ものづくりに興味を持った原点
子どもの頃の私は、どちらかというとおとなしく、内向的な性格でした。外で元気に遊び回るよりも、友達と家や建物の中で過ごす時間の方が好きだったと思います。そんな私が夢中になっていたのが、読書と、誰かと一緒にものづくりをすることでした。友人と一枚の紙に一緒にお絵かきをするなど、共同作業で何かを作り上げることに、子どもながらに特別な楽しさを感じていたのを覚えています。
こうした経験は、高校時代にさらに深まっていきました。文芸部に所属し、仲間と協力しながら一つの作品を完成させる経験を重ねていきました。一人で黙々と作業するのではなく、意見を出し合い、時にはぶつかり合いながら一つの形を作り上げていく。その過程には楽しさだけでなく難しさもありましたが、だからこそ完成したときの達成感は格別でした。この経験が、今の仕事にもつながる大きな原体験になっていると感じています。
大学では工学部を選び、研究室では主に画像処理の研究に取り組みました。授業や演習の中では、チームで一つのプログラミング作品を制作する機会も多くありました。技術的な知識を身につけるだけでなく、高校時代の文芸部での経験と同じように、「誰かと一緒に一つのものを作り上げる楽しさと難しさ」、そして完成したときの達成感を改めて味わうことができました。子どもの頃から大切にしてきた「共同でものづくりをする喜び」が、より専門的な形で深まっていったと感じています。
学業以外では、書店でのアルバイトに注力しました。主にレジ対応を担当していましたが、店内に飾るおすすめ本のポップ作りにも携わっていました。ポップ作りは、本の魅力をどう伝えるかを考えながら形にする創作活動でもあり、子どもの頃から好きだった「ものづくり」の要素が詰まった仕事でした。読書が好きな自分にとって身近な空間で、人と関わりながら創作の喜びも味わえるこの経験は、内向的だった私が自分らしく働ける場だったように思います。
振り返ってみると、私は一貫して「誰かと一緒に何かを作り上げること」に魅力を感じてきました。読書やお絵かき、文芸部での活動、プログラミング作品の制作、そして書店でのポップ作り。形は違っても、根底にある思いは同じです。こうした経験の積み重ねが、現在の私の仕事への姿勢や価値観を形づくっているのだと感じています。
オープンカンパニーで感じた、人と環境の魅力
就職活動では、学生時代に学んできたことや身につけたスキルを活かして、誰かの役に立てる企業や環境、職種を探していました。それと同じくらい大切にしていたのが、企業の雰囲気です。自分がその環境で働く姿を想像したときに、「楽しそう」「ここで頑張りたい」と思えるかどうかを重視しながら、企業研究を進めていました。
J:COMは、実家でサービスを利用していたこともあり、以前から知っていました。ただ、業界の中でどのような立ち位置にあり、どのような仕事をしている会社なのかについては、正直なところ詳しくは知りませんでした。
そんな中で参加したのが、二つのオープンカンパニーです。一つ目は、インフラ運用をテーマにした三日間のオープンカンパニー(ネットワークシステムエンジニアコース)、もう一つはITエンジニアコースのエンジニア向け四日間のオープンカンパニーでした。インフラ運用のプログラムでは、J:COMの通信を支えるケーブル設備の基本的な業務内容や、実際にケーブルが敷設されている現場の見学などを通して、サービスインフラ分野の仕事を幅広く学ぶことができました。
ITエンジニアコースでは、J:COMで実際にお客さまが利用しているマイページの改善をテーマにしたワークに取り組みました。実際の現場で使用されているアプリケーションや開発環境に触れながら、どのような視点で業務が進められているのかを体験できたことは、とても貴重な経験でした。
オープンカンパニーを通して特に印象に残っているのは、先輩社員の皆さんの雰囲気です。関わらせていただいたどの方も学生に対してとても丁寧で、分からないことを質問すると、理解できるまで優しく、何度でも説明してくださいました。その姿勢から、「人を大切にする会社なんだ」という印象を強く持ちました。
中でも印象深い出来事があります。オープンカンパニーに参加していた際、直接ご一緒していたわけではない社員の方が、廊下ですれ違う際に「オープンカンパニーの学生さんですか。頑張ってくださいね」と声をかけてくださったことがありました。学生一人ひとりにまで気を配るその温かさに触れ、この会社の雰囲気をより強く実感しました。
オープンカンパニーに参加して本当に良かったと感じています。業務内容を実際に見学・体験できたことで、説明会だけでは分からない仕事のリアルを知ることができましたし、先輩社員の方々との交流を通じて、気になっていたことや些細な疑問も気軽に質問できる環境がありました。その中で、「この会社で自分がどんな環境で働くのか」というイメージを具体的に描けたことは、大きな収穫でした。
入社を決めた一番の理由は、オープンカンパニーや会社説明会を通して感じた、社員の方々の温かい雰囲気です。この環境でなら、安心して成長していけると感じ、「ぜひここで働きたい」と思うようになりました。加えて、幅広い事業に携わり、多くの人の役に立てる仕事ができる点にも魅力を感じ、J:COMへの入社を決意しました。
配属前だからこそ実感する、仕事への期待
私は次期システム開発本部のデジタル開発部に配属予定です。まだ本配属前ということもあり、部署のミッションを完全に理解できているわけではありませんが、主に社内システムや業務アプリケーションの開発を担う部署だと伺っています。社内の方々が実際に使用するツールやシステムを開発する仕事であり、利用者の顔が見える環境で働けることに、大きなやりがいを感じています。
配属後は、社内やお客さまが使用するアプリケーションの開発・運用・保守に携わる予定です。システムを「つくる」だけでなく、安定して使い続けてもらうための運用や保守にも関わることで、システム全体を長期的に支える役割を担っていくことになります。まだ社会人としてのスタート地点に立ったばかりですが、これから多くのことを学び、吸収していきたいと考えています。
配属前には、同じ部署に配属予定の同期と一緒に、実際の仕事を見学する機会がありました。この日は、1日を通して部署の雰囲気や業務の流れを体感できただけでなく、チームでスライドを作成する経験もありました。同じ目標に向かって協力しながら一つの成果物をつくり上げる中で、同期との距離も自然と縮まり、強いつながりが生まれたと感じています。配属後も、この関係を大切にしながら、お互いに支え合っていきたいです。
現在の部署で実現したいことについてですが、正直なところ、今の自分にはまだ高いスキルが備わっているとは思っていません。だからこそ、まずは自分にできることを一つひとつ全力でやり切ることを大切にしたいと考えています。この1年間で多くのスキルを身につけ、できるだけ多くの業務に関わる中で、経験値を積んでいきたいです。
入社してから、学生時代と比べて成長したと感じているのは、「自分を客観的に見る力」です。研修を通じて、自分では理解できているつもりだったことが、実際にはまだ十分に身についていなかったと気づく場面が何度もありました。想定していた評価と異なるフィードバックを受けることもありましたが、そうした経験を重ねることで、今の自分を冷静に見つめ直し、「これからどんな自分になりたいのか」「そのために何をすべきか」を考えられるようになってきたと感じています。この力は、これから長く続く社会人生活の中で、きっと大きな武器になってくれるはずです。
専門性を高め、人に頼られる存在を目指して
今後の短期的な目標としては、より多くのプログラミング言語を習得することです。現時点では、大学の授業などで触れてきた言語を中心に扱っており、まだ十分に使いこなせているとは言えません。これまで触れたことのない言語も含め、幅広く学びながら、一通り対応できる技術力を身につけていきたいと考えています。技術者として成長していくためには、多様な言語や技術に対応できる力が必要であり、それが自分の可能性を広げることにもつながると感じています。
中期的な目標としては、「誰かから頼られる存在になること」を目指しています。まずは、自分に任された仕事を一つひとつ確実にやり切ることが最優先ですが、そのうえで、自分の業務だけでなく、周囲の動きやチーム全体の状況にも目を向けられる、視野の広い人材になりたいと考えています。今はまだ新人として自分のことで精一杯な部分もありますが、将来的には周囲をサポートし、チームに貢献できる存在へと成長していきたいです。
私が感じているJ:COMの一番の魅力は、社内の温かな雰囲気です。オープンカンパニーや会社説明会、そして現在の研修に至るまで、関わってくださった先輩社員の皆さんがとても優しく接してくださり、緊張することなく業務や学びに向き合える環境だと感じています。私自身、この温かな雰囲気に惹かれて入社を決めた一人なので、同じように人に対して思いやりを持ち、周囲に優しくできる方にジョインしてもらえたら嬉しいです。私もこの社風の一員として、その雰囲気を大切にしていきたいと思っています。
この会社で活躍できるのは、チームワークを大切にし、人とのコミュニケーションをしっかり取れる人だと感じています。J:COMにはさまざまな事業や業種があり、お客さまとの関わり方も多岐にわたりますが、共通して求められるのは、「相手の立場に立って考える姿勢」だと思います。一人で完結する仕事ではなく、チームで協力しながら価値を提供していく仕事だからこそ、コミュニケーション能力は非常に重要です。技術力はもちろん大切ですが、それ以上に、人と人とのつながりを大事にできる姿勢が、この会社で働くうえで欠かせない要素だと感じています。
