どんな現場でも安全が第一優先。高速道路の舗装工事で施工管理を務める
神奈川と山梨エリアを管轄する西関東支店に所属するマック。現在は海老名市の支店扱作業所で、高速道路の舗装工事に関する品質管理・安全管理を担当しています。
「私の主な仕事は現場に入る前に作業指示書や作業手順書をつくり、協力会社の作業員さんたちが間違いなく安全に作業できるようにすること。作業手順書には工事の内容や順番はもちろん、危険なポイントについても詳しく記載し、十分に理解した上で作業に臨んでもらうことが大切です。
また、工事が完了したら出来形調書を作り、想定通りに完成したかしっかりと確認します」
マックと同じく施工管理を担当するのは応援部隊も含めると7名で、作業員も含め楽しい人が多い現場だと話します。
「私は管理者の立場ですが、現場にはベテランの作業員さんが多いので、作業についてアドバイスをもらうことも多く、それがとても勉強になります。わからないことはどんどんコミュニケーションをとって新しいことを学べる環境だと思います」
そんなマックに「仕事をする上で大切にしていることは?」と聞くと、迷いなく「安全が一番大事」という答えが返ってきました。
「現場では、品質管理や出来形の確認も重要な仕事ですが、何よりも優先しているのは安全です。どんな現場でも安全が最も大事で、万が一の事態が起これば、すべてが台無しになってしまいます。
そのため、危険時にボタンを押すと警報が鳴って周りに知らせる装置をヘルメットに取り付けたり、重機の周りにレーザーラインを設置して人が近づくと音が鳴るようにしたり、安全のための対策を徹底しています。夏場には熱中症対策として、交代で十分な休憩を取ることも欠かせません。皆さんが安全に作業できる環境を整えることも、私の大切な役目です」
ものづくりへの好奇心と日本の建設技術への憧れ。ロボット好きの青年は母国を飛び出し
子どものころから土木の領域が大好きだったというマック。道路などを見て、「あんな大きなものをどうやってつくるんだろう?」という好奇心からものづくりに興味を持ち、母国・ベトナムでは建設大学に進んで土木や建築を学びました。
「大学卒業後に日本へ留学しようと思ったのは、日本の建設技術が他の国より優れていると感じたからです。ベトナムにはいろんな国の建設会社がありましたが、周囲の人たちはみんな『日本の会社の工事が一番安心だ』と言っていたので、僕も日本で学びたいと強く思いました」
来日後マックは、日本語を勉強しながら北海道の会社で働き始めます。
「道路の舗装工事や除雪作業が主な仕事で、古い路面に新しく舗装した路面を重ねて施工するオーバーレイ工法や、道路に積もった雪を溶かすロードヒーティング工事などを経験しました」
5年ほど勤めると、マックは道路工事の奥深さに魅せられ、もっともっと学びたいという気持ちが高まったと振り返ります。
「道路って、みんな毎日当たり前に使っているけど、どんな構造なのかとかどうやってつくられているのか、じつはあまり知られていないですよね。たとえば北海道のような寒い地域と、ベトナムのような暑い国とでは使う材料が違うなど、勉強すればするほど知りたいことが増えてきて……。
『道路工事に関してもっといろんな知識を身につけたい。大手の会社なら新しい技術も学べるのではないか』と思い、転職を考えるようになりました」
そんなマックを後押ししてくれたのが、SNSを通じて知り合ったベトナム出身のエンジニアの友人たちでした。
「転職先を探している時、Facebookのベトナム人エンジニアのコミュニティで知り合った友人が前田道路で働いていたんです。その友人から、『前田道路は大きな会社でいろんな工事を担当しているから多くのことを学べるし、雰囲気もいいよ』と教えてもらい、次に働くならここだと思いました」
言葉や文化の壁も周囲の優しさで乗り越えられた。日本の美しい道路をつくる一員に
来日してから数年は、言葉の壁にぶつかり、母国との生活・文化の違いにも戸惑ったというマック。
「仕事をしながら日本語を学んでいたのですが、最初はこちらの言葉が通じず、相手の話がまったく理解できないこともありました。とくに仕事では専門的な言葉も出てくるので、大変でしたね。
また、日常生活でのちょっとした違いにも驚きました。道路を走る車もベトナムは右側、日本なら左側ですよね。生の魚を食べる習慣もベトナムにはないので、僕は最初寿司や刺身が食べられなかったんです。何回か食べてみると本当においしくて、今では好きになりましたが(笑)」
そうした苦労を乗り越えられたのは、周囲の人たちのおかげだと振り返ります。
「前の会社でも今の会社でも、先輩方がとても優しくしてくれたので頑張れたと思います。とくに前田道路は、わからないことがあればすぐに聞ける雰囲気だし、一回で理解できずまた聞いてしまっても、嫌な顔をせずもう一度丁寧に皆さん、教えてくれるんです。
また、仕事以外でも『生活面で困っていないか?』といつも気にかけてくれる優しい人たちばかり。以前は、将来はベトナムに帰ろうと思っていたのですが、僕も妻も日本が大好きになったので、今では『ずっと日本で暮らしたいね』と話しています」
そんなマックがもうひとつ日本の良さを感じたもの──それはまさに普段から仕事で携わっている「道路」でした。
「日本の道路は本当にきれいです。ベトナムだと、ちょっと陥没や穴があってもそのままにされて、そこを通って車が壊れてしまうことが結構あります。舗装する場合も、砂をかぶせるなど簡単な工事で終わらせることが多いですね。
でも日本では、道路を通る人の安全を第一に考えて、丁寧に舗装しますよね。日本に来て一番感動したのは、どんな道路もとてもきれいで快適に走行できたことかもしれません」
夢は現場代理人。土木技術や日本語スキルを高めて、もっと道路づくりに貢献したい
前田道路に入社して約1年。マックは、これからの展望を活き活きと語ります。
「将来的には、現場の作業や安全管理、発注元とのやり取りをすべてまとめる現場代理人になりたいと考えています。先輩方に話を聞くと、そのためにはさまざまな勉強が必要で時間がかかるのは覚悟しています。でもいずれは、現場をしっかりまとめ、安全に工事を進められる管理者になりたいですね」
目標に向かって日々少しずつ努力を重ねるマック。現在は1級土木施工管理技術と2級舗装施工管理技術の資格取得をめざし、勉強に励んでいます。
「前田道路では、資格試験が近づくと会社から問題集などの宿題が出て、外国籍の社員だけでなく日本人の同僚も一緒に勉強しています。一緒に頑張っている仲間がいると心強いし、励みにもなります。
また、私は日本語のスキルアップも必要だと思っていて、日本語能力検定1級の取得をめざしています。作業員の方や同僚とは日本語で問題なく話せるようになりましたが、お客さまに対して丁寧な言葉で話すのはまだ難しいと感じるからです。1級を取って、ビジネスメールなどの書き方も学び自信をつけたいですね」
自身が友人からの勧めで前田道路に転職したように、他の友人たちにもこの会社の良さを伝えたい──それくらい、この会社は魅力的だとマックは語ります。
「友人にこの会社を勧めるときには、まず事故を起こさないように安全第一で仕事をしているという点を伝えます。やはり安全こそ私が一番気にしていることですし、会社としても第一に優先していること。その上で、待遇の良さや新しい技術を学べることなど、他の魅力を伝えます。先輩たちが優しく丁寧に教えてくれるので、安心して働ける点も大きな魅力ですね」
国籍や生まれ育った環境を超えて、多様な人材が活躍する前田道路。マックたちはこれからも安全を第一に、皆で教え合い高め合えるチームで、世界に誇る「日本のきれいな道路」をつくり続けます。
※ 記載内容は2024年7月時点のものです
