幅広い経験を求めて入社を決意。地元に根付いた企業でキャリアをスタート
広島県福山市出身の廣瀬は、就職活動をするまで池田糖化工業株式会社(以下、池田糖化)のことは知らなかったと言います。
「就職活動をする上で、母親や周りの人から『長く続いている企業で安定している』と聞き、評価も良かったので池田糖化に応募しました」
廣瀬が食品業界を希望したのは、食べることが好きで身近な存在であり、イメージしやすかったという理由からでした。
数ある食品会社の中から池田糖化へ入社する決め手となった魅力を、次のように語ります。
「池田糖化にはデザート系から調味素材などいろいろな開発部門があったので、たくさんのことを経験できるかなと思い就職を決めました。実際に入社してみると想像以上にさまざまな商品の開発をしていることがわかり驚きましたし、入社して良かったと思えました 」
幅広い商品群がある池田糖化だからこそ、多くの知識や経験を得られると話す廣瀬。入社して6年が経過した現在、会社の雰囲気や他部署との関わりについても満足していると言います。
「会社の雰囲気は結構アットホームな感じで、皆さんフランクに話してくれる職場だと思います。ゆったりした人が多いかもしれないです。他部署の方とも『今、何やっているの?』といった具合に気軽に話せます。たとえば、社内にはラーメンが好きな人が多いので『最近ラーメンの味は何が流行っているのか?』などの情報共有をしています」
開発職となると専門性を高めていくがゆえに、知識が偏ってしまうことも。そんな中、廣瀬は社内での積極的な情報交換により、幅広く食の知識やトレンドを追うことができていると話します。
お客様のニーズに沿った試作・開発──「おいしい」のひと言がやりがいに
廣瀬が所属するのは第一開発室で、そこではカラメルや天然色素、デザートにまつわる商材を取り扱い、試作・開発を行っています。その中で現在は、スイーツに使用されるフルーツソースの開発に携わっています。
「コンビニやスーパーに並ぶスイーツ商品、外食産業で使用されているソース向けの商材開発に幅広く携わっています。
よくある流れとしては、お客様から『有名店のケーキのようなソースがほしい』という依頼を受けて、サンプルを提出します。その後、『もっと果肉を増やしてほしい』『もっと酸っぱくしてほしい』といった細かな表現でフィードバックをもらってニーズに合った改良を実施。お客様のご要望に応えながら開発が進められるよう、お客様と何度もやり取りを繰り返し、ひとつの商品を作り上げています」
営業部門からも「廣瀬さんの試作だと安心してお願いできる」という声を幾度となくかけてもらっていると言います。他部署からもお墨付きをもらう廣瀬。やりがいを感じる瞬間を次のように話します。
「単純ですが自分が関わった商品が発売され、スーパーやコンビニで並ぶのを実際に見ると開発に携わっていて良かったなと実感します。その商品をおいしいと言って食べてもらえるとうれしいですし、やりがいを感じます」
普段名前を耳にすることは少ないですが、実は身近なところであらゆる食品に使われている原料を提供しているのが池田糖化の強みです。
商品開発の裏側で試行錯誤。周囲に支えられながら乗り越えた壁
自分が関わった商品がSNSやテレビで話題になることもあり、普段は黒子的役割ではあってもうれしく感じると話す廣瀬。いくつもの製品を試作・開発してきたからこそ最終商品のヒットを喜ぶ一方、これまで苦労した経験もあると言います。
「原料を選定して試作した後、今度はテーブルスケールでの試作を行います。そこからさらに試作品を工場に落とし込んで大きいスケールで作っていくのですが、その過程で壁にぶつかりました。
具体的には、冷凍された原料を使用した際、解凍する時間によって製品の最終的な物性やソースのニュアンスが変わってしまうんです。どうすれば毎回安定的に同じ製品が作れるかと考えながら製造工程を検討しました」
工業的に同一製品を製造していくこと、そして条件によって変化する原料を使用すること。その2つの課題を見事クリアし、製品化につなげられたのは、上司や先輩社員の支えがあったからでした。
「原料の特性や工場の設備の能力。そういう点をきちんと自分で把握し、処方・設計していくことが大切だと感じました。工場がすぐ近くにあるので、工場の方にも普段から相談をしたり、処方を設計する際に気になることがあれば工場からもアドバイスをもらったりしています」
苦労した仕事は自身の成長につながったと感じていると廣瀬は語ります。
お客様の要望に応えるだけでなく、均一な製品を工場で作るための処方作成まで、多方面から業務を捉えていくことが求められます。そんな中、社内で積極的なコミュニケーションを心がけている廣瀬の周りはいつも笑い声が絶えません。
科学的な「おいしさ」を探求し続ける開発者が望む未来
入社後第一開発室に配属され、デザート商材の開発一本で専門性を高めてきた廣瀬。
今後ありたい姿について次のように語ります。
「まずはいろいろなことを吸収して、味作りや製造工程についての知識を蓄えていきたいです。学ぶことはたくさんあるので大変ですが、感覚だけでなく科学的に『おいしい』を作れる開発者になりたいです」
最後に池田糖化への応募を考えている将来の仲間に向けて、想いを話しました。
「池田糖化は中間原料を取り扱う会社です。正直何をしている会社かはわかりにくいと思います。じっくり1つのことに取り組みたい、いろんなことにチャレンジしてみたい──そのどちらも叶う環境があるところが池田糖化の魅力です。たくさんのことが経験できて、すごく良い会社だと思っています」
いつも笑顔がすてきで、第一開発室では頼れるお姉さん的存在の廣瀬。今後の活躍に目が離せません!
※ 記載内容は2020年9月時点のものです
