コンサルから開発まで一気通貫。エル・ティー・エスの強みと技術者として働く醍醐味
私が所属しているのは、CI(Cloud Integration)事業部。後輩の育成や、キャリア採用のフォローにも入りつつ、IT技術者として、主にシステム開発やプロジェクトマネジメントに携わっています。
今、担当しているプロジェクトは、とあるイベント会社様で使われるCRMの開発案件。プロジェクトマネージャーとして、イベントに参加する顧客情報の管理と、そのデータを活かして関連イベントにも誘導できるようなCRMの構築をめざして取り組んでいます。
本案件が開発フェーズに移ったのは最近ですが、会社としてのお付き合いは2年ほどになります。はじめは当社のコンサルティング部隊がお客様の中に入り込んでビジネスプロセスの改善に取り組んでいました。そこから、お客様のご要望や課題を整理する中で、スクラッチでシステムをつくる必要があるとの判断に至り、当事業部の出番となったのです。
当社には、コンサルティング部隊と開発の部隊がいて、連携して顧客対応にあたります。一般的には、コンサルタントが入った後、実際の開発を下請け企業に依頼することが多くあります。
しかし当社は、CI事業部があるため、コンサルティングから開発までを一気通貫に社内で行えるのです。
これは、当社の強みであり、社をまたぐことによるコミュニケーションコストや工数を削減できるため、お客様にとっても大きなメリットがあると思っています。
また、CI事業部は、コンサル経由で仕事を依頼されることもあれば、コンサルを介さずに直接お客様から案件をいただく場合もあり、業界問わずさまざまな案件をお受けしています。多様な業界のさまざまなシステムや開発に携われることも、エル・ティー・エスで働く醍醐味のひとつです。
今でこそエル・ティー・エスで働く私ですが、以前勤めていたのは、大手アパレル企業。実は、ITとはまったく異なる業界、ましてやエンジニアとは違った職種からキャリアをスタートしているのです。
商品の売り方は学んだ。次は、商品のつくり方を学びたい
もともと起業家精神のあった私は、大学では経営学を学んでいました。米Apple社創業者のひとりスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションに憧れて、在学中にはさまざまな経営者の方にお会いしています。
大学卒業後の2014年には、アパレル製造小売業の大手企業に新卒入社。なるべく早く経営を学びたいという考えからの選択でした。若いうちからひとつの店舗を任され、販売、人材管理、損益管理に至るまで、あらゆる業務をマネジメントさせてもらえる点が、自分にとって最大の魅力でした。
当時の私がめざしていたのは、“商品をつくって売る”という、ビジネスに関わるひと通りのプロセスを、自分ひとりのリソースでできるようになること。
“商品をどう売るのか”については、入社から3年が経ったときに、身についた実感がありました。3年間で、旗艦店の立ち上げや売り場の責任者などを経験しつつ、ひとつの売り場を長く見ることもできましたから。
一方で、“売るための商品をつくる”という部分は、経験がありませんでした。そこで、ゼロから商品をつくる技術がほしいと考えたのです。
とはいえ、アパレル業界で服をつくる工程を私ひとりで担うのは非現実的です。人手や工場、材料を必要とせず、無の状態から自分でものを作り上げるという点で、最も現実的に思えたのがITの分野でした。もともと興味のある分野だったこともあり、大手アパレル企業を退職し、半年弱ほど、貯金を切り崩しながらプログラミングスクールに通いました。
それから、私がエル・ティー・エスに入社したのは、2018年のこと。
当時のCI事業部は、情報システム部という名称で、エル・ティー・エス立ち上げ当初からお付き合いのある一部のお得意様のみを対象にしたデリバリー案件しか請け負っていませんでした。そもそも、社外のクライアントの開発案件を請け負えるほどメンバーが揃っていなかったんです。
選考を受けていたのは、いち情報システム部門から請負を担える事業部としてちょうど新たに立ち上げ直そうというタイミング。私にとってまたとない好機でした。というのも、私の転職活動の軸は、入社後に責任あるプロジェクトを任せてもらえる機会があるかどうか、でした。新規立ち上げの過渡期にある事業部であれば、その希望が通りやすいはずだ、と私は考えました。
すると、その考えを裏付けるように、選考では「事業部を拡大していく上で、品川さんには後々こういう仕事を任せていきたい」というお話を聞けました。しかも、ビジョンとして、「実際にこういうプロジェクトを引き受ける組織にしようと思っている」という具体的な話もありました。
ここでなら自分の希望がかなうのではないか──選考での話を通じて、そう信じられことが、エル・ティー・エス入社の決め手になりました。
入社半年で、ひとりでシステム開発を担当できるまでに。異業界でつかんだ成功体験
IT業界にキャリアチェンジする上で、私の最も大きな懸念は実務経験がないことでした。キャリア採用者には社会人経験やビジネススキルが問われる上、即戦力として活躍することが期待されると思っていたからです。
その不安は的中しました。実務へのキャッチアップには、とても苦労しました。店舗スタッフとのチームワークが重視された前職に比べて、専門職であるIT技術者には、どちらかというと自分なりに調べて解決していくスキルが求められます。
「任せてもらえることは多いが、そのぶん大変になる」と覚悟した上での決断でしたが、店舗運営とIT技術者は、仕事へのアプローチの仕方からしてまったく別物、というのが正直な印象でした。
そんな私にとって、これまでで最も印象に残っているのは、入社から半年ほど経ったころにひとりで任されたシステム開発プロジェクトです。初めての案件を先輩と一緒に担当し、次にアサインされたのが、そのシステム開発でした。
「大きな責任を与えてもらった」と期待を感じる反面、単独で担当することに対する大きな不安を抱えていたのを覚えています。先輩や上司にアドバイスをもらいながら、なんとかやりきることができました。
畑違いの業界に飛び込んで半年足らず。ひとつのプロジェクトを最後までひとりでやりきれたことは、重要な成功体験として自分の中に残っています。当時は必死でしたが、大きく成長できた案件でした。「あのときの私には必要なプロセスだった」と、今になっては思います。
そうした経験もあり、会社から「品川に任せたい」と伝えられた案件に関しては、特段の理由がない限り引き受けたいと思っています。会社側がなんらかの理由で自分に振ってくれたプロジェクトを全うすることで、自分でも思いも寄らない、新しい経験値が得られると考えているからです。
また、人とのコミュニケーションにおいては、前職で担ったマネジメントのスキルが活かせていると感じます。対お客様のときは、相手が実際には何を求めているのかを根気強くヒアリングすることを、対社内メンバーのときは、メンバー自身が自分の良さを最大限に出せるようフォローすることを大切にしています。
男性社員として初めて長期育休を取得。新しくなったキャリアイメージ
私は2021年から2022年にかけて、半年ほど育児休業を取得しました。男性の育休取得については、まだ環境が整っていない会社もあると思います。エル・ティー・エスでも、半年という長期の休暇は当時、前例のないことでした。
もちろん、対お客様のプロジェクトをいくつも抱えていたので、引き継ぎは慎重に行いました。出産予定日がいつごろで、いつから休みを取るのか、そこに向けてどういう引き継ぎをしていくのか……。育休取得の半年前から相談し、上長や人事の方にフォローアップしてもらうことで、準備は比較的スムーズに進められたと思います。
育休中、人事部と定期的に面談も行っていました。事業部の上長とも面談し、復帰後の働き方や、どういうプロジェクトにアサインされるのかなど、育休後を具体的にイメージできるようなフォローもしてもらいました。おかげで、想定していた通り、今は育休前とほぼ変わらないかたちでプロジェクトに携わっています。
ただ、実際のコーディングや製造の部分を担当することが多かった以前と比べ、今はプロジェクトマネジメントを手がけるようになり、上流工程に関わる機会が増えてきました。実際、今担当している案件は、プロジェクトマネージャーとしては初めての大規模案件です。
この案件で自分の中で成功体験をつくりつつ、要件定義や設計における技術力を伸ばすことが、直近の課題です。
父親となりライフステージが一変した今、キャリアイメージも大きく変化しました。技術力やプロジェクトの管理力に磨きをかけていきたいと考えている一方、働き方を変えていく必要も感じています。これまではがむしゃらに働いてきましたが、自分自身に対するマネジメントを丁寧に正確に行うことで、プライベートも仕事も充実させていきたいですね。
いずれIT技術者としてひと通りのことを学べたなら、いよいよ自分で新しい事業を立ち上げることも念頭に置いています。社内事業というかたちで起業に挑戦できることも、エル・ティー・エスの魅力のひとつ。
会社と自分のめざす方向が一致し、「やりたい」と手を挙げれば応援してくれる会社なので、これからが楽しみです。

