未経験で飛び込んだ金融システムの世界。難易度の高い環境での成長を求めて日立へ
文学部出身の兒嶋。将来のために自身の幅を広げたいと、未経験でIT業界に飛び込みました。
「新卒で入社した会社では、最も難易度が高いと言われていた金融系の部門に配属されました。不安も感じる一方で、その分成長できるという期待もありましたね。実際に業務を経験してみると、1人で黙々と取り組む作業というより、チームやお客さまとコミュニケーションを取りながら仕様を詰めていく側面が多く、そこにおもしろさを感じました。
ここでは、協力会社という立場で日立のプロジェクトに参加する機会もありました。日立の皆さんの、お客さまと真摯に対話を重ね、言うべきことは言う姿勢はとても頼もしく、一緒にシステムを作り上げる経験ができたことは大きな糧になりました」
約3年間、地方銀行向けの勘定系システム刷新プロジェクトに携わり、開発の基礎を固めた兒嶋。より上流工程からプロジェクトに関わりたいという想いを抱き、メーカーの社内SEへと転身します。
「ベンダー側ではなく事業会社側、そして金融とは異なり『形あるもの』を扱うメーカーで仕事をすれば、また違った景色が見えるのではないかという興味もありました。
実際に、工場のシステムなどの企画からリリースまで一貫して担当することができました。ただ、自社内で完結するがゆえの落ち着いたスピード感に、もっともっと高みをめざしたいという欲求が芽生えていったんです」
自らを律し、常に高いレベルの挑戦が要求される環境でなければ、本質的な成長は望めない。そう考えた兒嶋の脳裏に浮かんだのは、かつてパートナーとして協働した日立のプロフェッショナルたちの姿でした。
「1社目時代に目の当たりにした、お客さまに対する日立の皆さんの姿勢にずっと憧れがありました。あえてチャレンジングな環境に身を置いた方がやりがいや楽しさを感じられる私には、スピード感や裁量のある日立のような環境が合っているのではないかと考えるようになったんです。また、求められるものが多く難易度が高い金融システムの分野で再び勝負したいという想いもありました」
こうして2025年1月、兒嶋は日立へ入社しました。配属先である金融第一システム事業部 金融システム第三本部は、ネット銀行や地方銀行を軸にビジネスを展開するチーム。兒嶋を筆頭にキャリア採用の人財も増えているところで、ますます活気を増しています。
入社4カ月でお客さま先に常駐。ビジネスの最上流で磨かれる顧客視点や幅広いスキル
日立に入社して最初に兒嶋がアサインされたのは、個人ローンシステム開発の「非機能チーム」でした。
「システムの性能やセキュリティの基盤を検討するなど、システムの使い勝手や信頼性を支える非機能面の設計を担当しました。2人の先輩の指導のもと、どの銀行のシステムがどのようなシステム構成で作られているかといった基礎的な部分を学ぶことができました。
また、当時は週4日が在宅勤務。週のほとんどが在宅勤務という働き方は初めてで戸惑うこともありました。しかし、上司が気にかけてくれ、チームリーダーと毎日15分ほどコミュニケーションを取る時間を設けてくれたんです。キャリア採用での入社でも、丁寧に環境を整えてもらえたことでスムーズにチームに馴染むことができました」
業務を通じて感じた、仕事への向き合い方も印象的だったと言います。
「これまでは『与えられた課題に責任を持って完遂する』スタイルだったのに対し、日立での仕事は『自分たちで考えて周りを巻き込んでいく』スタイル。スタートの切り方から違うと感じました。自ら考えて能動的に行動し、提案していく環境は、私にとってポジティブな刺激になりました」
約4カ月後、個人ローンシステム開発プロジェクトが節目を迎えたタイミングで、今後のキャリアを選択する機会が訪れました。
「これまでと同様に他のローン系システム開発の仕事をするか、上流工程でお客さまとの調整を担うポジションに行くか。どちらの方向に進むか自由に決めていいと上司に打診されました。
私は入社前からの希望もあり、お客さまと直接対話ができるポジションを選択し、お客さま先のシステム企画部を支援する部署への異動が決まりました。入社年数や経歴に関係なく、個人の描きたいキャリアパスを尊重し、挑戦を後押ししてくれる土壌があることを実感した出来事でした」
現在は、銀行のお客さま内のシステム企画部に常駐し、IT戦略のパートナーとしてビジネスの最上流を担っています。
「営業部門など、行内のさまざまな部署にシステム改善要望をヒアリングし、企画立案や要件定義を行い開発につなげるのが主な業務です。1社目でのベンダーの金融系SE経験と、2社目での事業会社の社内SE経験、その両方を生かせています。
それに加えて、要件を調整する際には、システム化によってどのような効果が得られるのかという費用対効果も強く意識しています。開発スケジュールやコストの妥当性を精査し、投資の判断材料となる資料をまとめ、経営層の意思決定を仰ぐ役割も担っています。こういったコスト管理やビジネス観点での業務は初めての経験なので、とても新鮮でおもしろいです」
経営層との対話を通じて、顧客視点に立った判断力やビジネス視点を養うことができていると語る兒嶋。
「経営層は『このコストをかけてどれだけのリターンが返ってくるか』を重要視しています。この投資額が妥当であることをいかに論理的に説明するか、その根拠となる数字の正確性をいかに担保するか。非常に難しいですが、こうした点を意識しながら資料作成に携わることで、幅広いスキルを習得できている実感があります。
こうした経営層を含めたお客さまと、近い距離感でお話をすることができるのは、長年金融機関のお客さまの課題を解決し続けてきた日立ならではだと感じています」
理想のキャリアを描ける環境で、お客さまと一緒にシステムを創り上げる醍醐味
日立の金融系SEとして最前線に立つ兒嶋。この環境ならではの仕事の難しさと、それを上回るおもしろさを日々実感しています。
「お客さまからは『日立は真面目で何事も正確にやり遂げてくれる』という厚い信頼をいただいています。だからこそ『できて当たり前』という期待に応えなければならない責任を感じています。最近は、正確さはもちろん、スピード感とのバランスも意識して業務に取り組んでいます。
一方で、お客さまと直接対話しながら開発を進めていけるので、やりたいことを一緒に形にできることが何よりの醍醐味です。とくにネット銀行のお客さまなどにはフロントSE(アカウントSE)が自ら積極的に提案活動を行っており、SEの動き方次第でモノづくりの可能性が大きく広がる点に魅力を感じています。
また、現在のチームには、長年活躍している有識者がたくさんいます。豊富な知識を持ち、お客さまと深い関係性を築いている先輩たちが側にいてくれることは心強いですね」
個人の意志を尊重し、キャリアを自由に切り拓ける環境も、日立の大きな魅力です。
「上司と『今後どのようなことに挑戦していきたいか』を話し合う機会が頻繁に設けられています。それをもとに最適なキャリアプランを提示し、手を挙げればその道に向かって後押ししてくれる。キャリア採用であっても、しっかりとした裁量権とともに挑戦させてもらえる文化が根付いています。
また、積極的な自己学習も推奨されており、最近は『Microsoft Azure AI Fundamentals(AI-900)』というAIの基礎資格を取得しました。日立は生成AIプロフェッショナル人財の育成制度が充実しており、受験料の補助だけでなく学習手法の提供などのサポートもあります。自己負担なしで取得できたことはありがたかったですね。AIなどの最先端技術を取り入れる動きも部門全体で活発で、勉強会などにもどんどん参加でき、常に学び続けられる刺激的な環境です」
お客さまと協創し本気で課題解決に取り組む。自ら考え動けば、挑戦の機会は無限に
入社してわずか1年で、着実に、そして驚くほどのスピード感で成長を遂げてきた兒嶋。確かな手応えを胸に、さらなる高みを見据えています。
「まずは、お客さまとのやり取りにおいて、上司の助けを借りることなく完全に独り立ちすることが目標です。そしてゆくゆくは、大規模プロジェクトを率いるリーダーとして活躍したいと考えています。
また、最近は金融業界でもAIを取り入れようという構想が活発です。例えば現在人が行っている開発工程の作業がAIに置き換われば、圧倒的な効率化が図れる。そうした最先端技術を積極的に活用し、新しい金融の形を創る挑戦にも関わっていきたいですね」
日立で活躍できるのは、誠実な意志を持ち、主体的にお客さまに働きかけ、周囲を巻き込みながら自ら発信し物事を進めていける人財。自身の経験を振り返りながら、兒嶋はそう語ります。
「仕事をしていて感じるのは、日立には自分の意見をきちんと伝えてディスカッションできる人が多いということです。それはお客さまと向き合う中で『お客さまの課題解決を担う』という責任感が根付いているからこそ。だから、こうあるべき、と思っている理想像と異なる場合は、『それは違う』と誠実に伝えられるのだと思います。
自ら考えて行動していく『セルフスターター』の方であれば、自分次第でいくらでもやりたいことを実現できます。もっと自律的に動いて大きな仕事を一人称で成し遂げたいと願う方にとって、日立は最高におもしろい環境です。成長への情熱を持つ新たな仲間と一緒に働けることを楽しみにしています」
※ 記載内容は2026年3月時点のものです
