りながら仕事を進めることも学びました。
現在は、チーム内外のメンバーにとって働きやすい環境づくりにやりがいを感じています。賃貸事業は、お客さまからの問い合わせやクレーム対応など大変な業務もあります。その中で「あなたたちは間違っていない、正しい仕事をしているよ」と気持ちよく働けるよう支えていけたらいいなと思っています。
「なんでも全力で挑戦していこう」。育休からの復帰で変わった積極的な姿勢
やることが山積みで、どんどんこなしていかないと間に合わない。でもやるならちゃんとやりたい。そこで「とにかく全力で全部やろう」と、降りかかってくることすべてに取り組むようになったんです。毎日が時間との戦いで、朝に保育園に送って出社して、限られた時間で仕事をして、また走って保育園までお迎えに行って……と常にバタバタしていましたね。夢中で走り抜けていたので、具体的な記憶があまり残っていないほどです。
私のキャリアの大きな転換期になったのは、2012年4月に2度目の育休から復帰した時でした。ちょうど夫が看護師への転職を決意し、3年間看護学校に通うことになったんです。その期間は夫が家事全般を担当して、私が家計を支える立場となりました。結果として、より仕事に集中できる環境が整い、仕事への向き合い方も変わりました
環境の変化とともに自然と「なんでも挑戦していこう」という意識が強くなっていったように思います。主任やチームリーダーへの昇進の打診を受けた際も、「せっかく選出してもらったんだから、この仕事を続けていくなら頑張ろう」と前向きに決意できました。
また、仕事だけでなく、子どもの学校行事やPTA、学童関連の活動など、プライベートでも積極的に参加するようになりました。
このように仕事でもプライベートでも挑戦的な姿勢でいられたのは、職場の理解と支援があってこそ。フレックスタイムや残業なしという働き方の制度はもちろん、子どもが熱を出した時などに嫌な顔一つせずフォローしてくれた上司や同僚に助けられました。
子育てを経験している同僚も多く、「お子さんは元気?」と話しかけてくれたり、子どもの病気や学校行事、進学などの相談に乗ってもらったりと、気軽に子どもについて話せる雰囲気があることも心強かったですね。
先輩たちがくれた「私にもできるかも」という自信。今度は私が後輩を支える番
三菱地所ハウスネットで、継続していろいろな業務に携わってきたことで、大きく成長させてもらいました。業務についての知識や理解が深まったことに加え、多くの同僚と知り合って信頼関係を築け、会社がとても居心地のよい環境になっています。
とくに心強いのは、子育てをしながら活躍している女性管理職の先輩がたくさんいること。3人のお子さんを育てている人、小さなお子さんがいる中で部長として頑張っている人など、ロールモデルになる憧れの存在がいることで「私にもできるかもしれない」と自信が湧いてきます。
また、女性・男性を問わず積極的に子育てに取り組んでいる人が多く、プライベートについての会話や情報交換も盛んです。「今日は子どもの運動会なので休みます」「行ってらっしゃい」など、お互いをサポートし合える温かい雰囲気があることが働きやすさにつながっていると思います。
今後のキャリアについては、今の業務に真剣に取り組むことが第一ですが、マネジメントなどの職種を任されることになれば、これまでの経験を活かして頑張りたいと考えています。
振り返ってみると、仕事を続けていて本当に良かったと実感する場面が多くありました。とくに夫の転職の際には、自身が働いていることで経済的な安心感がありましたし、子どもの教育費などの面でも、共働きで良かったなと感じます。産休・育休などの制度も、利用することで、自身の人生に前向きになることができました。
若い方の中には短い期間での転職を考える方も多いと聞きますが、最近はテレワークやフレックスタイムなど、働き方の選択肢も増えています。そういった制度をうまく活用しながら、ぜひ長く働き続けてほしいですね。続けることで初めて見えること、変わることがあります。私も、自分自身が先輩にしてもらったように、これまでの経験を活かして後輩の相談に乗れる存在になりたいと思っています。
※ 記載内容は2024年11月時点のものです

