SEからコンサルへ、そして日立へ。自身の経験を最大限生かして電力業界の未来を創る
学生時代は情報系の専門学校に通っていた河野。卒業後はシステムエンジニア(SE)として歩みだします。
「当時はITが盛り上がり始めた頃だったので、時流を見据えて情報系に進みました。学生時代は1から覚えることばかりで苦労しましたが、プログラミングだけでなく、どんなシステムが必要なのか、より本質的なところも考えられる貴重な経験をしました。
新卒で入社した会社では、フロントSEとして主に地方自治体向けの人事給与システムの刷新やオフショアAMSセンターの立ち上げに従事。3年目からリーダーとして業務を任されたほか、この時に仙台とのご縁も生まれました」
続く2社目では、SAPのパッケージコンサルタントとして新たなキャリアを歩み始めます。
「SAPのFI(財務会計)のモジュールのコンサルタントをしていました。ここで電力会社向けにSAP FIの導入を担当し、電力業界と出会ったんです。
転職のきっかけは、東京への転勤を打診されたことです。当時は仙台に出向しており、そこでの人間関係や暮らしに慣れ親しんでいました。これまでさまざまな地域で暮らしたことがありますが、中でも仙台は交通の便もよく、東北にしては寒さも控えめで暮らしやすいんです。そのため、愛着のある土地で働き続けられること、産業系の仕事に関われることを軸に新たな企業への転職を検討しました」
コンサルティング会社から金融機関まで、幅広く検討していた河野。エージェントから紹介されたのが日立でした。
「これまでやってきたフロントSEとしての経験とSAP関連のパッケージコンサルタントの経験を両方生かせる募集内容だと感じました。そして一番惹かれたのは、仙台で働けるということ。これまでの経験をフルに生かせて、この地に居続けられるということで『ここしかない』と確信しました」
こうして2025年1月に日立製作所にキャリア採用で入社。現在は電力会社向けのプロジェクトでPLを務めています。
「購買系の仕組みを現行のものからSAPに置き換えるプロジェクトを担当しています。チームメンバーは時期によって変動し、一時は90人ほどの大所帯でしたが、現在は40〜50人ほどです。
現在は、各ベンダーのテストが完了し、お客さま側でのシステムテスト、受け入れテストを行っている最中。それが完了し次第、本番移行に進んでいく予定です」
穏やかさの中に、強さがある。チームワークで前進する日立という職場の魅力
これまで2社で経験を積んできた河野に日立の第一印象を尋ねると、「穏やか」という言葉が出てきました。
「入社してまず、かなり穏やかな雰囲気だと思いました。とくに感動したのは、チームワークの素晴らしさです。SE同士はもちろんのこと、SEと営業の距離もとても近いので、対面のほか、チャットツールや電話でも気になることがあれば気軽に情報共有ができます。
また入社後のフォロー体制も万全でした。キャリア採用者用のポータルサイトも充実していましたし、現場でのサポートも充実していました。キャリア採用で入社するメンバーが多いこともあり、困ったことがあれば何気なく質問できる環境が整っています。おかげですぐに馴染むことができました」
フロントSEとして、そしてパッケージコンサルタントとして、豊富な経験をしてきた河野は入社後すぐに躍進します。
「入社して3カ月ほどでPLを任された時は驚きました。オファーの段階で『まずはPLをめざして』という話は聞いていたのですが、まさかこんなに早く実現するとは思っていませんでした。裁量に関してかなり柔軟な会社だと感じましたね。PLになってからも同じポジションのメンバーや上司との距離が近いので、とても相談がしやすく、周囲に支えられながらスムーズに業務を進めることができました。
また、社会人人生で初めて海外出張に行ったことも印象深かったです。ベトナムにある日立のグループ会社に視察へ行き、技術面やコスト面など具体的な取り組みを協議してきました。これまでもオフショアを利用することはありましたが、実際に現地の方の顔を見て話すのは初めての経験でした。今回、生まれて初めてパスポートを作ったんですよ(笑)」
入社からおよそ1年。日立に入社したことで河野自身の価値観も変化したと言います。
「日立では、チームや組織で協力して業務を成し遂げることがとくに重んじられていると感じます。私自身PLとしてメンバーをまとめ上げる立場なので、与えられた裁量をフルに生かして、より本質的に考えるようになりました。また、仕事を進めていく上で自分なりに計画を立てて意思決定をしていくことも重要だと言えます」
「自分の言葉」が信頼を築く。巨大な社会インフラを動かす、PLとしての手応え
PLとして活躍する河野に業務をする上でとくに大切にしていることを聞きました。
「できるだけ『自分の言葉で話す』ことを大切にしています。上部だけの言葉で話していてもメンバーやお客さまに見透かされてしまうと思うんです。できるだけ自分の思いや考えを率直に届けることで信頼関係を築き、助け合える関係性を育てるようにしています。
また計画性も重視していますね。とくに課題が生じている際には、お客さまと具体的に問題を設定して、その原因はなんなのか、どうしたら解決するのかを重点的にレビューをすることを大切にしています」
日立ならではの仕事のやりがいについて、河野は扱うプロダクトの大きさやお客さまとの距離の近さを挙げます。
「プロダクトそのものが非常に大きいんです。発電所自体だったり、電気料金の計算の仕組みそのものだったり。社会的に影響の大きいものに関われているやりがいを感じています。
また、お客さまとダイレクトに関われる距離にいるので、何かあればすぐに情報が入ってきますし、特殊なご相談をいただくことも少なくありません。ここまで電力業界に入り込んで仕事ができるのは日立ならではだと自負しています」
加えて、日立のカルチャーにも大きな魅力を感じていると言います。
「まず働いている人たちが皆誠実で積極性があるところが魅力です。そういう人が評価される職場とも言えます。なにかを『やりたいです』と手を挙げても、非現実的なことでなければ受け入れられますし、能力開発への投資も現場レベルでかなり積極的に行われているので、誠実でいろんなことにチャレンジしたい方にはうってつけの環境です。
キャリアの目標設定や評価の方針が具体的に示されていることもありがたいですね。たとえば、社内資格として『日立ITプロフェッショナル認定制度』というものがあるのですが、プロジェクトで担うことのできる役割などとも連動した指標になっているので、明確な基準に基づいた目標やキャリアプランを考えることができます。
最後に働き方の観点では、会社としての勤怠管理が整備されていることに魅力を感じています。キャリア採用で入ってきた以上、即戦力としての期待に応えるために目一杯働きたくなってしまう気持ちもありますが、会社として労働規則を遵守する為に、勤務状況把握の為のツールが整備されています。
また上長からも業務状況の確認のコミュニケーションがあるなど、いい意味で無理ができないんです。もちろんプロジェクトの状況によっては忙しくなる時期もありますが、そのような環境が整っていることで結果的に持続可能な働き方が実現できていると思います」
東北地方から、日本の電力業界を変えていく──地域で一番頼られるPMをめざして
現在、河野が取り組むSAP導入プロジェクトは1期・2期に分かれており、数年がかりでの完遂をめざしています。
「1期については今年の夏にシステム移行を行い、本番化する予定です。2期は1年後にゴールを見据えているので、まだまだ長丁場のプロジェクトですね。
とくに1期では本番移行に向けて、少しでもお客さまにご不安を与えないよう一つひとつの工程を慎重に行う必要があります。ただ、メンバーにプレッシャーをかけすぎてしまうのもよくないので、日中はしっかりと業務を遂行してもらいつつ、オフはみんなで食事会に行って楽しむなど、メリハリを持って働ける環境づくりを意識しています」
現在のプロジェクトを着実に進める一方、自身のキャリアにも明確なビジョンを持っています。
「まずは、プロジェクトマネージャー(PM)になって『東北地方でプロジェクトを任せるならこの人』と思っていただけるような存在をめざしたいですね。それが日立に対しても、今関わっているお客さまに対してももっとも誠実な目標だと考えています。
そして、将来的には日立を電力業界のシステム一帯を担うような存在にしていきたいです。今は各電力会社が別々の基幹システムを持っていますが、私は将来的には標準化された仕組みを共同で活用するようになるのではないかと予想しています。それが結果的に電力会社の利益や電気を利用するお客さまの利益につながったらいいと思っています。
日立は電力業界のカウンターパートである電力会社と密接な付き合いがあり、プロダクトも多く導入しているので、これからも献身的に事業を支え、電力業界で頼られる存在でありたいです」
最後に河野へ日立でリーダーとして活躍できる人について話を聞きました。
「リーダーとしては『自分が最後の砦になる』といったラストマンシップを持った方が活躍できると思います。日立は裁量権も柔軟に調整できる会社で、現場の雰囲気としても周囲に相談しやすい環境なので、この恵まれた環境を生かしてしっかりと責任意識を発揮しながら、積極的に取り組める方と一緒に働けたらうれしいです」
※ 記載内容は2026年3月時点のものです
