コンサルタントがよりクライアントの支援に集中できる仕組みづくり
私が所属するDigital事業本部の事業経営推進部は、現場の部長(ディレクター)や各部門で活躍するコンサルタントをフォローし、部門運営を円滑にすることをミッションとしています。エル・ティー・エスは近年、クライアントも社員も提供サービスも増加、Digital事業本部は約180名の規模となり、その活動を横串でマネジメントすることを目的に、2025年1月に事業経営推進部が新設されました。
未知の領域を切り拓き、新たな価値を創造する「ゼロイチ」の力を発揮する一方で、多様なメンバーが自由闊達に意見を交わし合う活気ある雰囲気も重視。そうした創造的な議論のプロセスそのものを楽しみながら、課題解決に挑むことを大きなやりがいとしています。
入社まもなく、新規に立ち上がった事業経営推進部を任せてもらっています。同部はDigital事業本部に複数ある部門運営を円滑にというミッションの下、さまざまな活動に取り組んでいます。たとえば日常業務を最適化し、クライアントへの価値提供にさらに専念しやすくなる環境づくりなど。
その中の1つ、コンサルティングに付随する請求・法務などのコーポレート実務は、クライアントへの価値提供の土台・基盤となるものです。毎月必ず一定の工数が発生するため欠かせない一方、重要でありながら煩雑さを伴う領域でもあります。私たちはそれらを現場から切り出し集約しようと考えています。BPR(Business Process Reengineering)の手法でプロセスを再設計し、ガバナンスを維持しながら処理の精度とスピードを高めた仕組みで運用することにより、コンサルタントがクライアントへの価値創出に全力投球しやすくなることを狙いとしています。
また、現在約180名となるDigital事業本部の所属メンバー一人ひとりのエンゲージメントを高め、安心して挑戦できる環境を整えることにも注力しています。具体的には、上司とメンバーが日常的に意見交換できるコミュニケーションチャネルの整備や、経営層と現場メンバーが直接対話できるラウンドテーブルの実施など、多様な施策を展開しています。こうした取り組みによって、組織内の風通しを良くし、意思決定の透明性を高めるとともに、メンバーが自分の声が会社の成長につながっている、という実感を持てるようにしています。
私自身はこれまでに数百名のチーム組成と運営にマネジメントとして携わった経験はありましたが、エル・ティー・エスは事業本部としても、会社全体としても組織がまだ発展の途上で、大きな余白を残しています。その余白を「伸びしろ」と捉え、攻めと守りの仕組みをスピーディに整えていくことで、未来のエル・ティー・エスを自分たちの手で形作っていける。そこにこそ、創造的なやりがいと知的なおもしろさがあると感じています。
転職にあたり、社長の樺島さんとの面接で東京・赤坂の本社を訪れた時も「これからも事業拡大を続けていくべくオーガニックな成長の仕掛けもM&Aなどの取り組みも積極的に取り組んでいく。そうした事業・組織の伸びしろをどう創り出すか、そして自分たちらしく埋めていくかが大事な時期が続く。田之畑さんにはぜひエル・ティー・エスの将来を担って、一緒に未来の姿を描いてほしい」という主旨のお話をいただきました。
元々自分が成熟した会社にジョインするよりも、意思決定のスピード感や組織の成長ダイナミズムにやりがいを感じるタイプだったこともあり、樺島さんからの期待に胸が膨らみました。
現在につながるこれまでのキャリア。挑戦の軌跡
新卒では大手の総合コンサルティングファームに入社しました。正直に言うと、新卒時に明確なキャリア目標は持っていませんでしたが「やりたいことが見つかったときにすぐに動き出せるよう、社会人としての基礎体力を鍛えたい」と考え、あえて厳しい業界と聞いていたコンサルティング業界を志望しました。「ここで頑張ることができれば、どこでも通用する社会人になれる」──そう信じて自らにプレッシャーをかけ続けていました。
そのファームでは、上流から下流までさまざまな案件に関わり、最終的にはアカウント営業的なポジションでした。いろいろな経験を積みましたが、印象に残っているのは、3年目のプロジェクトで内容はもちろん言えませんが、とあるクライアントのある本部のプロジェクトを任された時のことです。そのある本部にはそのプロジェクトを担当しているクライアントがおらず、かつ、私も知っている方が1人いないという状況でした。
さらに、こちら側も1人プロジェクトで誰にも相談できませんでした。この状況でプロジェクトのゴールに辿り着けるか途方に暮れそうにもなりましたが、落ち込んでいても仕方がないと気持ちを切り替えて、総務へ行き(他社にもかかわらず笑)「座席表ください!」とお願いし。座席表を見ながらキーマンを探してコミュニケーションを取り、ゼロからクライアントとの信頼関係を構築し、なんとかミッションをやり遂げることができました。
今思えば厳しい環境でしたが、ミッションだけ与えられ、人間関係もアセットも何もないところからゼロから自分で考えて行動するという経験は社会人としての基礎体力を鍛えてくれましたね。
人を大切にすることが、企業の健全性と成長を支えるという信念
こうした経験からゼロからイチを創り出すことの魅力を知り、その方向でのキャリアを志向してベンチャーに転職しました。その企業は事業会社で、私は部門運営や営業を務めていました。ベンチャー、事業会社という環境はそれまでとは違った経験で、たいへん多くのことを学ばせていただきました。
ですが3年ほど経ったころ、新卒入社したファームの元上司から戻ってこないかとお誘いいただき、Uターンを決意しました。再入社後は、長くお世話になりましたが、役職が進むにつれ、これまでにない役割を任せてもらう中で、自分の中でやりがいを感じるポイントも変化していきました。
若手コンサルだった頃は、クライアントから私個人に対してお褒めの言葉をいただくことがあり、バイネームで評価されることが率直に嬉しかったです。だんだんと時が経ち役割も変わってくると、クライアントからお褒めの言葉をいただくことも嬉しいのですが、自分のアカウントの自社の仲間から「このアカウントで良かった」と言ってもらえることの方が嬉しくなってきて、マネジメントや組織・体制づくりならではのおもしろさを感じるようになっていきました。その流れでベンチャー企業のバックオフィス担当執行役となり、その後LTSへジョインさせてもらった形です。
社員一人ひとりを大切にすることが企業の健全な運営、組織強化を実現する道筋であることを実感する、本当に貴重な経験をさせていただきました。
この学びは今の自分のマネジメントの根幹になっていますね。
エル・ティー・エスがクライアントの等身大の悩みに寄り添うベストパートナーになるために
エル・ティー・エスにジョインして1年が経ちますが、社員みんなが他者へ敬意を持ち、一人ひとりのキャリア、人生を大切にする姿勢を日々感じています。 その根底には、社長を始めとする経営陣の哲学が息づいていると感じています。
転職の社長面接の場では、仕事の話だけでなく、これからの人生についても話をしました。 ちょうど子どもたちは成長して自分の道を歩み始めており、感慨深さと同時に、人生・キャリアの後半戦にも差し掛かり、勿論成長もしていきますが、いままでの経験をどう人の役にたてるのかと強く感じていた時期だったのです。
その時の樺島さんの言葉は、当時の私の胸を打つものでした。
「仕事は人生を豊かにするためのもの。幸せになるための道具であって、仕事そのものが人生のすべてではないよ」。また、顧客や社会を三つ葉のクローバーに例え、エル・ティー・エスが四つ目の葉として加わることで、より豊かな社会を創造するというロゴにも込められたコンセプト「三つ葉を四葉に」という理念に胸をうたれました。
単なる転職・仕事をする場所ではなく、エル・ティー・エスでなら「これからの人生をどう生きたいか」という問いに真正面から向き合える。そう確信した瞬間でした。 エル・ティー・エスに入社した今、私自身も、社員が自分の人生を生きる──その実現に向けた支援をできる存在でありたいと、日々仲間と共に模索しています。
事業経営推進部はまだできたばかりの組織ですが、半年ほどで現場コンサルタントの付帯業務の削減やナレッジの還流促進などは進めることができたと思います。冒頭でお話した取り組みについても、有難いことに多くの社員から「現場業務に集中できるようになった」と声をかけていただきました。
今後は採用といった競争力向上の支援や、よりスムーズにナレッジを共有する仕組みの導入、上述のようなキャリア支援なども検討していこうと考えています。
そうした今後の取り組みの大前提として、企業カルチャーを大切にしていきたいと思っています。エル・ティー・エスに当たり前のように存在する他者への敬意や人を大切にする姿勢は、「クライアントのお困りごとに寄り添い、経営課題の深部まで責任を持って支援する」という価値提供スタイルに通じています。
コンサルティング業界に長年身を置いて感じるのは「困っていることがあるけれど、なかなか外部に頼めないクライアント」の存在。その事情は要求の具体化にハードルを感じたり、クライアント側で体制を組めなかったりとさまざまですが、率直に悩みを打ち明けて頼っていただける「クライアントに優しくて、かつ力もある頼もしい企業」が求められています。
エル・ティー・エスの企業カルチャーは、そのようなクライアントに第一想起いただける会社、そして期待に応えられる会社につながっていくと信じています。
こんなエル・ティー・エスのカルチャーに共感し、困難も成長の糧として楽しめる仲間と一緒に仕事ができると嬉しいです。会社と一緒に自分たち自身も成長して、一度きりの人生を豊かにしましょう。
※ 記載内容は2025年10月時点のものです

