接客の喜びから見つけた、自分らしいキャリアの軸
学生時代に最も力を注いだのは、焼肉店でのアルバイトです。約4年間勤務し、仕事の接待で利用される方から、ご家族や恋人との記念日に来店される方まで、さまざまなお客さまと接する機会がありました。それぞれのお客さまがどのような目的で来店されているのかを考えながら、「この方にとって最適な接客とは何だろう」と常に意識して働いていました。その試行錯誤そのものが楽しく、気が付けば4年間があっという間に過ぎていました。
そんなアルバイト経験の中で、仕事に対する考え方を大きく変える出来事がありました。ある日、お客さまから「おかげで今日は楽しかったよ」と声をかけていただいたのです。飲食店で働いていると、「料理がおいしかった」と言っていただけることはあります。しかし、そのときにいただいたのは料理への感想ではなく、「楽しかった」という言葉でした。そのとき私は「接客そのものが誰かの体験を豊かにできるんだ」と実感しました。この経験が、ただ商品やサービスを提供するだけでなく、人と深く関わりながら価値を届ける仕事に就きたいと思うきっかけとなり、営業職に興味を持つようになりました。
就職活動では業界を絞るのではなく、「その会社の営業職としてどのような経験が積めるか」を重視していました。知名度や業界の安定性よりも、営業としてどこまで成長できるかを大切にしていたのです。
一方で、就職活動中には「入社後に想像していた環境と違ったらどうしよう」という不安も抱えていました。採用サイトだけでは会社の実態を十分にイメージできず、本当の雰囲気を知りたいと考えていたのです。
そんな中、J:COMの選考過程で社員面談の機会がありました。そこで社員の方々は、会社の雰囲気や制度について、良い面だけではなく「合う人もいれば合わない人もいる」という部分まで率直に話してくださいました。その誠実な姿勢に大きな安心感を覚え、ずっと抱えていた不安がすっと解消されました。「この会社なら信頼できる」と感じたことを今でも覚えています。
最終的な入社の決め手となったのは、内定後の説明会でした。そこで、入社後に担当するソリューション営業について説明を受け、自分が求めていた営業の姿と重なると感じました。
ソリューション営業は、法人のお客さまの課題やニーズをヒアリングし、自社サービスを活用しながら解決策を提案する営業スタイルです。単に商品を販売するのではなく、お客さまと対話を重ねながら課題や将来の展望を理解し、一緒に解決策を考えていきます。
さらに、当時の組織は立ち上がったばかりで、メンバー全員が試行錯誤しながら新しい営業スタイルをつくっている段階でした。ここでしか得られない知識や経験を積めると確信し、J:COMへの入社を決めました。
半年間の研修で深まった、営業への理解
入社後の半年間は、ソリューション事業統括部への仮配属という形で研修を受けました。
全体研修では、名刺交換をはじめとするビジネスマナーなど、社会人として必要な基礎を一から学びました。学生時代とは異なるルールや礼儀に触れ、「社会人としてスタートしたのだ」と実感した期間でした。
その後の部門内研修では、多くの先輩社員に同行し、実際のお客さまとの商談や現場での動きを間近で見る機会をいただきました。座学だけでは得られない営業の空気感や技術的な知識を学ぶことができ、先輩方がお客さまとどのように向き合い、どのような言葉を選んでいるのかを観察する日々は大きな刺激になりました。
2025年10月には仮配属期間を終え、地域ソリューション東日本営業部へ正式配属となりました。現在は法人向けのソリューション営業として、お客さまの課題や実現したいことを丁寧にヒアリングし、最適な提案を行っています。単に商品を売り込むのではなく、お客さまの「困っていること」や「やりたいこと」に寄り添うことが求められるため、コミュニケーション力はもちろん、幅広い知識も必要となります。
現場に出てから、入社前との大きなギャップを感じることはありませんでした。むしろ、漠然と抱いていた営業のイメージの解像度が上がった感覚に近いと思います。研修や実務を通じて、「営業とはこういう仕事だろう」と想像していたことの輪郭がより鮮明になりました。
自分が想像していたイメージと実際の仕事がつながり、その理解が深まっていく過程こそが、研修期間で得られた大きな学びだったと感じています。
また、仮配属から本配属へ移る中で、学んだことを少しずつ実践で活かせるようになった手応えもありました。まだ知識も経験も積み重ねている途中ですが、研修で築いた土台があるからこそ、自信を持って営業活動に取り組むことができています。
「わからないことがわからない」を乗り越えて
現在担当しているのは、法人向けのソリューション営業です。主に関東エリアのお客さまを訪問し、コミュニケーションを通じてニーズを引き出し、それぞれの課題に応じたサービスや商品を提案しています。
担当エリアは関東全域ですが、主に自分が住む県を中心に訪問しています。地域に根ざした企業の皆さまと直接関わりながら仕事ができることは、大きな魅力の一つです。慣れ親しんだ地域のお客さまに貢献できているという実感が、日々のモチベーションにもつながっています。
入社1年目で特に苦労したのは、「わからないことがわからない」という状態でした。仕事に慣れていない時期は、自分がなにに困っているのか、なにを質問すればよいのかさえ整理できません。そのため、先輩や上司に相談しようとしても、どこから説明すればよいのかわからず悩むことが多くありました。
そこで実践したのが、ノートに考えを書き出して整理する方法です。頭の中にあることを紙に書き出すことで、少しずつ課題が明確になり、自分の考えを言葉にできるようになりました。そのうえで先輩や上司に 相談することで、より的確なアドバイスを受けられるようになり、徐々に壁を乗り越えていきました。
また、周囲の存在にも大きく支えられました。特に印象に残っているのは、お客さまへの提案内容についてチーム全員で議論したときのことです。先輩や上司は役職に関係なくフラットに意見を出し合い、入社間もない私の発言にも真摯に耳を傾けてくれました。自分の意見がしっかり受け止められていると感じられたことは、大きな安心感につながり、積極的に挑戦する後押しにもなりました。
こうした経験を通じて、最も成長したと感じるのは、社会人としての責任感が身についたことです。仕事に対して、お客さまに対して、そしてJ:COMの一員として働くことに対して、自分なりの責任意識を持てるようになりました。月並みな言葉かもしれませんが、この責任感こそが、日々の業務に向き合ううえで欠かせない土台になっていると実感しています。
お客さまに誠実に向き合うこと、チームの一員として役割を果たすこと、会社の信頼を背負って仕事に向き合うこと。その一つひとつが、今の自分を支える大切な土台になっています。
壁にぶつかった経験と、それを支えてくれた周囲の存在があったからこそ、今の自分があると感じています。これからも地域やお客さまに貢献できる存在であり続けたいという気持ちが、今の自分を動かす原動力になっています。
挑戦を後押ししてくれる環境で、提案力を磨く
今後の短期的な目標は、より多くの法人のお客さまと出会い、地域で事業を営む皆さまのお役に立つことです。そのために磨いていきたいのが、ヒアリング力です。
お客さまのニーズや課題は、必ずしも最初から明確な言葉として表れるわけではありません。会話の中から本当に求めていることを引き出し、より深く理解することが営業の重要な役割だと感じています。お客さま一人ひとりに寄り添いながら、より深く、より広くニーズを引き出せる 最適な提案ができる営業を目指しています。
その考え方の原点には、上司からかけてもらった言葉があります。ある提案の場面で、自分なりの考えがありながらも、それを十分に提案へ反映できなかったことがありました。そのとき上司から、「自分が良いと思う提案をしてみな。お客さまに合うかどうかは別として、しっかり考えてくれていることは伝わるから。とにかく楽しんで取り組んでほしい」と声をかけてもらいました。
この言葉は今でも営業活動の根底にあります。J:COMには、一人ひとりの挑戦を後押ししてくれる風土があります。自分の考えやアイデアを大切にしながら仕事に取り組めることは、大きな魅力だと感じています。
中長期的な目標は、新規事業領域で得た経験を活かし、将来どの部署に異動しても活躍できる人材になることです。新規事業では既存のやり方にとらわれず、ゼロから考える機会が多くあります。そこで培った経験を強みとして、どのような環境でも価値を発揮できる社会人になりたいと考えています。
最後に、社員訪問を考えている学生の皆さんへ。社員と話す機会は緊張するかもしれませんが、ぜひ気になることを率直に質問してほしいと思います。働き方や仕事のやりがい、プライベートとの両立など、現場で働く社員だからこそ伝えられることがあります。
社員訪問は、現場で働く社員に会社の雰囲気や仕事内容を直接聞けるのが一番の価値だと思うので、ぜひその機会を最大限に活かしてください。挑戦することを楽しめる人が活躍できる場所だと自信を持って言えます。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

