顧客に届ける合材の品質確保がミッション。中堅として後輩育成も担う
試験職を担当する西川。現在、北関東支店 朝霞合材工場の品質管理課に勤務しています。
「道路の舗装に用いる、アスファルト混合物(以下、合材)の品質管理を担当しています。合材のもととなる材料の品質や合材自体に異常がないかを、目視や試験を通して確認を行い、管理することが主な業務内容です。
試験とひと口に言ってもその内容は多岐にわたります。合材になる前の砕石の状態を確認する試験、砕石をアスファルトと混ぜた合材の品質を確認する試験、現場からテストピースを抜き取り、密度やアスファルト量・粒度が規格の範囲内かを確認する現場管理の試験など、実にさまざまです。
少しでも異常が見られた場合は、原因究明や改善も行います。また、お客様のニーズに合った技術の提供のほか、工場で特殊な合材の製造や出荷のための段取りなどを立てることも。品質管理課の一員として、お客様に届ける合材の品質を確保することを何より大切にしてきました」
朝霞合材工場 品質管理課では、計4名のメンバーが西川と同じ業務に取り組んでいます。
「上司がプラント全体を統括していて、残りの2名は自分よりも若手のメンバーです。実際の作業や試験は後輩たちに任せつつ、私は合材の品質管理や製造の段取りの取りまとめを行っています」
若い社員が多く在籍しているのが朝霞合材工場の特徴。そのため、若手のメンバーが新人育成を担う機会が少なくありません。西川が配属された当初はふたつ年次が上の先輩社員から業務を教わり、3年目からは自身も後輩育成に携わってきました。
「入社当初はわからないことがあるたびに先輩に尋ね、ひとつずつ知識を増やしながら対応できる業務範囲を広げてきました。そんな自身の経験をもとに、当時自分がつまずき、理解に苦しんだりしたところは先回りして後輩に教えるようにしています。
中途半端な知識では指導役が務まりません。教える立場となって責任感が芽生えたことで、今一度振り返って正しい知識を調べ直したりすることも増えました。私自身が学び直す良い機会になっていますね」
インフラ事業を通して社会を支えたいと前田道路へ。研修で得た知識が実務の基盤に
学生時代、化学を専攻していた西川がインフラ事業に興味を持ったのは大学3年生のとき。当時のことを次のように振り返ります。
「大学で面倒を見てくださっていた教授が、前田道路と共同研究を行っていたことが当社のことを知るきっかけでした。そこで興味が湧いて業界を調べてみたところ、仕事内容に魅力を感じて、インフラ事業を通じて社会を支えたいと思いました。
さまざまな企業の選考を受けましたが、知った当初から縁を感じていたこと、業界内でも知名度が高い企業であること、そして福利厚生が充実した働きやすい環境であることに惹かれて、試験職としての入社を決めました」
2019年の入社後、西川はまず、つくばにある本店技術研究所で1年間の研修を受けました。
※ 研修体系の見直しにより、現在は半年間の研修を実施
「座学だけでなく、砕石や合材にじかに触れ、実際に試験に挑戦する研修もありました。もちろん、配属されて実務に携わってみなければ学べないことも多くありますが、仕事をする上での基盤となる合材の知識や品質管理の試験方法は、研修の中でおおよそ身につけられたと思います」
1年間にわたって同期と寝食をともにしながら研修を受けた西川。現在ではそれぞれが別の職場に配属されていますが、定期的な集合研修で再会する機会もあると言います。
「先日、5年目の研修が開かれたので久しぶりに同期メンバーに再会することができました。5年目ともなると、社内外の人と積極的にコミュニケーションを取りながら業務を取りまとめる役割を担う機会が多くなります。お客様への提案や関係構築のポイントをワークショップ形式で学べたことはとても良い経験になりました」
失敗で学んだことが糧に。品質管理だけでなく、意思決定力の成長を実感
入社5年目を迎え、任せられる仕事の領域も責任も大きくなってきた西川。ここまで成長を遂げてこられた背景には、さまざまな失敗の経験がありました。
「配属されて間もないころ、お客様から言われた言葉の意味合いをしっかり確認しないまま、自分勝手な解釈のもとで業務を進めてしまい、お客様にご迷惑をかけたことがありました。
上司に事の顛末を説明したところ、『ではこのように対応して解決しよう』と道筋を立ててくれ、結果としてお客様にも納得していただくことができました。幸いにも大事に至ることはありませんでしたが、知識や経験が不十分なまま判断することの危うさに気づかされました」
一人前に判断ができるようになったのは、そうやって現場経験を重ね、失敗から学びながら判断材料を集めてきたからこそ。西川はさらに次のように続けます。
「前田道路の中でも比較的顧客数が多く、都心に近いプラントなため、繁忙期の一日の出荷量は1,000tを優に超えます。それらすべての合材をこの目で確認、試験することは不可能なので、良い合材を製造するポイントの見極めが重要になってきます。最近になってようやく、その見極めができるようになってきました。そういった一つひとつの成長が仕事のやりがいにつながっています」
また、こうした見極め力を品質管理以外の領域でも磨いてきました。
「品質のクレームがあった際に現状どうなっているのか、それをどう解決するのかを、電話越しから判断しなくてはならないときがあります。合材は温度がかなり重要なので、冷めて取り返しがつかなくなる前に迅速な対応が求められます。
製造から現場までの運搬、現場での施工方法、施工状況など、いくつもの要素が関わってくるので相手に言われたことを鵜呑みにするのではなく必要な情報を聞き出し、適切に対応することが大切だと思っています」
プラントを統括できる存在へ。福利厚生が充実した環境だから描けるキャリアパス
若手のうちから裁量権を与えられ大きな仕事を任されるなど、充実した社会人生活を過ごしてきたと言う西川。今後めざすのは、さらに大きな責任をともなうポジションです。
「私のいまの上司が担っているような、合材工場における試験職のトップに就いて、プラントをひとりで管理できるようになりたいと思っています。今後、異動があるかもしれませんが、どのプラントに行ってもやるべきことに変わりはありません。
試験職としてステップアップしながら、ゆくゆくは工場長になることもめざしていきたいと考えています。そして何より、周りから頼られる存在になりたいですね」
そんな想いを語れるのは、前田道路だからこそ。社内には拠点を超えて成長を支えてくれる先輩社員が多いと西川は話します。
「ほかのプラントに応援に行ったりプラント間で会議を行ったりすると、『この人の考え方には共感できる』『こんな考え方もあるのか』と新しい学びや発見が得られる機会が少なくありません。日々顔を合わせる朝霞合材工場の工場長をはじめ、さまざまな先輩たちから多くの刺激を受けています」
また、オンオフをうまく切り替えられるのも前田道路の魅力のひとつです。休日はテニスやゴルフに打ち込むなど、入社を決めた理由のひとつでもあった福利厚生の充実ぶりをいまも実感していると言います。
「工場長が、『インフラ業界の一角をなすこの会社にいる以上、目の前の仕事に地道に取り組んでいれば、おのずと世の中の役に立つことができる。加えて、仕事の成果が待遇面で評価される仕組みがあるから、幸せな生活を送ることもできる』と話していたことがありました。
専門知識は持たずに入社し、一歩ずつ着実に成長してきた自分のこれまでのキャリアを振り返ると、工場長の言葉通り、前田道路には恵まれた環境があると思います。私の夢は、実は、大型犬とウーパールーパーを飼うこと。それもこの会社で働く中でならきっとかなえられると信じています」
一方、試験職には技術もさることながら、コミュニケーション能力も欠かせないと話す西川。未来の仲間に向け、次のように呼びかけます。
「自分ひとりで勝手な決めつけをして失敗した苦い経験があるからそう思うのですが、わからないことを先輩に素直に聞けて、周りと一緒に課題を解決していこうとするマインドを持っている方が当社では活躍できると思います。そして私自身も、周囲とのコミュニケーションを楽しめる方と一緒に働きたいです」
仕事も生活も充実させて、理想の人生を歩むために。西川はこれからも責任感を胸に、自身の役割の遂行にコミットし続けます。
※ 記載内容は2024年1月時点のものです
