中学時代のプログラミング体験が開いた夢。警察官を経て、再びITの道へ
小さい頃からものづくりが好きだった前田。幼少期の夢は大工でしたが、中学生でプログラミングと出会い、新しい夢が芽生えます。
「中学生の時にコンピューターの授業があり、プログラミングの実習を受けました。今考えると非常に先進的だったと思います。自分で作ったものが目の前で動くことに魅力を感じました」
高校卒業後は、福岡にあるIT専門学校と通信制の大学とのダブルスクールで学ぶも、諸事情により1年半ほどで中退。しばらくフリーターとして働いた後、新たな道を選択します。
「将来の夢として、第一希望がエンジニアで、第二希望が警察官でした。父が警察官だったことや、自身も剣道と柔道の初段を持っていたこともあり、警察官になることを決意しました」
こうして、地元・長崎県で警察官となった前田。交番勤務を経て、本部機動隊に配属されます。
「毎日朝から晩まで訓練し、高総体での警備や、長崎県の精霊流しのイベントでの雑踏警備なども担当しました。非常に忙しい日々で充実していたのですが、ITへの想いが消えることはありませんでした」
25歳になり、前田は再びIT業界を志します。
「警察官として働いて貯めたお金を使い、もう一度専門学校へ入学しました。C言語やプログラミングの基礎を学び、基本情報処理技術者の資格も取得しました」
専門学校での学び直しを経て、東京にあるソフトウェアハウスに就職。エンジニア人生の第一歩となりました。
「SES(システムエンジニアリングサービス)エンジニアとして主に業務アプリケーションの開発に携わっていました。1カ月の研修後すぐに客先に配属され、OJTで学びながら仕事を進めていきました。
具体的には、金融関連の業務システム開発を担当しました。当初はVB6とSQLサーバー、Windowsサーバーを使用していましたが、その後Java開発が中心となり、UNIX系、オラクルDBの環境に移行していきました」
最初は若手の開発メンバーとして参加していたものの、途中からPLに近い立場になったという前田。
「三次請けという立場でしたが、見積もりやスケジュール立案、進捗管理などを担当するようになりました。2007年にインターンとして入社し、2016年頃まで約8年間在籍しました」
40歳を前にした決断。新たな未来を見据えて、一歩踏みだす
その後、転職を経て金融系アプリ開発に携わった前田。金融系の業務システム開発では、PMとしての役割も担うようになっていきました。
「アプリ開発ではSwiftを使用し、その後の業務システムではJavaScript、jQueryなどを使用したフロントエンド開発を行っていました。
PMとなってからは、とくにチームビルディングに注力しました。メンバーが抜けやすい環境だったため、若手メンバーには将来を見据えてリーダーシップを経験させるなど、メンバーが価値発揮することを意識して取り組みました」
前田がとくに大切にしていたのは、一人ひとりの個性に合わせたマネジメントです。
「たとえば、マネジメント志向の人にはマネジメント業務を任せ、技術志向の人には難しいコーディングや技術調査を任せるなど、適材適所を意識しています。
また、人を変えることは難しいと考え、注意するのではなく環境やルールを整備する方針に切り替えました。新人育成においても、できることを褒めながら伸ばしていくアプローチを心がけました」
PMとして経験を重ね、ベテランと呼ばれる立場になる頃、前田は転職を考えるようになります。
「40歳という年齢を考えると、定年後の再雇用も見据えて、新しい技術を身につける必要性を感じました。とくに、それまでオンプレ環境が中心だったため、クラウド関連の技術に興味を持ちました」
PMだからこそ新しい技術をもっと取り入れて知り、学び続けていきたい──そんな折、フレクトの採用選考に臨むことになります。
「1日で会社説明から面接まで行われる選考でしたが、会社説明をしてくれた方が非常に熱心に語ってくれ、『これほど人を魅了する会社なのか』と感じました。また、中途採用でも、1カ月間の手厚い研修があることにも惹かれ、入社を決めました」
これまでにない開発スタイルで得た、スピード感と成長
フレクト入社後、前田が最初に携わったのはSalesforceのCRM構築プロジェクトでした。
「要件定義から参画し、最初は一開発者としてプロジェクトに携わりました。後半からはPM補佐として関わるようになり、前任のPMが別プロジェクトに異動するタイミングで全面的にPMを引き継ぐことになりました」
プロジェクトは無事リリースを迎え、現在は保守フェーズに移行。前田は相談役として支援しながら、新たに営業支援システム構築案件でもPM補佐として参画しています。
クラウド未経験で入社した前田にとって、Salesforceの開発は大きな挑戦でした。
「未経験の領域なので覚えることが多く苦労することもあります。とくに、Salesforceのローコード開発は、新しい体験でした。
最初はスクラッチ開発と比べて不自由さを感じましたが、一方で開発スピードの速さには目を見張るものがあります。お客さまの要望を聞き、すぐにモックを作って動かすことができますし、画面の項目追加などの簡単な修正は5分から10分で対応できます。
スクラッチ開発で1カ月はかかるような作業が、1週間もかからずにリリースできる。要件定義から実装までのサイクルが非常に早く、3〜6カ月のスパンで開発が可能なのは大きな利点だと感じています」
また、日々研鑽を重ねる中で、学びの多さに成長を実感しています。
「プロジェクトを回すスピード感について変化を感じています。以前は依頼に対して1週間後の回答でも問題なかったものが、現在は翌日や翌々日には回答を求められます。ローコード・ノーコードの特性を活かし、素早く対応できるのはフレクトの強みだと感じていますが、私自身の知識がまだ追いついておらず、即座に解決策を提示できない場面も多いため、さらなる学習の必要性を感じています。
ただ、フレクトでは多くの勉強会が開催されており、学びの機会が多いです。参加できない場合でもアーカイブが残されているので、時間のある時に視聴しながら新しい知識を取り入れています。動画形式だと作業しながら聞くことができるので、とくに重宝しています」
成長を加速させる環境で描く、チームビルディングと育成へのビジョン
技術も理解できるPMとしてフレクトに入社し、さらなる成長を続ける前田。若手社員と交流する上で感じることや心がけていることについて、こう話します。
「フレクトのメンバーは、総じて高い能力を持っていると話をしていて感じます。そのため、私が伝えられることといえば、長年の経験から得た失敗談くらいです。
たとえば、お客さまとの関係で苦い経験をした話を共有し、同じ失敗を防ぐためのアドバイスをすることがあります。これは私自身も多くの先輩方から育てていただいた経験があるからこそできること。私も同じように後輩たちに還元していきたいと考えています」
そんなフレクトで働く魅力として、「学び続けられる環境」を挙げます。
「先ほど触れた勉強会もそうですが、学習環境の充実ぶりは最大の魅力だと感じています。“Fラボ”いった自己学習ツールをはじめ、動画やテキスト、技術書といった教材が豊富に用意されています。書籍購入の補助制度もあり、能動的に勉強したい人も、受動的に学びたい人も、それぞれの学習スタイルに合わせて知識を得られる環境が整っています。
技術面でのサポートも手厚いです。たとえば、Salesforceの経験が浅い社員でも、わからないことがあればすぐにSlackで質問でき、先輩社員からの丁寧なフォローがあります。
入社年次を問わず、みんなでコミュニケーションを取りながら学び合える雰囲気があり、交流も活発です」
最後に、前田は今後の展望について、直近の目標と中長期的な目標をそれぞれ持っています。
「まずは、チームビルディングや育成に力を入れつつ、フレクトの一員としてプロジェクトを着実に推進していくこと。それが直近の目標です。そして、将来的には会社組織のマネジメントにも挑戦したいと考えています。
業績目標の達成に向けた戦略づくりや、複数のプロジェクトの方向性をそろえていく仕事に興味があります。そのために、プロジェクト間の連携を強化し、チーム間で知見や課題を共有できる仕組みづくりにも取り組みたいです」
※ 記載内容は2025年3月時点のものです
