お客さまと現場との調整役を担う受付業務。メンバーとのコミュニケーションを大切に
計量計測センターカスタマーサービス部の業務課に所属する五十嵐。計測器校正の受付業務を担当しています。
「私たちの部署では、お客さまから届く計測器の校正業務を行っています。JQAとして、校正の依頼が受けられるか否かを、申込内容に基づいて精査するのが私たちのミッションです。具体的には、計測器に破損がないかの確認や、提示された予算や納期での対応が可能であるかなど、多岐にわたる確認を行います。
そのため、JQAで対応している機器や校正の内容に関する広範な知識が必要です。また、納期の延長などイレギュラーな案件が出てきた場合には、現場とお客さまの間に立って調整しなければならないため、コミュニケーションスキルや柔軟な対応力も求められます」
受付業務を担当する一方で、五十嵐は10人で構成された受付グループのリーダーも担当。グループ全体の業務管理や、メンバーの相談役を務めています。
「メンバーへの業務配分や労働時間の管理のほか、受付をする中で判断に迷った場合など、個々の相談に応じています。また他課や他事業所からの窓口として、受付グループとして何が求められているのか、組織全体のために今後どういった運営をするべきかを考え、メンバーに共有するのも私の役割です」
お客さまだけでなく、社内の関係部署やグループ内のメンバーとの関係構築が求められる業務課での仕事。その中で五十嵐が大切にしていることがあります。
「私がいつも大切にしているのは、メンバーが気持ちよく働ける環境づくりです。仕事の性質上、依頼されるお客さまと校正業務を行う現場との間で、板挟みになることも少なくありません。そうした中で、一人ひとりがなるべく精神的な負担を感じずにいきいきと働けるように、より良い環境づくりに努めています。
たとえば朝会や面談もその一つです。以前は受付グループ内でコミュニケーションを取る機会があまりなかったため、話せる場づくりから始めました。面談で心がけているのは、仕事のことだけでなくプライベートのことまで時間制限を設けずなんでも話してもらえる雰囲気をつくること。その結果、以前に比べるとメンバー間の会話が増え、私のところにも気軽に相談に来てくれるようになったと感じています」
公共性の高い仕事がしたいと考えてJQAへ。異動や労働組合での活動により広がった視野
大学時代は社会学を学んでいた五十嵐。就職活動では、公共性が高い仕事ができる企業を探していました。
「中学・高校時代に生徒会活動に取り組むなど、組織を支えるための活動を積極的に行っていました。そして大学時代には大学生協の学生委員会に所属し、大学生協と学生をつなぐ役割として、利用者の暮らしをより良くするための企画や会合を運営していました。そうした活動を通じて芽生えたのが、公共性の高い仕事に就きたいという思いです。
そしていろいろな企業を見た中でも、製品の安全性に関する認証やJISマーク認証など、人々が安全に暮らしていくことにつながる業務に携われることに魅力を感じ、JQAへの入構を決めました」
2010年の入構後、五十嵐は本部総務課に配属。組織全体の管理や理事会の運営、事業所の移転対応など幅広い業務を担当しました。
「総務課で4年働いた後、ISO認証を行うマネジメントシステム部門へ異動しました。企画課に所属して営業部門のバックアップ業務を担い、主に顧客獲得のためのセミナー運営に3年ほど携わりました。
その後は、カスタマーリレーション課に異動し、食品・サービス業における既存顧客の営業と、ISO認証に必要な審査の日程計画を担当。審査員の育成プロジェクトにも参加したほか、リーダーとして小規模なグループの取りまとめも経験しました」
そして2022年からは計量計測センターカスタマーサービス部に所属する五十嵐。これまで3度の異動を経験したことで、視野が広がったと話します。
「部門をまたいだ異動を経験させてもらったことで、縦割りになっている組織間の連携を促す役割を期待してもらっているのではないかと私は考えました。異動のたびに、自分に与えられた使命を考え、組織の課題を把握し、それにコミットすることが大きなモチベーションにつながりました」
一方で五十嵐は、労働組合にも参加。約9年にわたり、春闘での交渉や労働協約の改定、職場環境の改善などに取り組んできました。
「活動を通じてさまざまな組合員の意見を聞くほど、労働環境をより良くしたいという思いが強くなっていきました。最終的には東京・名古屋・大阪各地区の組合を束ねる連合会のトップも務め、次の世代につなぐ取り組みができたと感じています。労働組合の活動で築いた全国的な人脈は、組織間の連携を深める上でも自分にとって貴重な財産となっています」
リーダーとしての新たな経験を通じ、成長を実感。周囲からの感謝の言葉を原動力に
部署異動や労働組合での活動を通じ、成長を重ねてきた五十嵐。中でもリーダーとしての新たな経験が、大きなステップアップにつながっていると話します。
「これまでもグループのリーダーを務めた経験はありますが、十数人ものメンバーをまとめるのは今回が初めてです。私たちのグループは幅広い年齢層で構成されていますが、それぞれ仕事に対する思いや価値観が異なる中で、組織を一つにまとめるために方向性を提示し、コミュニケーションを取ることは、私にとって新たな成長の機会になっています。
リーダーになる以前は、自分がやるべき仕事に夢中になるあまり、どこか個人商店のような働き方になっていました。でも今は、自分中心ではなく組織としての視点を持てるようになり、メンバーが能力を発揮できるようにどう支えるべきかを考えられるようになったと感じます。
リーダーを務めるようになって約2年が経ちましたが、グループの雰囲気は就任当初と比べて変化してきました。以前は関係部署とのコミュニケーションが一方通行になってしまっている印象がありましたが、今では双方向でのやり取りが増え、組織全体が活性化されているのを感じています」
メンバー一人ひとりに寄り添い、グループをまとめるリーダーとしての役割。その中で五十嵐は、大きなやりがいを感じています。
「私にとって何よりうれしいのは、メンバーから直接ポジティブなフィードバックをもらえることです。面談で『以前に比べて相談しやすくなった』『五十嵐さんのおかげで仕事が進めやすいと感じる』などの声をもらえると、リーダーとしてやりがいを感じます。
また、受付業務としては業務プロセスの改善に貢献できることが働きがいにつながっています。現場と業務課双方の負担を軽減できるような対応を工夫してきたことで、納期延長などのイレギュラーな状況にも対応できる基盤が整ってきました。
私たちの仕事は『人』が要となるため、常に社内だけでなくお客さまも含め、『人』のために役に立ちたいと考えて行動しています。それに対して感謝の言葉をかけてもらえることが、私にとって一番の原動力になっています」
JQAの最大の魅力である「人」を大切に。組織をより良くするために、自分にできること
JQAに入構して15年目を迎えた五十嵐。長く勤め続けられているのは、JQAの事業と「人」が魅力的だからだと話します。
「公正・中立な第三者適合性評価機関であるJQAは、公共性が高く社会に必要不可欠な事業を手がけていることが魅力です。そして何より、JQAで働く人と人との関係性の良さが、組織としての特長だと感じています。
これまで長く働いてきた中で、お互いの意見が異なる場面ももちろん経験しましたが、相手の話を受け止められる度量があるのをいつも感じていました。そのため関係部署との交渉や調整が必要になったときでも、誠実に応じてもらうことができます。そうした懐の深さが、JQAで働くみんなにあると思います」
働く一人ひとりがつくる、JQAの組織文化。五十嵐は今後のキャリアについても、「人」を大切にする価値観を持ち続けたいと話します。
「現場に近い存在である受付グループを束ねる立場として、現場だけでなく請求部門も含め関わる部署全体の仕事が円滑になるよう、より高い視座で組織をマネジメントできるようになりたいと考えています。
一方で、労働組合を通じて築き上げた全国のネットワークがあるので、それを活かした活動を展開したいという思いもあります。現在の部門にとどまらず、たとえば以前所属していた総務部に戻ることも選択肢の一つです。組織間の連携を強化するために橋渡し役を担うなど、部門をまたいだ異動を経験した自分だからこそできる仕事に挑戦してみたいと考えています」
すべての経験を糧にしてキャリアを築き上げていく五十嵐。これから自分と同じ管理業務をめざす新たな仲間に向けて、メッセージを送ります。
「当然のことですが、組織は『人』がいないと成り立ちません。自分が仕事に取り組む中でその意識を常に持ち、組織の都合だけでなく、共に仕事をする仲間にも目を配ることを大切にしてほしいと思います。現場で校正を担うメンバーが実際にどう考え、どう感じているのか。そうした視点を持ち、組織全体のことを考えてコミュニケーションが取れる方と、JQAで一緒に働けるのを楽しみにしています」
※ 記載内容は2024年11月時点のものです

