関係者と連携をしつつ、正確性と責任感で一般送配電事業者への系統連系書類を作成
電力技術部は、風力発電所の建設において、風車から発電された電力を送電するための系統連系手続きとそれに付随する電気関係の業務全般を担う重要な役割を果たしています。チームは、O氏を含む3名のメンバーから構成されており、それぞれが高い専門性と責任を持って日々の業務に臨んでいます。
「私は系統連系手続きを主に担当しています。風力発電所で発電された電力を、一般送配電事業者の鉄塔等と連系(つなげる)するための風力発電所の電気関係の具体的な内容についての書類を作成し、一般送配電事業者等とのやり取りを行っています」
O氏がこの仕事に携わる上で大切にしている価値観は、正確性と責任感だと言います。
「系統連系手続きはプロジェクト成功のカギを握るもの。細部に至るまで正確な情報と技術的な詳細を反映させることが重要となります。書類作成の段階でいかに、完成までの具体的なイメージを持って臨めるかが、より適切な書類作成につながると思っています。
そのため、書類作成の中でメーカーや一般送配電事業者等とのコミュニケーションを通じ、必要な情報を収集していきます。また、施設の建設予定地を実際に訪問して現場の状況を把握することで、図面を描く際にどのようなイメージになるかを明確にしています」
地元との連携や風車の調達、設計、工事の実行フェーズを担当し、電力技術部とは異なる角度からプロジェクトを支えているプロジェクト本部や開発本部との連携も欠かせません。
「プロジェクト本部では具体的な事業の実行フェーズを担当しており、事業が進む中で状況が変わることもあります。そのため、書類の作成にあたってはプロジェクト本部や開発本部など全体の動向を常に把握し、柔軟に対応する必要があります」
業務内容は多岐にわたり、精緻な専門知識と高いコミュニケーション能力が求められます。しかしそれと同時に、この仕事が持つやりがいや、チームとしての連携の重要性を深く理解しているO氏。限られた人数で成し遂げる成果に誇りを持ち、チームとしての使命感を胸に日々の業務に取り組んでいます。
自分から新しいことに積極的に挑戦できる社風が入社の決め手
工業高校で電気を学んだO氏は、その後、電気設備の点検を行う会社で3年半の勤務を経験しました。そこで、自身の将来像とのギャップを感じ、転職の道を選んだと言います。
「体力的にも限界を感じていたし、自分が望むキャリアパスとは異なるのではないかと感じていた時に、新しい可能性を求めて転職活動を始めました。
そこで、電気に関連する仕事を中心に見ていきました。自分の専門分野を生かせる場を求め、転職サイトを利用してさまざまな企業に応募しました」
そして、日本風力開発と出会います。
「面接を受ける中で当社には、応募した企業の中でもとりわけ電気に関する深い専門性と、自己成長の機会を提供してくれる環境があると感じました。
面接を重ねるたびに、対話が深まっていく感覚を覚えたのが印象的です。会社のビジョン、そして、ここでの自分の成長パスについて話し合う中で、与えられた仕事をこなすだけでなく、自分から新しいことに積極的に挑戦できる社風が魅力的で、それが入社の決め手となりました」
実際に、入社後のO氏は着実にキャリアを積めている実感があると言います。
「入社当初は基本的な業務からスタートし、徐々にプロジェクトの主要メンバーとして携われるようになりました。学んだことを実務へと生かし、より高度な技術や新たな技術を習得することで、専門性はますます深まっているように感じます」
転職は、O氏にとって自らのキャリアを能動的に描ける、自己実現への第一歩でした。そして、今は自身の成長と共に、会社の発展にも寄与していくことをめざしています。
ロングタームで捉える必要があるプロジェクトも、経験を積むことで不安が自信へ変化
風力発電所プロジェクトに携わる日々は、一筋縄ではいかない挑戦の連続。以前と比べると建設期間が大幅に短縮され、現場での応用力とスピードが求められるようになってきていることに伴い、プロジェクトの初期段階での役割はより一層重要となっています。
そしてその状況にこそ、おもしろさと成長の糧が詰まっているとO氏は語ります。
「最初は理解できなかった書類の内容も、経験を積むうちにどのようにつながっていくかが理解できるようになりました。とくに、何もないところからプロジェクトを立ち上げる過程でイメージを形にする作業は、私の中で大変ながらも非常にやりがいのある業務になっています」
プロジェクトの初期段階では、現地の状況を正確に把握し、それを資料に落とし込むことが求められます。その情報は、プロジェクト全体のスケジュールを組み立てる上で欠かせません。
「上司からは、私たちの役目がプロジェクトのスタート地点にいるということの重要性をたびたび教えられます。初期段階という重要な役割を担っており、それは同時に大きな責任も伴うからです。全体のスケジュールをイメージしながら作業を進めることを大切にしています」
風力発電所の開発には,約10年必要です。とはいえ、入社当初はその長い期間にわたるプロジェクトの「先が見えないことに不安を感じていた」と言うO氏。しかし、経験を積むことで、やがて不安は自信へと変わっていったと語ります。
「入社当初は、やる気のモチベーションを維持することが大変でした。短期間で成果が見える仕事と違い、開発には長い時間がかかるため、先が見えない不安がありました。
そのため、モチベーションの維持がとくに重要な課題でした。短期間で成果が見える仕事とは異なり、長い時間を要するため目標に向かってコツコツと努力を積み重ねる姿勢が求められます。入社当初の不安は、日々の積み重ねが結果につながることを実感することで、自信へと変わっていったように思います」
業界の牽引役として常に新しい価値を──多様なアイデアと強い意志で開拓
「当社は、業界へ常に新しい価値を提供し続けることをめざしており、その一翼を担う存在として自分自身も成長していきたいと考えています。流れの中で新しい知識を学び続け、専門性を高めていくことで自分もさらにチームに貢献していきたいですね」
一人ひとりが専門性を深め、チーム全体と組織全体が成長する。このサイクルが、O氏を含むチームの仕事の根底にある価値観です。この価値観を共有し、一緒に成長していける仲間を歓迎しています。
「私たちと一緒に働く方には、柔軟性と学習意欲を持ってほしいです。変化に対応し、新しいことに挑戦することで、自分自身も会社も成長していくのだと信じています。私たちがめざすのは、ただの業務遂行ではなく、それぞれがプロフェッショナルとして誇りを持って働ける環境を作ることです」
描く未来には、革新と成長がキーワード。そのためにも、新しいメンバーには、変化を恐れず、前向きに取り組める姿勢が求められます。
「共に成し遂げたいことは、社会にとって価値のある風力発電所を生み続けること。それには、多様なアイデアと、それを形にする強い意志が必要なのかと思います。
めざすのは、単なる成功ではなく、社会全体に対してプラスの影響を与えること。そのためには、一人ひとりが自分の役割を理解し、責任を持って取り組むことが不可欠です」
最近は、青森のねぶた祭りに日本風力開発がスポンサー参画したことをきっかけに、自身もねぶた祭りに出向き、「今後は、興味を持ってくれた若手のメンバーを誘ってより盛り上げていきたい」という話もしてくれたO氏。
会社にいることで見えてくる世界もさらに楽しく変わりつつある様子が伝わってきました。これからも、私たちは変わり続ける世界の中で新しいチャレンジを恐れず、ともに楽しんで働くことのできる仲間を待っています。
※ 記載内容は2024年4月時点のものです
