ご縁ある人々の笑顔のために - 誠実と情熱が紡ぐ企業理念 -
私たちの会社には明確なパーパスがあります。「ご縁ある人々の笑顔のために」─これが私たちの存在意義です。そしてコアバリューは「情熱」。情熱を持って挑戦するということを大切にしています。そして2028年までに、日本を代表するワクワクする未来事業を作るという壮大な目標を掲げています。
IKKの理念の中で、私がもっとも共感するのは「誠実」という価値観です。長年この会社の成長と発展を見てきた中で、さまざまなミスやトラブルもありましたが、常にお客さまに対して、そしてスタッフに対して誠実に対応してきたのがこの会社の真髄だと感じています。成長発展している会社ではありますが、私自身がこの会社の一番好きなところは、誠実に前向きに、正直に、一生懸命努力をしているところなのです。
そして「情熱」についても深く共感しています。この会社は佐賀県の伊万里市から出発しました。まさに情熱がなければここまで来ることはできなかったでしょう。トップの金子さんが上場会社を作ろうと取り組んできましたが、その思い、情熱がなければ、伊万里だけの企業で終わっていたのではないでしょうか。佐賀県だから、伊万里だからという言い訳ではなく、伊万里からでも情熱を持って挑戦すれば上場会社も作れる、日本屈指のウェディング企業も作れるということを証明してきたのです。
企業も人も長年見てきましたが、誠実であって情熱を持って挑戦している人がこの会社の根幹を支えており、これから未来に向けても、そういう方々がIKKを成長発展させていくだろうと確信しています。
先が見えない状況からの転機―社長との運命的な出会いと営業現場での成長
私がこの会社に入社したきっかけは、人生で最も迷いの多い時期に訪れた偶然の出会いでした。実は大学を中退していまして、その理由は言い訳でしかありませんが、自分自身の怠惰な行動が原因でした。学校には行かないものの、さまざまなアルバイトをして生活費は親に頼らず自分で稼いでいる、そんな学生でした。夢も希望もなく、未来もまったく見えない状況の中で、父親の紹介で金子社長と出会うことになったのです。
当時社長の金子さんとの出会いは、今思い返しても運命的でした。話を聞きに行ったつもりが、いつの間にか2時間、3時間と語り合いました。その時に社長が語ったのは、伊万里の結婚式場から日本屈指のウェディング会社を作り、上場会社にするという壮大な夢とビジョンでした。自分が持っていないものを持っている、この人についていけばいい人生が歩めるのではないかと直感的に感じ、帰り際に内定をいただきました。翌日の朝には「いつから来るの?」という連絡があったのを今でも鮮明に覚えています。面接は何度もしていません。3時間の語り合いだけでしたので、かなり優秀な学生だったのだと自負しています(笑)
入社当初は営業に配属され、まさに現場の最前線で鍛えられました。結婚式の営業として外回りを担当し、一日30件を目標に「結婚式をする人はいませんか?」と営業を回る日々でした。平日は営業活動に専念し、土曜日と日曜日は自分が担当するお客さまの結婚式でプランナーを務めていました。当日は会場に入って先導役のキャプテンをし、PA業務もこなし、時にはサービススタッフとして一人で5役をこなすこともありました。お客さまをお見送りした後は、翌日の準備のために夜遅くまで会場で作業をしていました。これは私だけでなく、トップの金子さんも率先してみんなと一緒になって頑張っていました。この経験が、後の人事業務における現場重視の姿勢の基礎となったのです。
理念を体現する人々との出会いと現場に息づくホスピタリティ精神
当社の理念を体現している人として、真っ先に思い浮かぶのはIKKホールディングスの松本顧問(元調理部長)と介護事業の堀常務です。この二人は、まさに経営理念そのものと言えるほど、誠実・信用・信頼、そして有言実行を貫き、嘘偽りのない裏表のない方々で、私がとても尊敬している存在です。松本顧問は職人さんである厨房の組織を、本当に理念に基づいてお客さまのために向かえるような社風へと導いてくださいました。一方、堀常務はアイケアの立ち上げ時から私と一緒に歩んでくださり、常に社員に対して誠実な幹部としての姿勢を示してくださいました。そのおかげで、今では本当に良い社風、良い組織ができあがったと感じています。松本顧問は厨房組織の、堀常務はアイケア組織の、それぞれの根幹を作ってくれた二人だと考えています。
私自身も、二人と一緒に歩む中で多くを学んできました。理念を浸透させるための理念研修を行ったり、二人の言動を見習いながら、自分自身が横柄な態度をとっていないか、常に誠実で謙虚であるかということを、まだまだ不十分ですが、学んで実践しようと日々取り組んでいます。そして、理念が最も浸透していると感じるのは、まさに現場です。結婚式場のスタッフ、それぞれの事業会社のスタッフたちは、とにかくお客さまのために一生懸命取り組んでいます。自分たちの都合ではなく、お客さまのために何ができるかを常に考え、もちろんまだまだ不完全な点はありますが、現場の人たちのお客さまに対する姿勢、向き合う姿勢、一生懸命な姿勢、ホスピタリティこそが、IKKで一番理念が浸透している証拠だと感じています。自分の仕事が大変でも、夜遅くなっても、お客さまのために一生懸命朝から晩まで駆け回り、お客さまにベストな提案ができないかということを常に考えて行動する姿は、まさにIKKにおける理念の体現そのものなのです。
次世代への想いと日本を代表するホスピタリティカンパニーへの道筋
同僚や部下に伝えたいメッセージは明確です。「チャレンジをしてほしい」という想いを強く持っています。今のポジションや現状を守ることに満足するのではなく、積極的にチャレンジしていくことで、その先に必ず自分自身の成長があると信じているからです。この考えは、私自身が年齢を重ねながらも、常に学び続け、挑戦し続けてきた経験から生まれています。5年後、10年後には、みんなが挑戦できる組織を作りたいと考えています。心理的安全性がありながらも風通しがよく、誰もが人の目を気にせずにチャレンジができる、そんな社風を築き上げたいのです。これこそが、真に成長し続ける組織の姿だと確信しています。
変えてはならない理念を次世代に継承するために、具体的な方法も明確にしています。それは「勉強、努力、そして挑戦」です。この三つの要素こそが、IKKが成長してきた根幹であり、これからも良い未来を切り開くための不可欠な要素だと考えています。そして何より大切にしているのは、人と人とのつながり、人間的成長です。これらこそがIKKで最も重要にしていることなのです。
私は「出会って良かった」と思われるそんな存在になりたいと願っています。そして日本を代表するホスピタリティカンパニーになるために、私自身は素晴らしい人財の採用と、ホスピタリティの高い社員教育を通じて貢献していきます。人財こそが会社の財産であり、その人財を育て上げることが、理念を体現し、未来への架け橋となる私の使命だと考えているのです。
