覚悟を持って人事戦略を推進──長期的な視点での達成をめざして
約半年の歳月をかけて策定された、ライフワークスのパーパス。「個人のキャリア自律と組織の変革を支援し、自分らしく人生を歩む人であふれる社会をつくる」というパーパスの体現に向けて、鍵となるのが人事戦略です。
梅本 「ライフワークスは、キャリア研修、キャリアコンサルティングなどによるソリューションを、お客様の課題に合わせて提供しています。つまり私たちの事業は人が起点であり、人がすべてと言っても過言ではありません。
そのため、社員がいかに持てる力を発揮するかが重要になります。社会においても人的資本経営に対する注目が高まるなか、自社においても人の可能性を信じる経営を実行できているかをあらためて問い直しながら、パーパスに沿った人事戦略について検討を重ねました」
黄瀬 「人事戦略を立て推進することは、会社にとって新たな試みです。ここからは事業戦略と人事戦略の両輪で、強い組織づくりを行っていきます。パーパスは、何十年も先の未来を見据え、会社の存在意義について考え抜き策定されたものです。その体現に必要となる人事戦略も、長期的な視点で実行していく必要があります。
まずは最初の一歩として、22年度の下半期に人事制度の改定を実施。日々の意識や行動に、パーパスと、パーパスを体現するために大事にしたいコアバリューを根づかせることを狙いとして構築していきました」
そして2023年4月から、新たな人事制度の運用を開始、事業戦略に沿って組織体制を再構築。パーパスの体現に向けて、着実に人事戦略の実行を進めつつあります。取り組みを推進していく意気込みを、梅本と黄瀬は次のように語ります。
梅本 「創業から24年。メンバーの一人ひとりがライフワークスを築いてきて、今があります。あらためて言語化したパーパスを一緒に体現していく仲間として、メンバーにはとても期待していますし、私も本気で向き合っていく覚悟です」
黄瀬 「私はアルムナイ社員なのですが、一旦退職して会社の『外の人』になったことで、ライフワークスの強み・持ち味を改めて強く認識しました。変化する社会のなかで、未来向けてライフワークスが社会に頼られる存在であり続けることに向けて再度貢献したい、社員として戻るときにそう決意しました。
パーパスも人事戦略も、まだ歩き始めたばかり。長期スパンでパーパスの体現を実現するためにどうしたらよいか、徹底的に考え抜き、みんなと実践していきます」
社員のキャリア自律を支援──理想と現状のギャップを埋めていくために
パーパスの策定から半年が経過し、社内はもちろん社外の協働者からもパーパスに共感する声が届くようになりました。梅本は変化にワクワクしていると話す一方で、見えてきた課題があると言います。
梅本 「社員との1on1を実施したところ、自分と会社のパーパスとの重なりが明確になっていないメンバーもいることがわかりました。もしも自分の未来と会社の方向性に重なりを見出すことができれば、向き合う仕事にもっと『自分なりの意義』を見いだすことができるはずです」
黄瀬 「少し大きな話に聞こえるかもしれませんが、『何を目的に生きるのか』を考えてみることが、すべての出発点になると考えます。その通過点として現在があります。そうした流れのなかで、なぜライフワークスに今いるのかをあらためて考えたときに、自分とライフワークスとの重なりがあらためて見えてくると思います。
その重なりを個人が今一度認識し、組織としても期待を伝えた上で、個人と組織が未来に向けてすり合わせ続けることができれば、それがパーパスの体現につながるのではないかと考えます」
組織の現状とありたい姿とのギャップを埋めていくために、キャリア自律の推進にも投資をしていきたいと語る梅本。
梅本 「コアバリューの一つである“キャリア自律を体現する”ということに向けて、社員が自身の人生の目的と向き合うためにキャリアコーチングを受けることを支援していきます。ライフワークスは少数精鋭の組織。一人の変化が与える組織へのインパクトは大きく、それによって組織全体も大きく変化する可能性を秘めています。
社員が自らの人生に向き合う機会を会社としても大切にし、個々人が意志を持って経験やスキルをつかみ取っていくことを応援したいと考えています」
黄瀬 「ライフワークスにおけるキャリア自律について、このように定めました。『変化する環境において、自らのキャリア構築と学びを、主体的かつ継続的に取り組むこと。そのように自律した個人が、組織と良好な関係を築くことを追求すること。また、組織は個人のキャリア自律を推進すること』
個人と組織が互いに選び選ばれる“対等な関係性を築く”というコアバリューのとおり、自ら選んだこの組織を『私たち一人ひとり』がつくっていくという意識を持つ文化を育んでいきたいと考えます。あわせて組織の観点では、個人が自分らしい力をもっと発揮できると信じ投資することにより、組織全体としての価値発揮向上の追求をすることを大切にする必要があると思います」
組織の姿を見つめる──社内で共通認識を持つ
パーパスの体現は、売上目標などとは異なり、数値化することが難しいテーマです。そこでライフワークスでは、現状を多面的に認識し、課題を正しく捉えるための体制も整えていきます。
梅本 「組織の状態を定期的に、定量で把握できるよう、組織サーベイを開始します。ただし、結果の数値を上げることが目的ではなく、あくまでも私たちの現状を把握し、今後に活かすために行います」
黄瀬 「組織サーベイは年2回を予定しています。エンゲージメント、仕事内容、人間関係、組織との関係など、さまざまな切り口で測定できるものを使用します。目に見えていない課題に気づくきっかけをつくり、組織の改善点を根本から検討できるよう、一つの指標として活用します」
2023年度の人事戦略においてめざすのは、今すぐ成果を出すことではなく、現状を把握し社内全体で共通認識を持つこと。そして現状をより良くするために、みんなを巻き込んで改善し続けることだと黄瀬は語ります。
黄瀬 「私たちの会社ではテレワークとフレックスタイム制度が導入されており、時間や場所にとらわれない働き方が可能です。オンライン・オフラインそれぞれにしかないメリットを活かすことで生産性をさらに上げる余地が、まだまだあると考えます。
さらに“多様性を活かして創造する”というコアバリューを実現するには、一人ひとりの知識や経験をうまく掛け合わせる必要があります。その人らしい強みが最大限に発揮されながら成果を創出することに向けて、組織マネージメントのあり方も議論していきます」
さらに黄瀬は、コアバリューに掲げる“変わり続ける”組織として、人材配置が重要になると語ります。
黄瀬 「パーパスに向けて行動していくためには、現在の組織のカタチにとらわれず、適切な人材を再配置していくことが求められます。状況にあわせて新しい人材を採用することも必要になってくるでしょう。採用活動においては、パーパスに共感する方に入社していただけるよう、メッセージを発信していきます」
パーパスの体現が開く未来──多様な仲間とともに事業フィールドを広げていく
時代の変化に対応しながら、進化を続けてきたライフワークス。未来に向けてさらに発展し続けていくためにも、新しい仲間の力が必要です。
梅本 「自分がめざす将来を、当社のパーパスに重ねながら歩んでいける方にジョインしてもらいたいと思っています。ご自身のキャリアも含めて、人のキャリアやキャリア自律に関心を持ち、役に立ちたいという想いのある方なら、活躍していただける環境が当社にはあります」
黄瀬 「まずは自分自身がどうありたいのかを明確にし、そこに向けた課題に向き合い続けることが大切だと考えます。転機があったときに、自分と向き合い何を得るかで未来は変わります。失敗も含むすべての経験を自分の資産として活かしながら、自身で描いたありたい姿に向けて歩む方は、ライフワークスで活躍できると信じています」
これまでもこれからも変わらないのは “キャリアの課題に伴走する”というコアバリューに示す姿勢。パーパスの体現をともにめざす仲間たちへ、梅本が想いを語ります。
梅本 「今いるメンバーはもちろん、将来ジョインしてくれる仲間に望むのは、ライフワークスという場を活用して、変化を恐れず挑戦をしてもらいたいということ。そうした経験を通して一人ひとりが価値を高め、共に成長できる企業をめざしていきたいですね」
人事戦略責任者として取り組みをけん引する黄瀬は、思い描く未来について次のように語ります。
黄瀬 「“キャリアと言えばライフワークス”と、社会から認知される存在になることをみんなでめざしたいと思っています。パーパスの体現に向けての実践を進めていくと、そこに共感する多様な人とのつながりが生まれ、組織としての可能性が広がっていくと考えます。
『どのように働くか』は多くの人の人生にとって大事なテーマ。パーパスの体現を多様な仲間たちと追求しながら、私たちが貢献できるフィールドをさらに広げていきたいです」
未来に向かって次の一歩を踏み出したライフワークス。組織のさらなる成長をめざし、みんなで、これからも進化を続けていきます。
