専門的な言葉をわかりやすく。相手の理解度に合わせて、コミュニケーションは丁寧に
武田が所属している「ITサービスデリバリ2部1グループ」は、システム開発を担う部門です。チームは全部で9名。顧客向けコーポレートサイト(会社ホームページ)や販売代理店向けポータルサイトなど、数あるシステムについて企画・開発・保守・設計を分担しています。
「私が担当しているコーポレートサイトは、当社の情報全般を伝え、かつお客さまが直接、保険商品を見積もりして申込までができたり、契約者情報の変更手続きをしたりするサイト。お客さまにとってより使いやすく、わかりやすいサイトになるよう、協力会社の方々とともに、工夫を重ねています。おもにサーバーサイドの開発を担っていますが、ユーザーテストの段階ではUIのデザインもチェックします」
実際に利用者である顧客から、サイトについてのご意見や要望をいただくことも。
「寄せられた改善点をいかに早く実装するかが喫緊の課題。スピードはよく議題に上がるテーマで、どうしたらもっと早く開発を進め、リリースできるのか。社内の承認スピードをもっと高めて、リリースまでの期間を短縮していきたいと思っています」
仕事をする上で武田が心がけているのは、相手が理解しやすいように、専門的な内容を噛み砕いて伝えること。
「顧客向けコーポレートサイトも、販売代理店向けポータルサイトも、ITに詳しい方のみが使用するわけではありません。エンドユーザーは、おもにお客さまや募集代理店の方で、その方々に詳しい使い方をレクチャーするのは非IT部門の社員。だからコミュニケーションをとる際は、専門的な言葉をわかりやすく説明するよう意識しています」
また間違いが生じないように、コミュニケーションのとり方や頻度も工夫しています。
「部署異動によって担当が変われば、築き上げてきた関係がなくなって、一からまたやりとりすることになります。その際、『これは知っているだろう』と思い込んで説明をないがしろにするとコミュニケーションエラーにつながることに。多少大変でも綿密に擦り合わせをするようにしています」
アメリカ留学で、私的な社会保障の必要性を実感。保険会社を志すきっかけに
大学では経済学を専攻していた武田。社会保障を研究する教授のもと、学びを深めました。
「その教授はもともと、ニューヨークのコロンビア大学で社会保障の研究をしていました。教授の影響を受けて、自分もアメリカの社会保障をこの目で見てみたいと思い、大学3年のときにアメリカのシアトルに留学。半年ほど、フェアトレード(公正な貿易)の雑貨を扱うNPO団体でインターンシップを経験しました。これが、保険会社に興味を持つきっかけになりました。
アメリカの公的な社会保障制度は限定的で、たとえば日本のような生活保護制度はなく、街では定住先を持たない人をちらほら見かけました。その様子をみて、公的な社会保障に頼りすぎず、私的な社会保障を提供することがいかに重要かを肌で感じましたね」
この経験から、就活では外資系保険会社をメインに志望。FWD生命との出会いは、エージェントからの紹介でした。
「香港が本社の企業ということに、興味を持ちました。あまり意識してこなかった市場ですが、アジアにフォーカスして市場を拡大しているのがすごくおもしろいなと思ったんです。そこで、選考を受けることにしました。
選考が進む中で、FWD生命が、私の過去の話をすごく聞いてくれることに驚きました。なぜ保険会社に興味を持つようになったのか、そして中学・高校にまで遡って人となりをじっくり追ってくれたのです。人間形成の部分までこんなにしっかり見ようとする企業は、私が受けた会社の中では他にありませんでした。すごく印象的で、これが入社の決め手になりました」
入社後は、8名の新卒同期とともに研修を受けました。本配属では「会社の課題に根幹からアプローチしたい」という理由で、自らIT部門を志望しました。この研修期間は武田にとって、刺激の多い時間でした。
「同期のうち、IT部門に配属されたのは私1人のため、研修期間にグループみんなで成し遂げる経験ができてよかったです。与えられた課題にメンバーで協力しながら取り組むのは純粋に楽しく、また、研修のカリキュラム自体もかなり充実していました。会社の各部門の仕事内容を広く学べる内容だったので、入社早々全体像をある程度つかむことができましたね」
サイトの一部を基盤から作り直し、デジタル上で契約手続きをすべて完了できるように
さまざまな仕事に関わる中でも、2022年、コーポレートサイトの再開発に携わったことは武田の中で大きな収穫がありました。
「もともとのコーポレートサイトは、申請の確認・反映する作業を手作業でやらなくてはいけなかったのですが、余計な手間がかからないよう自動化しようということで、UI(ユーザーインターフェース)も含めて大幅に刷新することになりました」
その際の設計と開発をメインで務めたのが武田です。
「他の保険会社さんのアプリケーションも多少参考にしながら、使い勝手のいいかたちをデザインしていきました。非常に忙しい日々でしたが、最終的にすべての契約をデジタル上で行う基盤を整えることができました」
デジタル上でお客さまの手続きをすべて完了するというミッションは、当社の大きな目標であったため、その結果を出した武田は、社内アワードで社長賞を受賞。やりがいを覚えたと言います。
現在、社内からさまざまな改善要望が寄せられ、平均して1日数十件もの依頼に対応しています。
「作業自体は個人で進めますが、IT部門のみんなに相談することはよくありますよ。『こういう障害が出ているけれど何が原因だろう?』など、状況を共有しつつ、おたがいに意見を出し合っています。当社はハイブリッド勤務(出社と在宅勤務の併用)なので、実際に毎日顔を合わせる機会はないのですが、フランクにチャットでやりとりしているから一体感があります」
そんなIT部門の特長は、それぞれの「得意」を大事にすること。
「その人自身の得意なことを活かそうという雰囲気がありますね。たとえば英語が得意というのであれば、それをアピールすれば新卒からでも適任の仕事をまかせてもらえます。年次に関わらず、自分に合った挑戦の舞台に恵まれています」
頑張れば頑張るほど、チャンスをもらえる。若手でも、思う存分活躍できる環境
顧客向けポータルサイトの開発をまかされている武田。一人で作業をすることが多いなか、FWD生命では部門の垣根を超えた社内交流が、活発に行われています。
「ふだんの業務で関わらないメンバーとも、社内イベントで交流できます。労働組合主催の懇親会があったり、香港からエグゼクティブが来日してイベントが企画されたり。これも楽しく働ける理由のひとつとなっています」
香港に本社をおく企業だからこそ、社内は多種多様なバックグラウンドを持ったメンバーがいると武田は言います。
「他の企業を知らないので比較はできないものの、当社はダイバーシティの豊かな環境だと思いますよ。キャリア採用のメンバーが多いこともあり、個性的なメンバーが揃っています。今のグループも、9人いる中でみんな経歴も個性も違う。コミュニケーションをとるだけでも刺激があります」
多様なメンバーから良い刺激を受けながら、武田は自身の仕事については現状に満足することなく、つねに「もっと良くしたい」という気持ちを持ち続けています。
「今後も改善点に目を向けながら、求められるシステムのかたちを追求していきます。ちなみに私の意識がいつも改善点に向かうのは、シアトルでの経験がベースにあるからかもしれません。シアトルで経験したインターンシップ企業では、資金が乏しく、在庫管理を手作業で行ったりしていました。
この状況をどう改善したらいいか。日々工夫しながら働き、その後すぐ帰国して就職したため、常に『改善』を第一に考えるスタンスが染みついているのかもしれないですね」
そんな武田が今後力を入れていきたいことについて、展望を語ります。
「短期的には、コーディングやアプリケーション作成などの知識をもっと学びたいです。今は協力会社の方々が作業をしてくれて、それをまとめるのがおもな業務なので、末端の工程に関する感覚がどうしても薄くなってしまって。ITで働く上で専門知識は不可欠なので、再度見直し、最新のものをしっかり勉強したいです。
ただし長期的には、もう少し自分の視野を広げてみたいと思っています。当社はIT企業ではなく、保険会社なので。会社の根幹となる意思決定のプロセスを見るために、上流工程の部門に行って修行を積みたいです。そしてゆくゆくはまたIT部門に戻って、今より広い視野で業務に取り組めるようになればと思います」
長期的な視野で挑戦を考えている武田。これからともに働いていきたい仲間へ、メッセージを送ります。
「当社は、若手でもたくさんの挑戦権をもらえる環境です。とりあえずやってみて学ぼうという雰囲気があるので、成長意欲がある方にはぴったりだと思います。頑張れば頑張るほど大きなチャンスをもらえるし裁量権もついてくるので、働きがいがありますよ。
IT部門に興味があるけれど経験がなく不安……という方も安心してください。1年ほどかけて、プログラミング、コーディング、開発などの研修があるので、問題なく業務を遂行できるようになります。エネルギッシュな仲間との出会いを楽しみにしています」
自らの仕事に真摯に向き合い、「変えたい」「もっと良くしたい」と、常に目の前の課題に取り組んできた武田。小さな改善を積み重ねながら、やがて大きな挑戦へ。そのひたむきな姿勢は、FWD生命の成長を支える原動力になっています。
※ 記載内容は2023年9月時点のものです

