2度の留学で掴んだ成功体験。「自分で築けるキャリア」を軸に就職活動へ
学生時代、私は2度の留学に注力しました。最初は19歳のとき、ビジネスレベルの中国語を目指して北京に留学したんです。現地での学びは充実していて、満足のいく資格も取得することができました。しかし、そこで大きな気づきがありました。中国語が話せるだけでは不十分で、英語が話せないと中国語のスキルが十分に生かされないということを実感したんです。
その経験から、私は帰国後、再び資金を貯めてカナダへの留学を決意しました。2回目の留学で最も大変だったのは、日本人は英語が話せないというレッテルを貼られることが多かったことです。実際に本当に話せなかった時期は、本当に悔しかったですね。だからこそ、1回目の留学が終わってから英語圏への留学を決意したんです。
留学資金を稼ぐために、私は朝と夜、時間を最大限に活用しました。早朝はパン屋さんで働き、学校が終わってから居酒屋のアルバイトをして貯蓄に励みました。実家暮らしだったこともありますが、学校に通いながら早朝の時間と、夕方から深夜の時間もすべて働いていたため、1年間で目標金額を達成することができました。この2回の海外経験に加えて、自分自身で資金稼ぎをした経験が、今となれば大きな成功体験だと思っています。
こうした経験を経て、就職活動を始めた私には明確な軸がありました。それは、いかに外国語を使える環境か、そして海外の方に私という人格で日本を好きになってもらえるか。その場面に出くわせるかどうかが就活の軸で、業界は特に問いませんでした。実際に、英語や中国語が使える業界として、物流や商社、通訳業などを幅広く受けていました。
今の会社については、入社前から年功序列ではなく、キャリアを積みたい人はどんどん手を上げられるイメージを持っていました。そして、最終面接で代表とお話をした際の経験が、今でも強く印象に残っています。ありふれた質問はほぼなく、代表は私の夢をひたすら聞いてくださり、賛同してくださったんです。そして代表ご自身が会社をどうしていきたいかというお話も伺うことができました。夢を語り、夢を伺い、とても胸が熱くなったことを覚えています。
他の企業と比較して、この会社の魅力は何といっても、やりたいと思えば手を上げてチャレンジができるところ。そして、失敗してもいいからチャレンジを後押ししてくれるところでした。若くても手を挙げればキャリアステップを自分で築いていける、これが入社の決め手となりました。留学のために自分で資金を貯めて道を切り拓いてきた経験が、自分でキャリアを築ける環境を求める軸につながったのだと思います。
店長トレーニングから海外店舗立ち上げまで。コストと利益を学んだ入社後のキャリア
入社後は「店長トレーニングプログラム」という研修からスタートしました。これは、将来店長として店舗を任されるために必要な店舗管理のイロハを学ぶプログラムです。人件費、原価、利益について初歩的な知識を学んだのですが、特に印象的だったのは、棚卸しの方法やシフトの作り方など、コストに関わる部分を入社後すぐに教わることができたことです。一見すると日々の営業で当たり前に行っている業務が、いかにコストにつながり、利益に影響するかということを学ぶことができました。この知識は、その後のキャリアでとても役立つことになります。
研修後は営業統括部に配属され、店長、そして統括者として店舗のマネジメントを行いながら、社内教育や社内イベントの制作にも携わっていました。統括者としてのメインの業務は、店長や社員たちの育成を行いながら店舗のマネジメントを一緒に行うことでした。OFFJT、つまり職場外での集合研修で教えたことが実際に店舗で生かされているかを確認するため、週末は一緒に営業に入り、確認しながらレクチャーをしていました。この時間の共有がとても楽しかったことを覚えています。
営業統括部での経験の中で、特に印象に残っているのは新店の店長に抜擢されたときのことです。お店を任されましたが、1年弱利益を出すことができず、とても悔しい思いをしました。当時は安居酒屋が立ち並ぶ街だったこともあり、まだその土地に知名度がないお店を認知してもらうことが大きな課題でした。自分が店長じゃない方が利益が出るのかもしれないと落ち込んだ時期もありました。しかし、当時の上司に支えられ揃ってで励むことができ、とても印象的でした。今日来てくれたお客様に絶対に再来店してもらうという執念でスタッフを巻き込み、部下を育成し、利益化できたことはとても嬉しかったです。私の中で統括者としての理想像も、ここで得ることができました。その後、海外の新店立ち上げ経験をさせていただいたときも、この経験が生きたと感じています。
そして2026年4月頃、内部登用を強化するために、営業統括部からHCM部への異動が決まりました。現在はアルバイトの方の社内登用を促進する採用業務を行っています。入社後にギャップを感じたことは特にありませんが、こうして振り返ってみると、店長トレーニングプログラムで学んだコスト管理の知識から始まり、店長、統括者としてのマネジメント経験、そして現在の採用業務まで、すべてがつながっていると感じています。
自責思考が自分を楽にした。上司の姿勢から学んだマインドセットの変化
現在はHCM部に所属しており、アルバイトから社員に転向する文化づくりがミッションとなっています。具体的には、アルバイトのスタッフがきちりに対してより高いロイヤリティをもち勤務するための施策や、社員として働きたくなるような会社作りの仕事をしています。チーム内では内部登用の役割を担っており、アルバイトスタッフが社員として活躍できる道筋を整える重要な役割です。
部署を移動してまだ間もないため、現在の仕事での成功体験や苦労したエピソードはまだございません。しかし、これまでのキャリアでは、営業統括本部でウェディング事業の販促、従業員満足度向上の取り組み考案、社内MBAの管理促進など、幅広い業務に取り組んできました。前の部署と現在のHCM部では役割は変わりましたが、仕事の進め方に大きな違いはありません。これまでの経験を活かしながら、新しい役割に取り組んでいます。
学生時代と比べて、自分が大きく成長したと感じるのは、自責で考えることが増えたことです。なにが起こっても自分に矢印を向けられるようになりました。この変化のきっかけとなったのは、店長の頃の経験です。色々なエラーやハプニングを起こしてしまった時に、上司が自分ごとのように動いてくれたのを見て、とても救われた経験がありました。そのように自分ごとでチームのことや部下のことを捉えるとこんなに成長するのだと感じたためです。
この自責思考を持つようになったことで、仕事への取り組み方や周囲との関わり方に変化が生まれました。特に周囲との関わり方としては、自分自身が楽になりました。部下のミスを自分のミスと捉える方が、部下も成長すると感じることが多かったからです。一見、自分に責任を向けることは負担が増えるように思えるかもしれませんが、実際には逆でした。他者を責めるのではなく、自分ができることを考える方が、前向きな解決策が見つかりやすく、結果的に自分も周りも成長できる。そのことに気づいてから、仕事に対する姿勢が大きく変わったと感じています。
「誰と働くか」を大切に。仲間とともにチャレンジできる環境をつくりたい
今後挑戦したいこととして、短期的にはアルバイトから社員に転向するスタッフを1年で20人採用することを目標にしています。HCM部として採用に携わる立場として、KICHIRIで働く魅力を感じてくれているアルバイトスタッフの方々に、もっと深くこの会社に関わってもらいたいという思いがあります。そして2、3年後の中長期的な目標としては、各店の店長がリクルーターとして、是非KICHIRIで働いてほしいと声をかけられるような環境作りを実現したいと考えています。
これまでのキャリアを振り返ると、人との対話やコーチングのスキルがとても磨かれたと実感しています。このスキルは、今HCM部として採用のプロになっていく上で活かされると考えています。人と向き合い、その人の可能性を引き出すという経験は、採用という仕事においても非常に重要な要素だと思うのです。
採用候補者の方に向けて、入社後にどんな成長や経験が期待できるかをお伝えしたいと思います。まず、入社後は若くしてリーダーになれる経験ができると思います。リーダーになることは経験することでしか得られないリーダーシップですので、対人感受性や統率力など、実践を通じて身につけられる力が期待できます。
KICHIRIの一番の魅力は、チャレンジできる風土です。チャレンジしない方がもったいないと、新卒で入社したその日から背中を押してくれます。経験して失敗し学ぶことが一番の成長だと感じるため、前向きに失敗を受け止められるのが素敵だと思います。また、一緒に働く人と働けることがみんな大好きです。仕事ですので、辛いこともちろんあると思いますが、上司、部下、同僚、チームのアルバイト、全て含めて自慢の仲間だと思っている人が多いと感じます。
この会社で活躍できるのは、チャレンジすることに抵抗があっても、やってみたいと思えるマインドの人だと思います。抵抗なくチャレンジ心をお持ちの方はもちろんですが、最初は不安でも一歩踏み出してみたいという気持ちがあれば大丈夫です。そして、人が好きな人、自分のチャレンジの先に仲間の成長もあることを意識できる人に、ぜひジョインしてもらいたいと考えています。
最後に、KICHIRIへの入社を検討している方に向けて、お伝えしたいことがあります。何をするかも大事ですが、それ以上に誰とするか、もとても重要だと思います。チャレンジを後押ししてくれる、成長を喜んでくれる、失敗を次の成長のタネにしてくれる、それは全部となりにいる仲間です。だからこそ、誰と働くか、という部分も大切に選んでほしいと思います。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

