「お客様に付加価値を提供したい」栄養学と接客経験が導いた、人に関わる仕事への道
私は大学時代、私立大学で栄養学を学んでいました。食べることが大好きだったこともあり、食についてより深く学びたいという思いがあったんです。もともと数学や生物といった理系科目が好きだったので、好きな分野を専門的に学べることも魅力でした。調理学研究室に所属して高齢者用の食品開発に取り組んだり、栄養教諭の教職課程も履修したりと、充実した学生生活を送っていました。
実は栄養学を選んだ理由には、もう一つ大きなきっかけがありました。高校時代の家庭科の先生がとても熱心な方で、その姿に憧れを抱いていたんです。家庭科という教科は学生によって必須ではありませんが、生活の力を高めていける支えになる大切な科目です。そんな教科を教えることに興味を持ち、食と教育の両方を学べる栄養学を選択しました。
勉強以外では、フットサルサークルに所属していました。高校時代は女子サッカー部で副部長を務めていて、強豪校ではなかったのですが未経験者が多い中でチーム作りや後輩サポートに力を入れていました。また、飲食店でのアルバイトも印象深い経験です。ファーストフード、カフェ、居酒屋と様々な業態を経験する中で、お客様が喜ぶ接客の基礎を学ぶことができました。特に居酒屋では、お客様との距離が近く、ただ注文を取るだけでなく、おすすめを自分なりに考えて答えたり、ご案内の際に一言コミュニケーションを添えたり、幹事様と相談しながら会をより良いものにする工夫を考えたりと、自分なりの付加価値を意識して対応していました。初めからできたわけではなく、先輩が自分では思いつかないような気遣いをされている姿を見て憧れから真似をするようになり、それがお客様に喜んでもらえることで、もっとやりたいと思うようになったんです。
就職活動では、始めは食品メーカーや外食産業など、栄養学で学んだことを活かせる企業を見ていました。しかし活動を進めていく中で、アルバイトでのやりがいであった人と関わるサービス業にも視野を広げ、ホテルやブライダル、百貨店、エステなども検討するようになりました。最終的には、やりがいをもって働けること、お客様と関われること、そして様々な年代の方に自分次第で付加価値を提供できる会社を軸に企業を選びました。就職活動は、受験勉強やテスト勉強と違って範囲が決まっていないため、初めは戸惑うことも多かったのですが、本当に自分がやりたいことは何だろうと向き合う中で、途中からは就活自体を楽しめるようになったと感じています。
そうして1社目として、カフェやベーカリー、レストラン業態がメインの飲食店に入社を決めました。様々な年代のお客様に関わることができ、自分次第で付加価値を提供できる接客ができる仕事であることが入社の決め手でした。
「私なんかが担当で申し訳ない」から始まった、誠実さを武器にした7年間
前職では人材業界でキャリアアドバイザーとして約7年間勤務をしていました。主な仕事は求職者の方との面談や求人紹介、面接対策や就活相談などの伴走です。後輩の育成や社内のプロジェクトへの参加も担当していました。10代から50代まで幅広い年齢層の方を担当してきましたが、一番長い期間担当をしていたのは第二新卒から20代後半の若手の求職者でした。
この仕事を通じて、今でも忘れられない出来事が2つあります。1つ目は、20代中ごろに入社をした当初の経験です。周りの同期や先輩が優秀な経験をお持ちな方が多い中、自分の経験やスキルに自信が持てずにいました。心のどこかで求職者の面談をしているときも、私なんかが担当で申し訳ないなと思っていたんです。もっと優秀な先輩や同期に担当をしてもらえた方がこの方にとっていいのではと感じていました。
そんな時、ある金融系の専門職の求職者の方と面談をする機会がありました。面談前の事前準備は自分なりにしていたのですが、かっこつけて面談をしてもだめだなと感じました。そこで面談の冒頭で自己紹介をし、自分が出来ることと出来ないこと、出来ないことについては一人で出来るふりをせず社内のチームでサポートするという約束を正直にお伝えをしたんです。するとその時、求職者の方の表情と対応が変わり、お話をしてくれたことを覚えています。
面談が終わった際に、私の上司宛にその求職者の方がメールをされ、上司からそのことを教えてもらいました。そこには、実は私と会う前に5社ほど他の人材エージェントと面談をしてきたこと、ただそのすべてを断ってきたので溝内さんに担当をしてもらいたいと思っていること、誠実に自分と向き合ってくれる方だと面談を通して感じたからこそ信頼して自分の大切なキャリア選択を任せられると、ただスキルや経験は本人の自覚通り足りない面もあると思うから上司としてサポートをしてもらえると嬉しいという文章が書かれていました。この経験から、スキルや経験がないからだめだと自分を卑下するのではなく、今の自分で出来ることを精一杯やろうという思考に変わりました。そして求職者の方の大切な人生の選択に関わるのであれば、今まで以上に本気で向き合うことを意識するようになりました。
2つ目は、コロナ禍での経験です。求職者は増えるのに募集する企業様が減り、特に私が担当をしていた未経験に近い若手の方が挑戦できる求人が極端に減ってしまいました。力になりたいのにご紹介出来る求人が限定されてしまうということが非常に苦労をした経験でした。初めはこのような状況でも募集をしてくれる企業様の情報回収をチームで協力しながら行い、常に最新情報をチームで共有しながら最大限力になれるように工夫をしてきました。ただその中でも、やりたいことや挑戦したいことが明確にあるのに採用意欲が高い企業様の求人を紹介することしかできないことにくやしさを感じていました。
求職者のやりたい挑戦したい気持ちに応えられる方法はないのかを考え、視点を変えた取り組みを行いました。結果として未経験職種への挑戦や人気業界への挑戦を私だけでなくチーム全体で支援できる件数を増やすことが出来ました。その取り組みが会社でも評価をされて、半期ごとに行われる人材事業のアワードにも選出してもらうことが出来ました。アワードに選出してもらったことも嬉しいのですが、全国的に取り組みを知ってもらうことで今まで関わりがなかった部署の方からも問い合わせをいただくことが出来ました。取り組みの勉強会の実施や部門を越えたプロジェクトを行うなど、社内への影響を増やすことが出来たことが自身の成功体験になりました。
キャリアアドバイザーの仕事はとてもやりがいに感じていました。約7年間勤める中で自分なりの強みやスキル、経験も磨くことが出来たと感じています。ただ会社の特性上専門分野に特化して仕事をするため、もっと他の職種やステージでの経験を磨きたいと思ったこと、そして求職者の方が入社をするまでのお手伝いとなるためどれだけ人と深く向き合うことが出来たとしてもどうしても数か月の関わりになってしまうこと、また入社後関わった方がどのような成長や変化をされたのかを知る機会が少ないことに少し物足りなさを感じていました。私自身が自分の関わりがどんなポジティブな影響になったのかを知りたい人だったので、転職を考え始めました。
「人の成長の瞬間」に立ち会える喜び。採用を通じて社員の活躍を見守る日々
現在はHCM部、Human Capital Managementに所属し、採用・育成に関わる仕事を担当しています。具体的には新卒採用と中途採用の両方を担当していて、ヒューマンリソースリードコンサルタントという役職で、実務とメンバーのサポートを行っています。
新卒採用では、会社説明会や合同セミナー、インターンシップでのプレゼンターや運営、面接・面談などの選考対応、内定者のサポートなど幅広く関わっています。ダイレクトリクルーティングを使ったスカウトや各媒体の記事作成といった実務だけでなく、媒体選定などの採用計画の立案も担当しています。中途採用では、求人票作成や進捗管理、各部署との連携、人材紹介会社の対応などを行っています。
この仕事で一番やりがいを感じるのは、自分が採用で関わった方の活躍を知れた時です。採用担当は入社後に直接関わることが少ない立場ですが、当社は部署を越えてコミュニケーションを取ってくれる社員が多く、営業については年12回昇格のチャンスがあるため、配信や入社後の部署の上司から、採用で関わった方の現状を聞くことが多いんです。「これからこんな仕事に挑戦する予定」とか、「次にどんな役職に就く」、「今どのような影響を与えてくれている」など。私は人の成長や変化の瞬間に関わることが本当に好きなので、このようなシーンが一番のやりがいになっています。
印象に残っているのは、まだ自分の強みや大切にしたい価値観が曖昧な方との面接や面談です。答えを提示することはできませんが、一緒に過去の体験を振り返りながら質問を投げかけることで、その方が自分の強みや価値観を自覚してくれる瞬間があります。働く中で新しい強みや価値観は増えていくものだと思いますが、今の自分を知ることは働いてからのお守りになると信じているので、そのような瞬間に関われることが本当に嬉しいですね。
この仕事では、前職で培った相手がどのようなことを感じているのかを深く思考する力、仮説を立てる力、相手の良さを引き出すヒアリング力、思考を整理する力、そして実行力がとても活きています。
「やりたい」を「できる」に変える風土と、外食業界の未来を描く挑戦
今後挑戦したいことは、大きく分けて三つあります。一つ目は、今までの自分の経験やスキルをチームに還元できる人になりたいということです。面接や面談を通して、ただヒアリングをするだけではなく、その方の思考整理に繋がるような対応の方法など、言葉だけの説明では難しいのですが、私が出来るではなく、きちりの採用チームが出来るようにするための教育育成に力を注ぎたいと思っています。二つ目は、採用という仕事にとどまらず入社後の働く人をサポートをより強化出来る人になりたいということです。そして三つ目は、チームや求職者だけでなく、他部署や会社全体に影響を与えられる人になりたいと考えています。
中長期的には、採用計画を中長期的な視点をもって全体計画を立てられる人になりたいですね。そして、私自身が叶えたいことは外食業界で働く人が今以上に誇りをもって働けることを実現したいと考えています。そのために必要な役割や仕事があれば、採用という枠組みではなく、挑戦していきたいと考えています。
採用候補者の方々に伝えたいのは、きちりの魅力は人と挑戦だということです。人の面については、私自身が入社をしたいと思った、経験やスキルだけでなく人をみてくれる会社という点です。個性があり、魅力的な先輩方がたくさんいるので、入社をしたらこの人みたいになりたいと思える方が絶対いると思います。また人に対して興味関心をもって接してくれる先輩が多いので、困ったときに手を差し伸べてくれたり、いいところを見つけてくれたりとそんな風土が魅力だと感じています。挑戦の面については、会社として新しいことや事業に挑戦をする会社です。だからこそもっと幅広い経験をつけたい、もっと早く成長したいと思った際に選択できることが多い会社であると思います。また人の面とも重なりますが、「やりたい」と自分が思ったことに対して「出来る」になるように応援してくれたり、課題を出して成長支援をしてくれるなど挑戦したい人の背中を押してくれる風土があることも魅力の一つだと感じています。
どんな人にジョインしてもらいたいかというと、誰かに喜んでもらえることがやりがい、チームで何かを達成することが好き、変化を楽しめる方にぜひジョインしてもらいたいです。上記の思いを持っている方はきちりの大好きがいっぱいという企業理念に共感できると思います。新しいことに会社としても挑戦し続ける環境ですので、自分の変化、環境の変化を乗りこなしながら新しい自分の強みや価値観を広げていきたいと思っている方にはぴったりだと思います。人が好きで成長したい、チームで何かをすることが好き、そして変化を楽しめる人が活躍できる会社だと思います。

