技術とビジネス課題を繋ぐ、信頼の架け橋に
私たちレノボ・エンタープライズ・ソリューションズは、Lenovo Groupの中でサーバーとストレージを担うISGの日本法人として活動しています。革新的な技術を日本の企業の皆様にご紹介し、それぞれが抱える課題の解決を支援することが、私たちの重要な使命です。
日々の業務の中で、私たちが最も大切にしているのは「お客様のビジネス課題を解決すること」。これは私たちのミッションの核心であり、単なる製品の提供ではなく、お客様の課題に最適な技術を結びつけることこそが、私たちの存在意義だと考えています。技術はあくまで手段であり、その先にあるお客様の成功こそが、私たちの目指すゴールです。
私はこのチームのリーダーとして、メンバー一人ひとりが持つ専門性を最大限に発揮できるよう、環境づくりに力を注いでいます。上下関係に縛られることなく、チーム全体の舵を取りながら、互いに支え合える関係を築くことを心がけています。
私自身は、このチームのリーダーとしての役割を担っています。リーダーといっても、堅苦しい上下関係ではなく、チーム全体の舵取りをしながら、メンバー一人ひとりが持つ専門性を最大限に活かせる環境を作ることを心がけています。
私たちのチームには、実に多様なメンバーが集まっています。大きく分けて三つの分野にわたる専門性が融合しており、それぞれが独自の視点と経験を持ち寄っています。まず、技術のスペシャリストたちは、12年から20年以上の豊富な経験を持ち、深い知識を活かしてお客様に最適な提案を行っています。次に、業界に精通したメンバーたちは、10年以上にわたって業界の動向や課題を見つめ続けてきたことで、お客様のニーズを的確に捉える力を備えています。そして、技術や業界知識を土台にしながら、お客様にどのような価値を届けられるかを追求する“価値創造の専門家”たちが、チームの中核を担っています。 それぞれの専門性が互いに補い合い、ひとつのチームとしてお客様の課題解決に向かって進んでいく―― それが、私たちの強みです。
そして、私たちのチームを語るうえで欠かせないのが、その雰囲気です。まるで家族のような温かさがあり、風通しの良さは抜群。メンバー同士が笑い合い、成功をともに喜び、困難な時には支え合って乗り越える――そんな関係性が自然と築かれています。
会社の規模は決して大きくありませんが、それがかえって一人ひとりの枠を超えた協力体制を生み出しています。誰かが困っていれば、自然と手を差し伸べる。案件の獲得に向けて力を合わせるのはもちろん、惜しくも結果が出なかった時も、皆で振り返り、次に活かす。成功も失敗も、すべてを共有しながら前に進んでいく――そんな一体感が、私たちのチームの原動力です。
変革の始まり――IBM買収から見えた挑戦と責任
この事業部が誕生したのは、2014年のことです。レノボがIBMのx86サーバー事業部を買収したことが、そのきっかけでした。x86サーバーの技術をいかに拡大していくか、そしてエンタープライズ向けのインフラストラクチャを提供するという重要な役割を担うために、この組織が立ち上げられたのです。当時のIT業界は、大きな転換期を迎えていました。クラウドコンピューティングの普及により、企業のインフラに対するニーズも急速に変化していた中でのこの買収は、レノボにとって新たな事業領域への大きな一歩となりました。
私がこのチームに参加したのは、約6か月前のことです。参加が決まったときの心境は、正直なところ複雑でした。嬉しさと同時に、責任の重さに対する緊張感もありました。日本市場のお客様に、最新のテクノロジーをどう届けていくか。その責任の大きさを痛感していました。日本市場には独自の特徴があり、お客様の要求水準も非常に高い。そんな環境の中で、レノボの技術力を真に活かしていけるのか――期待と不安が入り混じった、複雑な感情を抱いていたのを覚えています。
ジョインしてから現在まで、私が最も重視してきたのは、お客様とのコミュニケーションです。いかにお客様の声に耳を傾け、真のニーズを理解するか。これが何よりも大切だと考えています。次に力を入れているのは、パートナーの皆さんとの“Win-Win”の関係構築です。私たちだけでは成し遂げられないことも、パートナーの皆さんと連携することで、より大きな価値を提供できると信じています。そして三つ目は、チーム内での価値観の共有です。同じ目標に向かって、同じ想いを持って進んでいくためには、メンバー全員が価値観を共有することが不可欠だと考えています。
特に印象に残っているのは、非常に難易度の高い案件に挑戦したときのことです。技術的な要求が複雑で、競合他社も多い中での提案でした。私たちは自分たちの技術力を信じ、お客様に最適なソリューションを提案しました。結果として、その案件を獲得することはできませんでした。しかし、その過程でチーム全体、そしてパートナーの皆さんが見せてくれたチャレンジ精神には、本当に感動しました。失敗を恐れず、困難な案件にも果敢に挑戦する姿勢。それを目の当たりにして、「このチームなら、次の案件でも、その次の案件でも、必ず一緒に頑張っていける」と確信しました。参加当初よりも、チームに対する信頼と期待が大きく膨らんだ瞬間でした。
失敗を糧に成長する組織づくりとマネジメントの想い
メンバーや組織の成長を実感する瞬間は、失敗と成功の両方の経験を通じて訪れることが多いと感じています。私たちが置かれている状況の中で、どのような形で失敗したのか、あるいはどんな状況で成功を収めることができたのか――それを毎回丁寧に振り返り、次に活かしていく姿勢こそが、組織にとって最も大切な要素だと思っています。
特に印象深いのは、初めて失敗を経験したときにメンバーが見せる悔しそうな表情です。その悔しさを胸に、真剣に振り返りを行い、次のステップへと進もうとする姿勢を目の当たりにすると、「確実に成長しているな」と実感します。失敗は決して無駄ではなく、むしろ成長の糧となる貴重な経験です。それをチーム全体で共有できていることに、私は大きな喜びを感じています。事業部をまとめるうえで、私が心がけていることは大きく分けて二つあります。
一つ目は、自分の行動をチームにしっかりとシェアすること。リーダーとしての透明性を保ち、自分がどのような考えで行動しているのかを明確に伝えることで、信頼関係を築くことを重視しています。
二つ目は、すべてを自分で抱え込むのではなく、コーチとして外側から見守るというスタンスです。この考え方について、以前先輩から教えてもらった印象的な例えがあります。ゴルフで時々バックティーから打つと、見える景色も違えば、求められる技術も変わってくる――つまり、リーダーが常に前に立つのではなく、後ろからチームを支えることこそが、本当の意味でのリーダーシップなのではないかという考え方です。
メンバーそれぞれが持つ能力を最大限に引き出し、彼らが主役として活躍できる環境を整えること。それが、私の役割だと認識しています。
この事業部での仕事において、私が最もやりがいを感じているのは「成長」という要素です。レノボの企業文化は、スピード感と決断力にあふれています。早く行動を起こし、早く失敗し、そして早く次のアクションに取り組む――そんな前向きな循環が、日々の業務の中に根付いています。
何かに挑戦して失敗したとしても、その失敗を責められるのではなく、「次にどう活かすか」を考える文化が浸透しています。失敗の経験を糧にして、いかに早く次のステップへ進むか。その姿勢が会社全体に根付いていることに、私は深い満足感を覚えています。
失敗を恐れず、常に新しいことにチャレンジできる――そんな環境があることこそ、この仕事の最大の魅力だと感じています。
AI時代を共に進む、理想の組織とは
今、私たちは大きな変革の時代に立っています。AI技術が急速に進化し、社会全体が新たなパラダイムへと移行する中で、私たちの事業部もまた、大きな挑戦に取り組んでいかなければなりません。AI時代における新しい考え方や新しいモードが次々と生まれている今、どのような技術が必要なのか、そして「誰のためのAIなのか」を、お客様と共に考えていく必要があります。これは単に技術を提供するだけでなく、お客様と共に学びながら、その技術を日本全体に広げていきたいという想いから生まれた取り組みです。
AI技術を日本で普及させていくためには、二つの大きなチャレンジがあると考えています。一つ目は、お客様にAIの本質的な目的を理解していただくことです。AIは目的ではなく手段であり、ビジネスプロセスの最適化や効率化、あるいは新たなプロセスの創造といった目的に向けて活用されるべきものです。まずはその本質を理解していただいた上で、技術を導入していくことが重要です。
二つ目の課題は、電力問題です。AI技術の発展に伴い、電力不足が深刻化しています。特に注目すべきは、データセンターで使用される電力の約40%が、実際のコンピューティングではなく冷却のために使われているという事実です。この課題を解決するためには、省電力技術を含めた新たなアプローチを、日本全体に広げていく必要があります。
私が日本で生活してきた25年間を振り返ると、ゼロの状態から多くの日本のお客様にさまざまなことを教えていただきました。その経験があるからこそ、今度は私たちが日本社会に恩返しをしたいという強い想いがあります。私たちが持っているのは、新しい技術です。それ以外に特別なものがあるわけではありません。だからこそ、この技術をいかに社会に価値ある形で提供していくかが、私たちの使命だと考えています。
理想の組織について考えるとき、私が思い描くのは、同じ志を持った人々の集まりです。誰が偉いとか、誰が上司だとかではなく、一人ひとりが自分の役割を理解し、互いに助け合いながら、手を取り合って同じ目標に向かって進んでいく――そんな組織です。
この理想を実現するために最も大切なのは、「文化をつくること」だと考えています。たとえ志が同じでも、価値観を共有できなければ、強いチームにはなれません。私たちにとって最も重要な価値観を築き上げ、その価値観に共感する人々が集まれば、より良いチームが生まれると信じています。
そして、こうした理想を実現できる環境がレノボにはあります。グローバルな視点と最先端の技術力、そしてスピード感のある意思決定――これらが組織の土台となっているからこそ、挑戦する人が真に力を発揮できるのです。変化を恐れず、常に新しいことに取り組む文化が根付いているからこそ、個人の成長とチームの進化が加速していきます。
今後、私たちの仲間になってほしいのは、チャレンジ精神あふれる挑戦者です。自分なりの目標を持ち、「やってみたい」「達成したい」という強い意欲を持った方が、この会社では大きく活躍できます。自ら考え、行動する力を持つ人にとって、レノボはその可能性を最大限に引き出せる場所です。
年齢、経験、性別に関係なく、「今の自分からもう一歩前に進みたい」と思っている方に、ぜひ私たちのチームに加わっていただきたいと思います。レノボという舞台で、新しい技術と共に、新しい未来を切り開いていきましょう。
