4つのPで描く戦略、現場の声と数字が織りなす成長のストーリー
私が所属しているのは、コンシューマー事業部の4P戦略本部です。プロダクト(製品)、プレイス(販路)、プロモーション(販促)、プライス(価格)の”4P”の要素を担う4P戦略チームとして、NECとレノボという2ブランドのPC/Tablet/周辺事業に携わり、売上の拡大やマーケットシェア、利益率を中長期的にどう伸ばしていくかを考えています。
現在はコンシューマー事業部の4P戦略アクティングリーダーとして、NEC・レノボ両ブランドの成長戦略を描くと同時に、NECブランドの4P戦略リーダーも兼任しています。営業、マーケティング、製品企画・開発部門と密に連携しながら、4つのレバーのどこに、どのように力をかけるべきかを見極め、戦略を実行レベルまで落とし込むのが私の役割です。
仕事を進めるうえで大切にしているのは、俯瞰的な数字分析と現場の声の両立です。数字は多くを語りますが、数字だけでは見えてこない機会や強みも必ずあります。営業、マーケティング、開発企画、製造など、現場で働く人たちの言葉の中にこそ、本質的な発見・示唆があると考えています。トップダウンのデータと、ボトムアップの知見を必ず掛け合わせること。それが私のモットーです。
実は、戦略がうまくいかなかったときこそ、一番面白いと感じています。そこには、自分が見ていたデータだけでは捉えきれていない課題が必ず隠れているからです。部署を越えて議論を重ね、施策を調整し、最終的に成果につながった瞬間に立ち会えること――それこそが、メーカーで働く醍醐味だと思っています。
点から線へ、そして実行力を求めてー経営企画とコンサルから学んだこと
新卒で入社したのは、外資系の消費財メーカーでした。経営企画として、工場や物流、営業、マーケティングといった各部門と連携しながら、バリューチェーン全体の効率を高め、事業をお金の視点で最適化する仕事に携わっていました。
中でも印象深いのが、製造拠点での経験です。製造コストの削減と、将来の成長を見据えたサプライチェーン設計という難度の高いミッションを任されました。この経験を通じて、物流・製造・販売それぞれの知見を個別の「点」としてではなく、一連の「線」として捉え、全体を俯瞰しながら最適解を導く力を身につけました。その結果、部分最適ではなく全体最適の視点で戦略を考えられるようになりました。
数百人規模の製造メンバーを巻き込むうえで意識したのは、できる限り現場の声を直接聞くことです。すべてに応えられなくとも、現場の声に向き合う姿勢こそが信頼の土台になると学びました。
その後、視野をさらに広げるためにコンサルティング業界へ転身。製造業プロジェクトを通じ、PL・バランスシート・キャッシュフローを横断的に捉える経営者視点や、組織設計の経験を積みました。一方で、戦略を描くだけで終わることへのもどかしさも感じるようになり、「実行まで関われる環境で働きたい」という想いが、次のキャリア選択につながっていきました。
消費者目線と学ぶ姿勢で掴んだ成功、そして成長の軌跡
昨年、若い世代を意識した新しいモバイルパソコンを発売し、このカテゴリーでシェア1位を獲得することができました。NEC PC Brandは広く認知されていますが、これまで接点の少なかった層にも届くよう、中長期的な成長を見据えたアプローチが必要だと考えました。
チームとして取り組んだのは、NEC PC Brandと親和性の高いターゲットを改めて定義し、製品設計からマーケティング、営業までを横断した一貫した戦略を描くことです。プロモーションだけでなく、店頭売り場での見せ方や量販店との関係づくりにも注力しました。営業チームと連携し、販売店の成長にもつながる形で施策を設計できたことが、結果につながったと感じています。
IT業界未経験での入社当初は、専門知識の不足に戸惑う場面もありましたが、消費者としての視点を活かし、売り場や商品を生活者目線で捉えた意見を大切にしてきました。分からないことは率直に聞き、チームや他部署の方々と対話を重ねながら理解を深めていく。その積み重ねが、少しずつ自分なりの貢献につながったのだと思います。
複数ブランド運営からグローバルへ。挑戦を楽しむキャリア
短期的には、今年1月からNECだけでなくレノボも含めたコンシューマー事業部全体のビジネス拡大に取り組んでいます。為替やコスト上昇など厳しい環境下でも、複数ブランドをマネジメントしながら成果を出すことを目指しています。
中長期的には、AIやソフトウェア、サービスを軸に事業を非連続に成長させることに携わりたいと考えています。日本市場で培った知見や仕組みをグローバルに応用できる可能性も感じており、APやグローバルでの役割にも挑戦を視野に入れています。そのため、グローバルのトレンドを収集し、日本と海外の文脈をつなぐ思考習慣を身につけ、英語で要点を簡潔に伝えるスキルも磨き続けています。
入社前は、自分がどれほど活躍できるか不安もありましたが、この会社は新しい挑戦にとても寛容だと実感しています。経験豊富な方々も、新しいメンバーに対してオープンでサポートが手厚く、安心して挑戦できる環境があります。大きな裁量権を持ちながら、わくわくしながら仕事に取り組める――そんな環境で、一緒にチャレンジしてくれる方を心から歓迎します。
